【光ケーブルの未来】【21卒】東日本電信電話（NTT東日本）の夏インターン体験記（理系/ネットワークプランニング5days）No.7732（東京工業大学大学院/男性）（2019/9/27公開）

応募理由は情報通信分野の業務に対する理解を深めるためと、NTT東日本の社風を知るため。
情報通信業界のインターンを探していたときに、就活スカウトサービス(Labbase)でNTT東日本の担当者からDMを受け取り、このインターンを知った。東日本の通信インフラを独占している企業であり、大規模な事業に取り組める点が魅力的であった。また、保守的な社風であるという先入観があったが、最近ではIoT技術の導入による製造業および農業の生産性向上など、新たな事業領域にも挑戦していることも調べているうちにわかった。以上からNTT東日本自体にも興味を持ち、仕事の内容や社風を知りたいと思い、応募した。

ESを書く際に就活会議などの就活サイトを参考にした。また、グループディスカッションの前には就活サイトで傾向を調べ、議論の進め方やタイムスケジュールを考えて臨んだ。

東京オリンピックの選手村まで敷設する光ケーブルのルートを、コストや工期、周辺の需要などを考慮して決定せよ

前半にやったこと

冒頭にNTT東日本全体に関する説明があり、その後ネットワーク構築や設備についての基礎知識に関するレクチャーを受けた。途中設備所見学と現場での業務体験を挟んだ後、グループワークに必要なコスト、工期、需要の算出方法の説明を聞いた。

後半にやったこと

光ケーブルのルートの候補を挙げ、前半に教わったことを使ってコストや工期、需要を計算していった。これと並行して、国土交通省や電気、水道、オリンピック委員会などの職員（社員の方々が演じる）と、ケーブル施設の許可や、共同工事による工期短縮を取り付けるための折衝を行った。ルートが決定した後、パワポで資料を作り、発表した。

総合職の社員/人事部

クッキー

発表内容に関してはまずまずの評価を頂けた一方で、斬新な発想を大事にしてほしい、と言われたことが印象的であった。コストや工期を抑えようとするあまり、ありきたりの結論になってしまったことについて、社員の方々が残念がっていた。この辺りから、決して保守的でなく新たなアイデアを拾おうとする姿勢が感じ取れたような気がした。

社員の方々との折衝を進めることが難しかった。実際の折衝現場と同様に、相手方にもメリットのある提案を行わなければ同意を得ることができなかった。一方的にこちらの要求ばかり出していては協力を得られない、というのは当たり前のことであるが、恥ずかしながらこれまでの学生生活でこの辺のことをさほど意識していなかった。winwinの関係を目指すことが仕事において重要であるということに、このグループワークを通じて初めて気づいた。メンバー全員で協力を取り付けるための施策を必死に考えた。その他、グループワークに取り組める期間が実質2日半しか無かったため、時間配分が厳しかった。

一番の収穫は、ネットワークプランニングへの職業理解が深まったこと。ITや情報通信といったワードから、プログラミング等を用いるパソコン重視の業務だと考えていた。しかし実際にはそれほど重要視されず、むしろ人とのコミュニケーションが重要な仕事であることがわかった。実際、グループワークのルート策定や折衝では、人と議論を交わし、協力を取り付けることが肝であった。

必要な知識については前半に説明を受けるため、事前に準備していく必要はないと考える。強いて挙げるとすればパワポにまとめるスキル。

私は将来、技術に触れながらも、人と関わるような職に就きたいと考えている。しかし、理系の技術職や研究開発職には一人ないし少数で黙々と働くというスタイルの職場が少なくなく、そういった職場は今のところ少し合わないかなと感じている。一方で、ここなら多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事ができそうだと、本インターンを通じて思った。社員さんは温厚でやさしい方ばかりで、職場環境もよさそうだと感じた。

業務内容や職場環境が理解できたことで、自分のやりたいこと、志望する理由を具体的に述べることができるようになったと考えるため。まだ他の会社や業界をあまり見れていないので、他もしっかり見て比較をすることで、志望動機をはっきりさせていきたい。

業務内容を知り、やってみて面白いと感じたから。また、実際にこの会社でどのような仕事をするのか、イメージが明確になったから。加えて、社員さんの話から、人間関係や福利厚生、働き方などの職場環境がよいことが伺え、安心して働くことができる環境だと感じたから。

表向きは本選考に一切関係ないとしている。しかし、5日間社員の方々の目の前でワークに取組む他、昼食時や最終日の懇親会では直接話ができるため、自分の長所をアピールできる機会は十分にあると考えている。

専門が理工系であるため、漠然とメーカーなどの製造業に就職することを考えていた。一方で、昨今のIT技術の進展によって様々な業界に革新が起こっているため、これらに携わるのも面白そうだと思っていた。ITの中でも情報通信業界はその根幹を成り立たせる領域であり、事業規模が大きいこと、多くの分野に関連することも魅力的であった。

技術に携わりながら、人と関わる仕事ができる情報通信業界への興味が広がった。固定ケーブルを扱うNTT東日本だけではなく、無線事業を扱う同グループのNTTドコモや、KDDI、ソフトバンクなどの他社にも興味が湧いた。事業内容や環境にどのような違いがあるのか、今後インターンや就職説明会に参加することで確かめていきたい。