【18卒】エア・ウォーターの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.3858（広島大学大学院/男性）（2017/12/14公開）

インターネット上であるwebテストの練習問題を２周くらいやったくらい。webテストの正解数よりも性格診断の方が重要らしい。

言語、非言語、性格診断

この面接では特にエア・ウォーターに関することではなく、自分の実体験や過去にさかのぼってどういう生活をしてきたかということを中心に質問された。特にこれといった対策はする必要はなく、ありのままの自分の性格や経験を語るといいと感じた。

人事はインターンのときからお世話になった人で非常に明るく、話しやすい雰囲気であった。面接が始まったときは「いよいよ就職活動が始まりましたね、気持ち的にいかがですか。」との緊張の糸をほぐしてくれたりしてくれた。

就活はどういうところを軸にしているの？

私は化学系の企業に就職したいとは思っていますが、特に部署や開発、人事、営業といった役職に関しては希望していないのが現状です。だからこそ、オールマイティーに部署移動や役職移動のある企業を希望しています。私は現在、太陽電池の研究をしているのですが、正直に申しあげると、第一希望の研究ではありませんでした。私がやりたかった研究の枠はもうずでに埋まっていたので、別の研究を選ばなくてはいけませんでした。しかしながら、今日のこの日まで約２年間太陽電池の研究を行ってきましたが、自分の電池の性能が向上するにつれて、モチベーションが上がり、どうすればもっと向上するのか、何がいけないのかといった原因を追求し、向き合う中でもっと可能性を引き出したいと思うようになりました。自分の枠を自分で決めてしまっては自分が活躍できる幅は狭くなってしまいます。やりたくないと思っていた分野や役職でもいざやってみれば滅茶苦茶面白いなんてこともありうると気づきました。そういう意味で私は就職活動の軸としてはしっかり若いうちからさまざまな分野や役職を経験できる企業であると感じています。

中学生、高校生の時はどのように過ごしてきましたか。

中学生のときはサッカーと勉強を頑張って両立させることを目標に頑張っていました。サッカーでは中学校から本格的に始めたため、小学校の時にしていた子たちに負けないように毎日練習が終わった後、一人で自主練習は欠かしていませんでした。そして、レギュラーに選ばれるようになり、試合でも活躍できるようになりました。最後の県の総合体育大会では準優勝を果たすことができ、自分なりの目標を達成することができました。勉強面では必死に食らいつき、サッカーが終わった後は夜、一日一分野勉強するように心がけていました。そして、学年では一位の成績を納めるようになり、しっかりと両立させることができました。高校生のときは中学生と同様に、サッカーを行い、目標をもって果敢に取り組んできました。高校生は中学生と違い、体がしっかりしていないと試合ではすぐにつぶされてしまうため、筋肉トレーニングなどを行い、体の改革であったり、ケアもまた行ってきました。勉強面でも進学校であったため、授業のスピードは中学生の時と比べて格段に上がりましたが、食らいついてきました。高校３年生の夏には進学に向けて志望校を明確に決め、合格に向けてひたすら毎日格闘していました。そして、無事第一志望である広島大学に合格することができました。

自分が将来、どうなっていくのかをしっかり見つめ直し、なりたいものへの高い目標を抱いておくことが必須である。そして、そうなるにはどうするべきか、今からでもできることをしっかり考えると良い。

雰囲気としてはかなり見た目は怖そうな人事であったが、すごい面白い人でしゃべりやすい雰囲気を作ってくれる。やはりこの面でも「今日は暑いね」といったトークから始まるため、非常にリラックスすることができる。

一社会人として自分は将来どのような人になって活躍したいのか。

私は、最初にまず、どこの役職、どこの部署でもやっていけるという自信をつけるために、大きな仕事をしていきたいと考えています。例えば、工場のプラント設計に関わりたいです。プラント設計は莫大なお金を動かし、成功すれば、何億もの利益が見込めるかなり重要な業務です。若いうちに大きな経験を積むことで、それはしっかりとした自信につながり、自分の財産となるでしょう。そして、その後海外に出て、今まで培ってきた経験を活かしていきたいと感じています。工場であれば海外のプラント工場の立ち上げ、営業であれば自社製品の販売促進、開発であれば外資企業との共同開発。どの場面に自分が出くわすことになったとしても、一歩引かず、自身をもって自分らしさをアピールすることができるそんなグローバルな社会人になりたいと考えています。

自分が目指す社会人になるためにはどうすればいいか。

まずは新入社員のときにはしっかり会社の仕組みを理解し、組織に早くなれるように学習を重ねる。先輩社員さんたちの意見を聞き、自分の知識の中に吸収する。ここで、ただ化学的な技術のスキル、知識を身につけるだけでなく、英語の勉強や日々積み重ねる。企業では英語の授業や通信教育なども行っているので、有効に活用する。そして、自分が吸収したものをいかに周りに配信できるかが非常に重要となるので、プレゼンテーションのスキルも並行してつけておく。３０歳手前まででプラントの立ち上げ業務を行い、自信をつけてキャリア形成を行っていく。そこから、海外に進出し、今まで自分が身につけてきたものを海外全体に広めていくことができればと思います。私の目標としては海外にもオールマイティーに活躍できるグローバルな化学技術者になりたいと考えています。

最終面接は非常にリアクションが薄いと感じたため、それに動じず、今まで通りの自分のやり方を突き進めばいいと感じました。その中でも、やはり自分が会社でどうなっていきたいのかを考えておくことが非常に重要だと感じました。

何に対しても無関心な雰囲気を出していた、圧迫なようには感じなかったが、圧迫だと感じる人もかなり多いと思う。どういうところ審査基準になっているのか面接の印象からはわからなかった。

自分の研究は世の中にどのように役に立つのか。

私は有機薄膜太陽電池という新しい太陽電池の研究をしていますが、この太陽電池は印刷をする要領で作ることができるため、その作製コストは非常に安く、現在使われている無機太陽電池のコストを劇的に抑えることができます。また、柔らかい基板上に素子を作製できるため、従来のものと比較して汎用性が非常に高く、腕時計や服のロゴであったり、窓ガラスにも応用できます。この太陽電池の性能が向上し、実用化されれば至るところで端末の充電やそれこそ車に応用すれば、永久機関のようにずっと太陽光だけで走り続けることができます。自分の研究が成功し、世の中に出回ることでどのような世界を描くことができるかを創造しながら、日々研究活動を邁進しています。

自分の能力をどのように活かすことができるか。

私は化学に関しては６年間学習してきましたが、それだけでなく学生の間で４年間頑張ってきましたアパレル店での経験も会社では活かすことができると考えています。アパレルと一言にいえば、化学とは全然かけ離れていると思いますが、結局は人と人とのつながりがあってこそ、事業が繋がっていくと考えています。私はアパレル店で何人ものお客様と接客をしてきました。お客様は自分からこの服がいいと決める人もいますが、提案されて初めてその服に魅力を感じ、お買い上げになる方もいます。私はそんな中で、お客様がふわっと考える抽象的な理想像を具体化させることに努力してきました。お客様との会話を通して、初めてお客様が思い浮かべる服を提案できることは、きっと環境は違えど、化学の場でもお客様が望む商品や意図を汲み取ることのできる製品を開発、提案できると信じています。この力は御社でも生きてくるのではないかと感じています。