20卒 インターンES
技術職
20卒 | 京都大学大学院 | 男性
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Q.
当社インターンシップの志望理由を(希望テーマの選択理由も含めて)記載してください。 (600文字以上800文字以下)
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A.
私は機械学習に関する事業に強く興味を持っており、将来的にそれらの職に携わりたいと思っております。そこで、貴社のインターンシップを体験することによって、機械学習を用いる事業への理解を深めたいと考えております。 近年、顔認証や音声認証などの機械学習を用いた技術が日々進化しており、機械学習分野は現在最も注目されている分野の一つとなっています。これらの分野は、応用の幅が広く、これからの時代で中心になりうる技術であり、今後どのように発展していくのか強く興味を抱いております。しかし私は、今の時代や将来にどのようなニーズがあり、どのような機械学習分野が発展してくのか抽象的にしかわかっておりません。そのため、自身の今までの経験が機械学習分野の中でどのような活かすことができるか判断しかねています。そこで、御社のRECAIUSの事業の現場を経験することで、機械学習に関する事業に対する理解を深め、私自身の将来設計につなげていきたいと考えております。 加えて、私は研究にて、宇宙環境を測定する人工衛星から送られてくるデータの解析を行っています。観測データは多くのノイズや欠損を含んでおりため、それらのデータの解析では機械学習を用いたデータの種類分別が非常に有効であると考えております。そこで、貴社のRECAIUSの事業を体験することによって、貴社に所属する優秀な社員とともに最先端の情報技術やニーズ分析を経験したいと考えております。それによって、その経験を自身の研究に活かし、研究をより良いものにしたいと考えております。 続きを読む
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Q.
研究内容、もしくは力を入れている学問の内容を記載してください。 (800文字以上1400字以下)
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A.
私の研究室では地球周辺の宇宙環境に関する研究を行っており、主に地球周辺の高エネルギー粒子による領域に関する研究しております。地球周辺の高エネルギー粒子領域は放射線帯と呼ばれています。放射線帯は太陽風によって生じる磁気嵐の影響によって発生・消失することが分かっていますが、その詳細なメカニズムは明らかになっていません。放射線帯は、人工衛星の故障や宇宙飛行士への健康被害をもたらすことが危惧されている領域であり、人類の宇宙開発を大きく妨げる可能性があるため、現在研究が急がれています。近年、宇宙上で発生し、周波数を変化させながら右旋回して伝搬する特殊な電波(コーラス波)と電子の相互作用が放射線帯の生成に大きく関わっているという理論が注目されており、盛んに研究が行われています。 私の研究は、人工衛星の観測データを解析することにより、コーラス波と電子が互いに及ぼしあう影響について明らかにし、その理論の妥当性を強めることを目的としております。先行研究によって、地球磁気圏内における電子はコーラス波からエネルギーを得ることで効率的に加速されることが知られています。また同様に、宇宙上に存在する電子のエネルギーが下がったとき、コーラス波が発生したり強まったりすることも観測されております。現在の理論研究では、このような電子とコーラス波の相互作用に関する研究が大きく進められており、コーラス波と電子が相互作用をしてエネルギーをやり取りする際にエレクトロンホールと呼ばれている領域が存在することが分かってきました。このエレクトロンホールは、理論上では存在することが分かっていますが、実際に観測された前例はまだありません。そのため、人工衛星の膨大な量の観測データからエレクトロンホールが存在しそうなイベントをピックアップし、エレクトロンホールの観測例の発見することで、その理論の妥当性を確かなものにする目的で研究をしております。 続きを読む