22卒 本選考ES
技術職
22卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマについて (200-400)
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A.
一般に血管壁は内側から内膜、中膜、外膜の3層から構成されています。その中でも、大動脈では中膜が血管壁の大部分を占めていますが、この層は互いに力学特性が大きく異なる平滑筋細胞層とエラスチン層が交互に積層された層構造に対し、コラーゲンが三次元的に絡み合った複雑な構造となっています。また、血管壁は力学刺激に応答して適応的に形態や力学特性を変化することが知られています。しかし、力学応答の主体は細胞であるので、内圧変化に伴う血管構成要素の壁内微視的変形を知ることは重要であるといえます。また、Iodixanol 水溶液を用いることにより、 血管の軟らかさを保ったまま血管壁を透明化できることが知られています。本研究では、透明化処理を行ったラット胸大動脈の内圧−外径試験を行い、 透明化処理による血管の力学特性への影響の計測と、圧変化に伴う血管構成要素の壁内微視的変形を観察することを目的としています。 続きを読む
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Q.
興味を持った当社のビジネスや製品
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A.
血管撮影システムなどの医用画像診断機器 続きを読む
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Q.
その理由
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A.
私は現在、血管の3次元微視的変形の観察を行っています。その際にラットの胸部大動脈を実際に使用し観察を行なっているのですが、観察を行う際にラットから試料を摘出する必要があります。私の手技により摘出に失敗し、実験動物を無駄にしてしまうこともあります。そんな中で、貴社の血管撮影システムについて知りました。この機器の精度がより向上すれば直接生きた動物中の血管について観察を行うことができるようになるのではないかと感じています。また、この方法ならば、直接ヒトの血管について観察できるようになるのでより早期診断や治療に役立つのではないかと感じたため興味を持ちました。また研究によって得た研究に関する知見から血管撮影技術の発展に僅かでも寄与したいと感じたため、血管撮影システムに興味を持ちました。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私の強みは周囲の人間を巻き込んで物事を進めていけることが出来ることです。私は大学院の進学の際に他大学の大学院に進学することに決めました。その際、他大学の大学院に進学する友人は少人数しかいなかったため、一人で勉強を進めていく必要がありました。そのために、勉強中に自分一人では解決できない問題に出会うことが多くありました。そのような問題を考える際に、初めは自分で教科書を読み進め解決を図ろうと考えていました。しかしそれにも限界があり、教科書を読むだけでは理解できない部分もありました。その際に、当時の研究室の教授に勉強を教えていただくことにしました。初めは他大学に進学するということであまりいい顔はされなかったのですが、根気よく続けていくことで最後には応援して頂くことができ、大学院の入試にも合格することができました。この経験を活かして、周囲の人間と協力して仕事を進めていくことが出来ると考えています。 続きを読む