私がこれまでの経験から得た強みは「多様な意見をもとに課題解決策を考案・実行する力」です。
私は学生時代、○○の運営改善に取り組んできました。きっかけは、地域の方々の「○○離れ」に直面したことです。地域の方々のご意見を伺ううちに、従来の運営方法では多様な人々を受け入れる仕組みが整っていないことに思い至り、誰もが気軽に足を運べる○○にするための改善策を提案しました。
当初は地域の方々から本音を引き出せないという課題がありました。そこで、自治会の行事やボランティアに積極的に参加し、地域の方々との距離を縮めることで、率直なご意見を伺えるようになりました。
私が提案・実行したことは主に2点です。
1点目は、設備のバリアフリー化です。正座をすることが難しいという声を受けて椅子を導入するなど、誰もが滞在しやすい空間づくりを行いました。
2点目は、イベント開催やレンタルスペース運営です。野外音楽会や落語会を開催したり、ヨガなどの教室向けに大部屋を貸し出したりすることで、様々な人々が集える機会を作りました。
こうした改善策を実行した結果、年齢・ジェンダー等に関わらず人々が集う機会が増え、○○を中心とした活発な地域交流が実現しました。この経験から、明確な答えのない課題を解決するためには、まず当事者一人一人の声に耳を傾け、それに基づいて柔軟に策を練り、実行に移すことが不可欠だと学びました。
私は貴学で、広報や社会連携に携わりたいと考えております。こうした業務においては、学外の方々のニーズと学内の意向を調整し、柔軟に情報発信・企画立案等を行うことが必要だと考えます。その際に不可欠なことは、多様な意見に耳を傾け、常によりよい状態を追求することです。「○○離れ」に対応する中で行ってきたように、一人一人の声をもとに練った策を提案・実行することで、貴学と社会の橋渡しに貢献したいと考えております。
この強みは広報や社会連携に限らず、貴学におけるあらゆる業務に役立てることができると考えます。
大学は多様な背景をもつ人々が学び、協働する場です。貴学は所属学生の約13%を留学生が占めるなどグローバルな環境であるとともに、ジェンダー平等推進にも尽力していらっしゃることから、よりいっそう多様性尊重が求められると考えております。そうした中では、一人一人の学生、教職員、地域の方々にあわせた柔軟な対応をとる必要があります。
どんな業務に従事する際にも、多様な意見に耳を傾け、課題解決策を柔軟に考案・実行することを通して、多様な背景をもつ人々が学びを通して繋がる場としての大学運営に貢献する所存です。
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