【機械学習の挑戦と成長】【19卒】Ｄ２Ｃの冬インターン体験記（理系/データサイエンティスト）No.2484（東京理科大学大学院/男性）（2018/4/11公開）

irootsを通じて直接お誘いを頂いたことがきっかけです．もともと機械学習に興味があり，趣味でやっていたのですが，それをプロフィールに記載していたところ声をかけて頂きました．独学だけでは限界を感じていた所にこのようなお誘いを頂いたため，即座に参加を決意しました．

機械学習，特にDeepLearningについておさらいをしておきました．初心者でも大丈夫とのことでしたが，pythonや機械学習の基礎知識は必要だと思います．

機械学習を用いたターゲティング用ユーザセグメントの検討

前半にやったこと

インターンシップは7日間行いましたが，実際にみんなで集まるのは最初と最後のみで，他の期間はチャットを用いたテレワークが主なものとなりました．最初の日は，プロのデータサイエンティストの方から基本的な機械学習と開発環境についての講義を受け，全員のレベルを最低限度まで底上げしてもらいました．また，課題の内容について説明を受け，グループ内である程度の方針や役割を決めて初日は終了となりました．週の前半は主にどのようにして精度を上げるか，そのためにどのような手法を用いるかを話し合い，各自のスキルアップに時間を使いました．

後半にやったこと

後半は学習した様々な手法を実践して精度の向上を図りつつ，発表資料の作成を行いました．
最終日は，各グループが一週間かけて取り組んだ成果を社員の方たちにプレゼンし，フィードバックを頂きました．

人事部/技術職(データサイエンティスト)

なし

社員の方も同じメンバーチャットグループに入っており，質問をするとすぐにフィードバックを頂ける素晴らしい環境でした．読んだ方が良い本から，おすすめの手法，何故こういう処理をするとこういう結果になるのかなど，色々な質問に答えて頂きました．最後の発表では，私たちのグループが一番新しいことに挑戦していた．データサイエンティストとして最も大切な素養は好奇心である．とおっしゃっていたことが印象的です．

とにかく機械学習に関する様々な知識・手法を学ぶのがとても大変で，夜中3時近くまでメンバーとチャットで進捗を報告しながら作業するのはざらでした．会社側も初めてのインターンシップとのことで色々と大変だったらしく，課題のレベル設定が高くなってしまったとおっしゃっていました．実際の業務で用いているデータを使用していることもあり，大変だが非常に貴重な経験が出来たと思います．

プロの方から機械学習についてあれほどまでに手厚く教えて頂けることはまずないので，とても素晴らしい経験でした．用いるデータも業務で使用している本物のデータを提供してくださったので，非常にリアリティのある作業が出来ました．また，仲間たちと連携を取りながら一つの難題に挑戦していくという経験は，今後社会に出て働くに当たって最も必要なことなのではないかなと思います．

やはり機械学習全般・あとは統計学についてよく勉強しておいた方が良いです．私は基本的な知識は持っていましたが，それだけでは到底太刀打ち出来ない課題でした．もちろん講義である程度のレベルまで引き上げてはもらえますが，それでも全く足りません．作業と並行して独学で学んでいくのはとても大変なので，事前に何か機械学習の課題を解いていくぐらいした方が良いかもしれません．

社員の方がおっしゃっていましたが，データサイエンティストとして働くに当たって今回やった機械学習のような言うなれば華々しい作業はどちらかというと少なく，顧客のニーズ調査や地道なデータの前処理のような泥臭い作業が業務の大半を占めるそうです．今回はそのような部分は殆ど体験しなかったため，働いている自分を想像するまでには至りませんでした．

確かに非常にハイレベルな学生も少数いましたが，大半は興味がある程度のレベルの学生でした．機械学習に関してある程度の素養を持っている方ならば内定を頂くことはそこまで難しくないのではと思います．また，技術だけでなく好奇心や積極性なども非常に重要視しているので，そういう部分でも自信はありました．

機械学習自体は好きですしとても楽しかったですが，データサイエンティストとしての業務はそういう部分がどちらかといえば少ないというお話を伺ったからです．そういう部分も込みで機械学習が好きだという方には非常に向いていると思いますが，私にはそこまでの情熱がありませんでした．

そもそもこのインターンシップは企業の方が見込みありだと思ったメンバーのみを集めた少数精鋭だった上，チャットで活動するという形式上，自分の頑張りはストレートに人事の方にアピールすることが出来るからです．期間中も非常に積極的に活動していたため，まず間違いなく内定は頂けると思いました．

もともと大手のメーカーやITコンサルティング業界を見ていました．具体的にはソニーやパナソニック，HPEやSCSKなどです．BtoC，BtoBという違いこそあれど，自分の仕事を広範囲に影響させることが出来るという点では軸はぶれていないと思います．ですが色々なインターンシップに参加するうち，研究職などで製品を作っていくよりもチームのリーダーとしてプロジェクトを引っ張っていきたいと思うようになり，ITコンサルティングに絞りました．

もともと趣味で機械学習に取り組んでいたため，これを仕事にしようとまでは考えていませんでした．実際データサイエンティストとして作業をしていて，楽しい部分もありましたが，これを主軸に据えた仕事は難しいとも思いました．但し，例え別の仕事であっても，今回学んだような機械学習を用いてその仕事を効率化していくことはでいると思うようにもなりました．