【19卒】住友化学の冬インターン体験記（理系/総合職）No.4086（慶應義塾大学大学院/男性）（2018/12/11公開）

インターンシップに参加する前は世間の噂通りお堅い会社というイメージが先行していた。しかし懇親会で話してみると、意外にも面白い方々がたくさんいて、お堅いというよりは色々なキャラクターの社員がいるということなのかと印象が変わった。お話好きな人もいれば真面目な人もいて、いい意味で社風に縛られていないという印象を持った。

有機化学だけ知っていればいいかと思っていたが、化学メーカーということもありこれからの事業について考えるには多少高分子化学の知識は必要である。学部で勉強した内容くらいは復習しておいたほうが有利に働くはずである。

この会社のインターンシップでしかなかったのが、将来の自分の姿を時系列で想像してみるということである。「自分が住友化学の社員だと仮定して」考える時点で、将来この会社で働く自分を想像しながらインターンシップに参加していた学生は非常に多いように思える。

様々な就活掲示板や先輩からの噂から、この会社は内定者をインターンシップ参加者からだいぶ大きい割合で出しているということを事前に聞いていたので。またお礼状のお返事が個人宛にメールで届いていたといこともあって、内定は確実ではないが他の応募者より先を行っているのではないかと感じられた。

まず言えるのは、インターンシップ参加前はお堅い会社という印象があったが、参加後は社員の方々の個性が光る会社なのだと印象が一変した。また財閥大手3社の中でも高い海外売上率や健康農業分野・情報電子分野といった今後の成長分野を有しており、安定性・将来性ともに申し分ないと感じることができた。

お礼状に対して個別でメールが返ってくるのもそうだし、1次ESを出すとその際の人事から直接奨学生募集についての電話があり、インターンシップ非参加者とは別ルートで本選考に進むことができる。

感謝のしるしとして、また礼儀としてインターンシップ終了後にお礼状を送ったが、その返信がテンプレートではなく個人宛にメールで返ってきた。

日常に密に関わる化学をしていきたいという自分の軸が根本にあった。そのため現在の研究内容を考えると製薬メーカーが近かったが、化学メーカーがもともと視野の中にあった。また大手であるか、業績は安定しているかも重要視していた。そのため、数ある化学メーカーの中でも財閥系含む総合化学メーカーの志望度が高かった。

総合化学メーカーの強みを直に感じることができ、志望業界・企業の軸がより一層固まった。またインターンシップの進行の仕方から見ても雰囲気の良い会社であり、この会社と他の数社を含めた3,4企業に志望度を集中できた。本選考エントリーが始まる3月を前にして第3志望くらいまでを明確に決めることが出来たのは非常に大きかった。