22卒 本選考ES
技術開発職
22卒 | 東京理科大学大学院 | 男性
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Q.
OKIならびに配属希望職種を志望する理由を記述してください。(300文字以下)
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A.
私は貴社で知的財産業務に携わりたいです。私は、大学院にて知的財産に関する講義を受講し、「企業は技術力を有するだけでは不完全で、知的財産の適切な運用が必須である」ということを学びました。そこから知的財産の重要性に気付き、知的財産業務に携わりたいと思うようになりました。加えて、魅力的な製品・サービスを提供している企業の下で多様な技術に触れたいという思いから、「進取の精神」で社会環境の変化に迅速に対応し、社会インフラを支えている貴社を志望致しました。AIエッジやATMなど、多種多様な技術における発明発掘を手助けし、知的創造サイクルの形成や知財戦略に参画することで、貴社の更なる成長に貢献したいです。 続きを読む
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Q.
「あなたのキャッチコピー」を記述してください。(40文字以下)
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A.
「雨垂れを大切にする人間」です。日々の小さな努力・成功を大切にしています。 続きを読む
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Q.
これまでの人生であなたが成長できたと思えた出来事を教えてください。 *技術開発職希望者(修士以上)は、研究テーマとその内容を記入してください。(500文字以下)
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A.
研究テーマは、「有機物超伝導体EtMe3P[Pd(dmit)2]2で発現する超伝導状態の解明」になります。 超伝導体と言うのは、電流を流した時に電気抵抗がゼロになる物質のことであり、その特異な性質から産業上の応用が期待されている物質です。しかし、超伝導体については理論的に未解明な部分が多く、現代物理学の最大の問題の一つとして捉えられています。 本研究では、一般的に知られる「無機物の超伝導体」ではなく「有機物の超伝導体」について超伝導特性を調べることで、超伝導をより深く理解し、超伝導の理解に一石を投じるべく研究を行っております。より詳細には、NMR法という実験手法を用いて、超伝導体内の電子状態を明らかにする測定を行っております。 研究では、「研究対象の試料で実現する超伝導状態は、今までに報告例が極めて少ない新奇の超伝導状態であること」を強く示唆する結果を得ることに成功しました。我々はこの特異な超伝導状態を「スピン三重項超伝導」と呼んでおり、この物質の特性を更に探ることで超伝導全般に関する理解が進むと考えております。現在は得られた結果をまとめ、海外の科学誌に論文の投稿を予定しています。 続きを読む
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Q.
その出来事の中で、ご自身の役割を教えてください。(任意)
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A.
先輩と共同で研究を行っており、先行研究の調査や実験のアイデア出し等の役割を担っておりました。 続きを読む
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Q.
その出来事に取り組んだ背景とこだわりを教えてください。(400文字以下)
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A.
大学二年次に、教科書のコーヒーブレイクのページを何気なく読んでいたら、「超伝導」という非常に特殊な現象があることを知り、超伝導に興味を持ちました。また、同じページに“超伝導の発現機構解明は、現代物理学の抱える最大の問題の一つである”という一文が記載されていたことがきっかけで超伝導研究をしようと強く思うようになりました。 研究でのこだわりは、試料の発熱を抑えた測定(NMR測定)を行ったことです。超伝導体は、高温域では通常金属として振る舞い、低温域まで温度を下げることで初めて超伝導状態になります。そのため、低温域で測定する必要があるので、測定中に試料が発熱する可能性があると「超伝導状態の観測を行っていたはずが、金属状態の観測をしていた」ということになりかねません。私は、NMR測定において試料が発熱しないように、測定中に使用する電圧を減衰させる工夫を取り入れ、確実な超伝導状態の測定に成功しました。 続きを読む