私は、より多くの人から認めてもらえる「尊敬される人」になりたいという夢があります。子供の頃から、勉強も野球もできる兄と比べられ劣等感を感じ育ってきました。私が小学生の頃、関西学院高等部野球部に所属していた兄の試合を毎試合観戦し、プレーし輝いている姿を見て、自分も関西学院高等部に入学し、兄に追いつき追い越したいと考えるようになりました。中学生になってもその目標は変わらず、関西学院高等部入学を目指し猛勉強を始めました。その結果、関西学院高等部に合格し家族から「頑張ったな。やればできるじゃないか。」という言葉をもらった時に「人に認めてもらう喜び」を初めて実感しました。この経験から、私は「より多くの人から認めてもらう」ことをモットーに高校・大学生活を関西学院で過ごし、学業成績は上位を維持し、部活動でも主力選手として活躍し成果をあげることが出来ました。しかし、振り返ってみると自分のことで必死になり、他者に奉仕することが出来ていませんでした。私が考える「尊敬される人」は目の前のことに本気で取り組み成果をあげつつ、相手の立場に立ち、人のためにも結果を残し、成長を続けられる人です。学生時代、人に認めてもらうために様々な練達を続けてきましたが、今後は関西学院の職員として学生の成長や変化のためにこれまで培ってきた継続力や忍耐力を用いて、”Mastery for Service"を体現することを希望します。
私が主に、貴学院で実現したいことは2点あります。1つ目は、学生自身の学生生活の選択や可
能性の幅の広さを知ってもらう工夫をすることです。大学の4年間は、自由に生活を選択できる環境があるため、学生にとって最も成長することができる時期だと考えています。特に、学校が提供しているプログラムについてのお知らせや掲示•周知方法について、学生に届きやすいように工夫する必要性を感じています。先輩学生の様々な体験を紹介する機会や、教員や友人との学びの中で「もっと成長したい」と思えるような授業などをより多く提供していきたいと考えています。2つ目は、キリスト教主義教育という関西学院のカラーを用いて学生生活をサポートすることです。貴学院は自分が努力し身に付け、手に入れたものであっても、他者のため世界のために捧げることが大切だと考えるキリスト教主義教育です。私自身、学生時代に思いやりを持って丁寧に対応してくださる職員の方々に励まされた経験があります。職員として真摯な学生対応を通じて、学生のやる気や再び頑張ろうという気持ちに繋げたいです。また、関西学院が大切にしている聖書のことばや教えには、学生を励ます力や、困難を乗り越えるためのヒントがあると思います。チャペルアワーやキリスト教学について、職員として工夫できることがないか模索していきたいです。そして創立150周年を迎える2039年を見据えて働き、関西学院を卒業していく人が、入学して良かったと思ってもらえるようにサポートしていきたいと考えています。
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