18卒 本選考ES
技術系総合職
18卒 | 大阪大学大学院 | 男性
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Q.
当社を志望する理由を教えてください。 200文字以下
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A.
私は人、社会、地球環境のよりよい関係をつくり活動するという貴社の姿勢に対して共感いたしました。私は自分が携わった製品が社会貢献につながるような仕事を希望しているため貴社を志望いたしました。中でも自分は大学の研究で有機半導体の基礎研究を行っているため、環境・エネルギー問題の解決策の1つである有機薄膜太陽電池に興味をもっており、可能ならばこの分野で貴社に貢献したいと考えております。 続きを読む
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Q.
上記職種(研究開発・生産技術)を希望する理由を教えてください。 200文字以下
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A.
私は自ら携わった製品が世に出て社会貢献につながる仕事を望んでします。それらの仕事の中でも最終的な化学製品の基盤となる研究・開発の仕事に取り組みたいと考えております。わたしは大学時代の研究では有機半導体の基礎研究を行っていたため、有機ELや有機薄膜太陽電池といった有機半導体デバイスに興味を持っています。大学で得た知識や経験を活かす意味でも、これらに携わる研究を行いたいと考えています。 続きを読む
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Q.
現在行っている研究概要を簡潔に記述してください。 その際、従来技術(研究室の保有技術)とご自身の研究テーマ部分を明確に区別して記述してください。600文字以下
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A.
従来のシリコンなどを用いる無機半導体に比べ、低コストかつフレキシブルな性質を持っている有機半導体は次世代を担う半導体として注目を集めています。有機半導体デバイスでは金属電極と有機半導体薄膜界面に生じる電子状態を電荷が通ることにより機能します。そのため、有機半導体薄膜/金属電極界面の電子状態を明らかにすることは有機半導体デバイスの性能を向上させるうえで、指針となります。界面の電子状態には電子の通り道となる非占有準位への理解が必要不可欠ですが、基底状態で電子が存在しないため測定手法が限られており、知見も多くありません。当研究室では2光子光電子(2PPE)分光という手法により、非占有準位の測定を行なっています。私の研究では有機半導体薄膜にDBPという分子を用いて測定を行いました。DBPは有機薄膜太陽電池の中で比較的高い変換効率が報告されている分子であり注目されていますが、先行研究は少なく電子状態に関しては不明瞭なままでした。本研究では炭素電極として用いられる高配向性熱分解グラファイト(HOPG)にDBPを蒸着させた系に対して2PPE分光を行い、非占有準位の測定を行いました。実験によって得られた値は先行研究で行われたDFT計算と整合性が取れていることが確認できています。現在は詳細な非占有準位への励起ダイナミクスを知るために時間分解2PPE分光を用いて非占有準位への励起寿命を測定しています。 続きを読む
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Q.
上記の研究に取り組むうえで、あなた自身が考えて行った解決手段と、解決手段に至った背景(発想)について記述してください。 例えば、どのような実験中(解析中)に、どのような事象に気付いて(誰のアドバイスで)、何を考えた、など具体例を挙げて分かりやすく記述してください。 600文字以下
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A.
私の研究ではパルスレーザーを用いた光電子分光を行っています。私が測定を行った当初、スペクトルの光電子強度が弱く、過去のデータと比較してもきれいなスペクトルが取れませんでした。そういったことを私の研究室の助教に相談すると、ミラーによる光の集光がうまくいっていない可能性を指摘されました。そのため焦点距離の異なるミラーに変更し光路を変更するなどして調節を繰り返しました。最初のうちはサンプルに光が当たらないなどの問題が発生し苦労しましたが、原因を考え、何度も調節し、測定を繰り返しました。その結果、光電子強度は増大し、過去のスペクトルと見比べても遜色ないきれいなスペクトルになりました。また私は研究概要にもある通り、現在時間分解2光子光電子分光を行っております。この手法ではレーザーの光路を2つに分け、光路差を設けることにより非占有準位への励起ダイナミクスを調べる手法です。しかしながらこの手法では光路差が長すぎると測定が上手くいかないため、最初のうちは測定が上手くいきませんでした。そこでものさしで実際に光路の距離を測ることにより光路差を見積もり、ミラーの位置や角度を調整しました。これを何度も繰り返すことで光路差が小さくなる条件をみつけることができ、測定を行うことができました。上記のように私は問題の原因を考え、論理的に解決策を見出し、粘り強く作業を行う能力を研究で身に着けることができました。 続きを読む
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Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。 600文字以下
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A.
私は「関西学生奇術連盟」という関西の大学のマジックサークルの交流を企画する団体の委員長を務めていた経験があります。そこでは「積極的に物事を進める」力と「問題に対する解決方法を考える」力を身に着けました。私はプロマジシャンによるレクチャーを自ら提案し、企画を行いました。この案には連盟のメンバーにも賛同してもらったので全員で協力して進めることができました。プロマジシャンを呼ぶにあたり、最も問題になってくるのが予算の確保でした。そこでまず私が直接プロマジシャンの方と交渉を行い、最初にこのイベントの有意義さを熱弁致しました。そこから値段の交渉に入ったため先方もこのイベントを気に入って下さり、破格の金額でレクチャーをして頂けることになりました。次に問題となったのが参加人数の確保です。プロマジシャンの方の出演料の関係上、参加費は多くなり、その分参加人数も減ってしまうと考えました。そこでプロフィールなどをのせたパンフレットを事前に配布するほかに、そのプロマジシャンの方が実際にマジックをしている動画を各大学に提供し、その方の魅力や人柄を見て、聴くことによってより知ってもらおうと考えました。これらのことを実践した結果、レクチャー当日は参加者は大勢集まり、質疑応答の時間は質問が途切れることなく行われ、レクチャー後のアンケートではたくさんの方から好評価を頂きました。 続きを読む