所属していた美術サークルに新入生が数人しか入って来ず、存続の危機に見舞われたことです。
私が4年生になり幹事長に就任した以降、伝統あるサークルを維持するため、様々な改革に取り組んできました。サークルの活動内容は日々のデッサン練習による画力向上と定期的な展覧会の企画、開催です。サークルの衰退原因はサークル員の絵を描くことに対するモチベーションが全体的に低下していたことでした。活気のないサークルは新入生に魅力的に写りません。まず第一にサークル員のモチベーションを底上げするために、外部と接触する機会を増やしました。特に他大学の絵画サークルとの合同展を増やしたことは課題に対して有効的に働きました。同年代の優れた作品を目の当たりにすることによって、私だけでなく他のメンバーも刺激や悔しさを感じられていました。またサークルは運動部などの部活と違い様々な目的を持った人が集まる組織です。その目的は大きく「本気で絵を描きたい人」と「絵という共通の趣味を持った人と楽しく交流したい人」の2タイプに分かれます。以上の外部との接触を増やす取り組みはこの2つの目的を持つ人のニーズに同時に応える効果的な取り組みでした。 上の経験から、組織をまとめるために広い視野でメンバーが持つ様々な目的や意向を汲み取ろうとする力を養いました。
続きを読む