18卒 インターンES
経験デザイン
18卒 | 多摩美術大学 | 女性
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Q.
作品の受け手の課題をどのように設定したか記載してください。
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A.
私は6年間中高時代に演劇をしていたのですがその活動の大きな支えとなったのが大人気演劇漫画ガラスの仮面でした。ガラスの仮面は私にとって演劇の魅力を教えてくれた思い出深い作品であり是非いろんな人に面白さを知ってほしいと思っている作品です。しかし漫画は全部で49巻。一巻から遡るのは時間がかかりますしストーリーの変動も激しいことからストーリーを簡単に伝えようとしても本当も良さを伝えることは難しいです。なのでこの作品の課題はいかにガラスの仮面が面白い漫画であるかを視覚的にわかりやすく訴えることでした。そこで私はインフォメーショングラフィックスを用いてグラフなどを使いガラスの仮面全49巻を表現しようとしました。49巻もあるため大量の情報を扱わなければならずうまくまとめるのに苦労をしましたがこれを見るとガラスの仮面のストーリーの厚みや、主人公の努力家である点、ライバルが主人公に負けずとも劣らない力の持ち主である点などが見て取れる作品になっています。 続きを読む
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Q.
作品が与える利用体験をどのように設計したか記載してください。
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A.
このインフォグラフィックスはガラスの仮面のストーリーを盛り上げる重要な要素になっている主人公北島マヤの1.努力のシーン2.感情を込めて演技ができたシーン3.観客が感動したシーン4.周りのキャラクターからの演技の凄さに恐れ戦くシーン5.ライバルが恐れるシーン6.劇中劇全体のシーン、以上六つの場面を各漫画の中の劇中劇ごとにページ数を数えそれを円の大きさにあらわしたものです。 この円のグラフから主人公が努力を重ねて成長していくスポ根要素の強い漫画であることがわかり、主人公は周りの人を圧倒させる力を持っていることがわかります。そしてそれをライバル姫川亜弓の場合のグラフも見せることで、二人の円が大きく重なっている「奇跡の人」と「二人の王女」の劇中劇が作品の一番の盛り上がりを見せている場面だとひと目でわかるように設計しました。 続きを読む
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Q.
作品に落とし込む際に工夫したことを記載してください。
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A.
この作品は「奇跡の人」と「二人の王女」の部分の円の大きさは今でも大きな円になっていますがこの最終形態になる前はもっと大きいものでした。その大きさは大きすぎていくつもの円に大きく被さってしまったり、アートボード上から大きくはみ出てしまうほどで、それくらいその二つの公演はガラスの仮面の漫画の中でかなりのページ数をかけて描かれているものでした。しかしその円の大きさにしてしまうとその円ばかりが目立ってしまい、他の見せたい情報がうまく伝わらないと考えたため、ページ数に対する円の大きさの上限を決め、一つの円が大きすぎないようにしました。インフォグラフィックスは情報を正確に掲載することも大事ですが、うまく鑑賞者に伝えないと意味がないので、見せ方の調整をする必要がありました。 続きを読む
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Q.
リサーチを行った場合、どのようなプロセス、手法を用いて行ったか記載してください。
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A.
まずJ-Popの歌詞が検索できるサイトで、日本の女性アイドル・男性アイドル・演歌・アニメソングの代表的な作詞家の秋元康・松本隆・松井五郎・畑亜貴・星野哲郎氏が作詞した各々の代表曲200曲の歌い出しを「あなた」が入るもの、「天気」に関係するもの、英字が入るものなど歌われている内容を22種類に分類しました。 そして分類された歌詞の中で「恋」「夜」「海」「君」「夢」のワードが特に数が多かったことから、それらのワードが歌われている歌詞を200曲の中から抜き出し、作詞家ごとに歌詞のフレーズを数え、五人の中での割合を計算。そしてそれぞれの歌詞を割合に忠実に円状に配置しどの作詞家が五つのワードの中で特にどのワードを用いた歌詞を書くのかわかるようにしました。 続きを読む