【化学×イノベーション、挑戦の証】【20卒】住友化学の夏インターン体験記（文系/研究職）No.4705（京都大学大学院/男性）（2019/4/4公開）

大学での専攻を問わず、IT業界など様々な分野を見ていたが、化学を専攻していることもあり化学系研究職というものを感じてみたいと思い参加した。化学メーカーのなかでも業界2番手で関西圏の化学メーカーである住友化学を選んだ。

動画選考があったので、事前に聞かれる質問などを就活サイトで調べて準備はしていった。
自己分析は早いうちからしておくべき。

エントリーシート → WEBテスト → 最終面接

化学に興味があること。また、企業にはいって自分が成長してたいという強い意志があることが評価されたポイントだと思う。

化学メーカーの仕事とはどういうものと考えているか。

全体的に、効率よく、良い物質を創製する仕事だと考えています。化学メーカーの仕事は、研究開発、生産技術、品質管理の3つに大きく分けられており、研究や実験をし、新しいものを創製する仕事が研究開発。大量に効率よく商品を生産する方法を考える仕事が生産技術。安全を守るため製品の品質をチェックする仕事が品質管理。この3職種が1つもかけることなく、合わさることで、世界に良いものが創り出されると考えています。そのため、どの職種の方々も、世界により良い製品を世界に送り出そうという熱意の元、化学物質を創り出し、働いているイメージです。

何故このインターンに応募したのか。

化学メーカーの研究職というものを体感してみたいと感じたからです。
私は、大学大学院と化学の研究をしてきて、化学の可能性は無限大だと感じるようになりました。私は、化学技術の力を用いて、スマホや液晶など様々な高機能材料を生み出す御社の技術力の一端を学べればと思っております。また、大学と企業の開発の差なども感じたいと思っております。

ビジネスゲーム。 グループで、イノベーション人材に必要な能力とは。について議論した。

1日目にやったこと

ビジネスゲームを行いながら、化学業界の川上から川下までを知る。
各チームが、自動車メーカーや素材メーカーなどに別れて、交渉をしながら売り上げを挙げていくもの。

2日目にやったこと

スティーブジョブズの話とともにイノベーション人材について考えさせられた。その講義の後にグループで、イノベーション人材に必要な能力とは。について議論を行った。

元研究職の人事

特になし。

ほとんどなかったが、昼食時に社員の方が同席してくれて様々な質問に答えて下さった。
化学メーカーならではのやりがいや、キャリアパス、研究の面白みを語っていただいた。
人事の方々もほとんどの方が研究職を経験されていてとても親近感がわいた。

技術系のインターンだったのに、内容は文系インターンそのものだった。
求めていたものとは違ったが、技術職だろうが文系職だろうがイノベーションを起こせる人材は必要ということを感じた。ただ、これだけの大企業の中で、つまりあまり失敗が許されない中でイノベーションを起こすということは中々難しいと感じた。

ビジネスゲームを行い、化学業界の川上から川下までを知ることができた。原料の調達から製品ができあがるまで、数得きれないほどの会社が関わっていると知った。また、時代によっては最盛期の製品も10年経つと、全く売れなくなりそれに関連する企業もつぶれてしまうという流れを体感できた。

初めてのエントリーだったため、ESの基本的な書き方やロジカルシンキングのwebサイトや本、セミナーを受けたりした。その中でも、就活サイト（ONE CAREERや外資就活）などで過去の先輩方のESを見て、文章の構造をまねて書くことはためになった。また、自分では気づけない点に気づけるという意味で、友人や先輩にESを見もらうことは非常に効果的。できれば、ベンチャー企業などでESや面接の対策を実践でしておきたった。

たしかに化学は面白いし研究開発もとても魅力的なことだとは感じたが、
化学メーカーを選び自分の人生をかけてやりたい事業は無かったため、それは自分にとってリスクだと感じた。やりたいことがある人は迷わずメーカーに行くべきだと思うし、うらやましいと思う。ただ、私みたいにやりたいことがあまりないが、なりたい姿なら決まっているというパターンの人は、何か軸を見つけてその軸の頂点の企業に行くべきだと思う。（私の場合は課題解決能力、成長。）成長に関して、日系メーカーは外資、ベンチャーに比べ遅いと感じた。外資、ベンチャーの中にも成長の質というものがあるのでそこまで理解して就活ができるといいと思う。

イノベーション人材をというテーマをインターンを通して伝えていたので、研究職一本で他は見ていませんという人よりかは、様々な分野、企業を見て広い視野と成長意欲を持つ人材を欲していると感じた。私は、それを推せるだけの自己分析と経験を用意することができるため内定が出ると感じた。

先述したように、化学メーカーの仕事というのは非常に面白いと思った。新たな機能や価値を世の中に提供できるのはメーカーの魅力だと思う。しかしながら、企業の研究職として新しい技術の開発に携わることができるのは一部だと感じたし、それならばアカデミックで研究をした方が自分のやりたいことができると感じた。

インターンシップの参加者人数に対して、社員の方の人数が少なく各人を見ているという印象はあまり感じられなかった。また、優遇選考の話なども社員、参加者からでてこなったため有利にはならないと感じるが、なんにせよインターンに参加した事実は貴社に興味があるという事実の裏付け、ESの書きやすさからしてメリットでしかない。

特になかった。インターン後、次回のインターンの情報や選考の情報が流れてくる程度で
優遇選考に招かれるということはない。

ITベンチャーから、外資系大手メーカー、コンサルティング会社など幅広く見ていた。
化学専攻で大学院生ということもあり、化学メーカーの働き方というものにもとても興味があった。自分のなかにこれをやりたいという確固たるものはなかったが、何かに没頭して世界を豊かにしたいという夢があったため、夢を最大化できる企業を探していた。

志望度に変化は無かった。ただ、技術系のインターンだったのに、内容は文系インターンそのものだった。求めていたものとは違ったが、技術職だろうが文系職だろうがイノベーションを起こせる人材は必要だということを感じた。良くも悪くも、財閥系の巨大化学メーカー。チャレンジングなこともしているが、自由度がそこまであるとは思えなかった。また、社員の方々もおっとりした方が多い。また、メンバーの研究の話を聞くのは非常に面白かった。