
23卒 本選考ES
技術系 研究開発
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Q.
応募職種の希望理由
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A.
私は、大学の研究で既存の有機触媒の触媒活性の向上を目指しました。この研究活動の中で、既存の知識・技術を変換・応用することで革新的な技術や素材開発の可能性を模索する活動に大きなやりがいを感じました。そのため、新たな素材の開発や物性の向上を目的とした基礎・応用の研究開発職での仕事を志望しております。 続きを読む
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Q.
会社の志望理由
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A.
貴社が掲げておられる「化学の力で地球を救う、あなたと共に未来を創る」という使命に共感し、私も携わりたいと思い志望しました。私自身も大学での研究活動をきっかけに、革新的技術の開発という形で社会に貢献したいと考えるようになりました。その中で、社会課題に対して積極的に解決策を提案しておられる貴社の姿勢と独自技術と外部からの技術の融合を推進する産学官連携を強化しておられる貴社の研究活動に魅力を感じました。 続きを読む
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Q.
実験機器・計測機器・ソフトの取り扱いで習熟しているもの
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A.
グローブボックス、NMR、サイズ排除クロマトグラフィ(SEC)、MALDI-TOF MS、FT-IR 続きを読む
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Q.
研究概要
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A.
○○○○○○○○である○○○○○○○○は金属触媒を用いて工業的に合成されます。しかし、触媒由来の金属種を製品から完全に除去する事が困難であり、残存金属種の生体への悪影響が懸念されます。このような背景から、金属元素を含まない有機分子触媒を用いた○○○○○○○○の合成法が検討されています。当研究室 でも双性イオンである○○○○○○○○が○○○○○○○○を触媒することを報告しています。○○は作物のテンサイに多く含まれる物質であり生体安全性が高い一方で、他の高活性な有機分子触媒と比較すると触媒活性が低い欠点があります。そこで 私達は、○○の類似化学構造を有する○○○○○○○○に注目し、本触媒系の触媒活性の向上を目指しました。これまでに○○○○○○○○である○○○○○○○○を用いて○○○などの精密合成を達成しています。この時、○○○○○○○○は○○と比較して約130倍の高い触媒回転頻度を示し、触媒活性の向上を達成しました。更に、○○○○○○○○の○○○○○○○○や対アニオンの化学構造の違いにより触媒活性が変化することを明らかにしています。 続きを読む
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Q.
研究で見出した課題、解決手段、背景について
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A.
私達の研究では、重合の仕込み時に水分子をできる限り除去することが大きな課題でした。重合の開始剤にアルコールを用いており、水酸基から重合が開始するように反応設計されています。水分子が混入した場合、水由来の水酸基が開始剤として働くため、副生成物として両末端構造が水由来の水酸基である○○○○○○○○が生成されます。これにより、狙い通りの開始剤由来末端構造を有する○○○○○○○○のみを合成することが困難となり、構造明確なポリマーの精密合成が達成できなくなります。当研究室では水を除去することを目的に、ストック溶液を用いて反応容器に触媒を導入し、反応容器ごと真空乾燥を行って水分子の除去を行ってきていました。しかし、今回用いた○○○○○○○○で同様の操作を行ったところ、わずかに水分子が残留し、上述の副生成物の生成が確認されました。この原因は、触媒として使用した○○○○○○○○の高い潮解性を有しており、十分な乾燥が行われなかった事であると考えました。そこで私達は、真空乾燥時に同時に加熱を行うことにより更なる水の除去を図りました。その結果、重合系中での水分子による副反応を抑制することに成功しました。 続きを読む
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Q.
上記の解決手段と従来の手段の差異と利点
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A.
従来の水の混入の対策は、グローブボックス内でモノマー・開始剤・触媒などを仕込む方法が用いられます。一方で1mg未満の少量の触媒を仕込む際は、ストック溶液を用いて触媒を導入し真空乾燥で溶媒・水を除去する方法が簡便です。本研究は後者の方法で触媒を導入しています。今回、加熱により水の除去効率が大幅に向上した結果、ストック溶液を用いた触媒導入法による水の混入可能性が減少し簡便かつしえ密な重合を行えました。 続きを読む
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Q.
これまでの経験から得たスキルセットについて
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A.
私は2つの重要なスキルを習得しました。1つ目は課題に直面した際の能動的な行動力です。目的ポリマー以外に構造不明確なオリゴマーの存在がSEC測定により判明した時は、指導教官や博士課程の先輩と積極的に議論して多くの意見を吸収したり、先行研究や類似研究の論文を読んで情報の収集に努めたりすることで問題に対処しました。その結果、水分子がオリゴマーの発生原因だと推察し、水分子の更なる除去を図りました。2つ目は綿密な計画能力です。本研究は環状エステルの重合について様々な重合条件を検討するため、幾度も同様の重合実験を行わなくてはなりませんでした。一方で、研究室運営に必要な雑務や輪読会・ゼミの資料作成なども同時に行う必要があるため、効率的な時間の活用が求められました。そこで、研究や雑務について空き時間を補完し合う様に2週間程度の中期的な計画を作成し続けることで日々の効率性を向上させました。以上の二つの能力は研究活動を行う上で最低限必要なスキルであると認識しております。貴社の研究開発職に携わる際には主体的な行動力と周到な計画能力、そして、研究で培った実験技術を駆使して技術向上に貢献したいと考えております。 続きを読む
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Q.
学生時代に力を入れたことを通じた自己PR
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A.
私は企画・仕事の遂行において綿密な計画を思案し、行程の管理を徹底できる人間です。この特徴が強く発揮されたのが大学祭実行委員会の活動です。私は特設ステージの設営・撤収に特に力を入れました。例年、大学祭の特設ステージは屋外に設営していましたが、私達の担当年度は有料ライブの開催の都合で体育館にステージを設営することになりました。しかし、体育館では他に複数の企画の開催が既に決定していました。これにより、各企画の設営・撤収作業が互いに阻害しあって大幅に作業が遅れる可能性が発生しました。そこで私は、当日の行程表を作成するのに先立ち他企画の責任者と綿密な打合せを開催しました。各企画の必要機材を運搬する動線や各作業場所のタイムテーブルなどの計画を責任者間で齟齬が無い様に共有し、情報を包括・統一した行程表を作成することで作業効率低下の対策を突きつめました。また、当日の現場での総指揮としての動きのシミュレーションを反復して備えました。その結果、例年同様の時間内で設営・撤収の完遂に成功しました。この活動で得た他者と綿密に連携を取る能力は貴社での集団での研究活動に大きく貢献できる力であると考えております。 続きを読む