- Q. 志望動機
- A.
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2019卒西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)のレポート
公開日:2019年2月15日
選考概要
- 年度
-
- 2019年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職鉄道系
投稿者
- 大学
-
- 大阪大学
- 入社予定
選考フロー
企業研究
鉄道業界全体の業界研究をしっかり行い、私鉄各社とJR各社の違いを理解する。
具体的にはまず、中期経営計画やアニュアルレポート、有価証券報告書といったIR資料を活用して各社の経営戦略を1つのExcelにまとめた。
そして自分なりに各社の核となる事業・成長戦略を見つけ出し、それを比較することによって、「各鉄道会社のカラー」をざっくりとつかんだ。
次に各鉄道会社のインターンシップや説明会・座談会に参加することで、予め見当をつけておいた「各鉄道会社のイメージ」をより確固たるものとした。
そうすることによって、鉄道事業・運輸事業を中心に成長を続けてきたJR各社・地下鉄各社と不動産事業・土地開発を中心に成長を続けてきた私鉄各社の違いを理解することができた。
志望動機
私は貴社の『現場起点の考動』を重視する姿勢に心を惹かれ、応募を決めました。私は中学生のころからサッカー部に所属し、ゴールキーパーを務めてきました。そこから学んだことは『ゴールキーパーのことだけ知っていても意味がない。攻撃・守備とチーム全体を理解してはじめて、チームのゴールを守ることができる。』ということです。これは仕事にも応用ができると私は考えます。要するに『総合職はオフィスの実務だけ知っていても意味がない。それぞれの現場を把握してはじめて、会社全体を支えることができる。』というわけです。そんな私にとって現場研修期間を約3年設定し、駅の現場も、運行の現場も経験したうえで総合職の実務に就くことができる貴社はとても魅力的に感じ、志望するに至りました。
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2018年03月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2018年03月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2018年04月
リクルーター面談・人事面談
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 面談時間
- - -
- 実施時期
- 2018年04月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2018年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 勤続20年以上の管理職(人事部or経営管理部)
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
脱線事故を起こし、「安全」に対する意識が高いJR西日本に対して、自分なりの「安全運行」に対する考え方を話すことができた点。
また自分の重視する「現場考動」と「安全」の両キーワードを結びつけることができた点。
これが最も評価されたとフィードバックされた。
面接の雰囲気
温厚で物静かなおじさんという印象。
こちらの話に対して、うんうんと頷きながら話を聞いてくれ、非常に話しやすいと感じた。
ただし時折投げかけてくる質問は鋭いものばかりなので、油断は禁物。
1次面接で聞かれた質問と回答
弊社の路線を1つ思い浮かべ、その路線が抱える課題についてあなたなりの意見を聞かせてください。
私は紀伊半島の路線に関して、まだまだ観光振興が不足していると感じます。
紀伊半島のうち和歌山市周辺は県庁所在地ということもあり都市機能も活発で、漁業や果樹栽培も盛んです。
また白浜周辺の地域は私たち大学生の間でも人気があり、特に夏の海水浴シーズンは多くの観光客でにぎわっているように感じます。
しかし白浜よりも東の地域、特に新宮周辺はまだまだ観光振興が足りないと自分は考えています。
新宮は熊野古道への玄関口であり、那智大社や那智の滝があります。
また勝浦で獲れるマグロも有名であり、白浜同様海岸沿いの眺めも絶景です。
このように白浜以東の地域、新宮周辺は多くの観光資源を抱えていながら、未だそのポテンシャルを活かしきれていないように感じます。
そのため私は貴社が抱える課題の1つとして、「紀伊半島地域の観光振興不足」を挙げます。
「安全」に対して、あなたの考えを聞かせてください。
私は「安全」とはすべてのサービスの根幹を成すものであり、「安全運行の積み重ね」があって初めて、お客様から信頼を得られるものだと考えています。
また私は「安全運行の積み重ね」を果たすために、社員全員が現場の抱えるリスクを正確に把握しておくことが必要であると感じます。
実際に「安全運行」の責務を果たすのは私たち総合職ではなく、プロフェッショナル職の方々です。
しかし私たち総合職は、プロフェッショナル職の方々が日々安全運行に努められるような環境づくりをしなければなりません。
そのため、仕事場がオフィスであるか運行現場であるかに関係なく、社員一人ひとりが常に現場を意識して「考動」し、「安全運行のために自分が果たすべき役割がなにか」を考えながら職務にあたることが大切であると私は考えます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2018年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 採用担当の責任者
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
志望動機や就職活動の軸をぶらさず、これまでの面談で回答してきた内容と一貫性のある受け答えをすることができた点が評価されたと感じる。
実際、自分が以前の面談で回答した内容と相違ない受け答えをする度に、手元の用紙に〇をつけていたので、主張の一貫性が評価ポイントであったことは間違いないと思われる。
面接の雰囲気
厳かではありながら、圧迫面接ではない雰囲気。
これまで自分がリクルーター面談で話してきたことを1つ1つ確認されるような感じであった。
最終面接で聞かれた質問と回答
弊社で実現したいことを教えてください。
私は『稼げるインフラ企業』を経営の面から築き上げたいです。そして収益性を向上させ、株価や利率といった資金調達コストを抑制することによって、積極投資を可能にし、それをお客様に還元する形で行いたいです。そのため私はまず、営業や企画、調達といった仕事に携わり、『どこから収益が生まれるのか』『どこから費用が発生するのか』を学びたいです。そして、経営企画へ移り、現場経験も加味したうえで収益を増加させる施策、費用を圧縮させる施策を策定することで経営効率化を図り、『稼げるインフラ企業』を築き上げたいです。
その後、収益改善によって生じた財源をもとに駅舎リニューアルや車両更新といった投資を行いたいです。
主張の一貫性を評価されるので、1回目のリクルーター面談と内容が大きく変わらないように意識しながら回答しました。
これまで会ってきた社員から感じたことを教えてください。
貴社は「安全」を最優先とし、安全運行に対する意識が全社員に浸透していると感じました。
各社員がそれぞれ自分のやりたいことを胸に持ちながらも、事業の根幹を成す「安全運行」に関しては各社員が共通の認識を持っていたこと。
また各面談において様々な社員の方々から「現場の安全運行を支えるために総合職として果たす役割」を聞くことができたことから、貴社は本当の意味で「現場起点の安全考動」が浸透していると感じました。
前問でも回答した通り、本面接ではこれまで行ってきた面談における主張の一貫性をチェックされる。
そのため、JR西日本の選考におけるキーワードである「安全」と自分の志望動機の軸となる「現場考動」を回答に盛り込むことができるように意識した。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
「納得いくまで就職活動を続けていいよ」とは口ばかりで、内定を得ていた企業はすべて辞退するように迫られた。
「誠意ある対応」がキーワードで、「うちが第一志望でありながら、他企業の内定を保持することは誠意ある対応といえるのですか?」と他企業への内定辞退を強く迫られる。
正直に(貴社が第一志望でありながら)他企業と迷っていることを相談すると、「君には誠意が足りない。失望した。」と罵られるばかりで、相談には一切応じてもらえない。
結局相談しようが否が、他企業の内定辞退かJR西日本の内定辞退かの二択を即時選択するよう迫られるのである。
内定に必要なことは何だと思うか
自分なりに感じたJR西日本の選考を受けるうえでのポイントは以下の2つである。
1つ目は「安全」というキーワードに対して、自分の考えを用意しておくこと。
凄惨な脱線事故を起こしししまったことから、JR西日本は「安全」という単語に対して非常に敏感であり、毎回の面談で「安全」に関する内容を問われた。
2つ目は自分のやりたいことを予め具現化しておくことである。
JR西日本のリクルーター面談では広く浅くよりも、狭く深く内容を問われる。
そのため自分のやりたいことに対して、それを実現するために「どのような施策が有効か?」「どの路線・地域でその施策を行うことが効果的か?」ぐらいは考えておきたい。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
志望動機の軸・就職活動の軸が定まっているか否かが、明暗を分けるように感じる。
まずこの会社では選考を通じた主張の一貫性が評価項目の1つとして設定されている。
(実際、主張の一貫性をチェックするための履歴書を途中の面談で記入させられ、それが最終面接で活用される。)
また各面談における質問も、具体的な内容まで深堀りがなされる。
そのため、就職活動の軸・志望動機の軸が明確に定まっていないと内定奪取は難しいと感じた。
内定したからこそ分かる選考の注意点
学内説明会や懇親会にリクルーターがたくさん潜んでいる。
実際、自分が1回目に会ったリクルーターは企業主催の懇親会、3回目に会ったリクルーターは学内説明会で見覚えのある方であった。
またリクルーターを装い、人事部採用担当の社員が接触してくることもある。
内定後、社員や人事からのフォロー
すぐに内定を辞退したので不明。
しかし握手をした際、「お祝いに、どこかでゆっくりご飯でも食べよう」という話は受けた。
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西日本旅客鉄道(JR西日本)の 会社情報
会社名 | 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本) |
---|---|
フリガナ | ニシニホンリョカクテツドウ |
設立日 | 1987年4月 |
資本金 | 1000億円 |
従業員数 | 46,294人 |
売上高 | 1兆6350億2300万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 長谷川一明 |
本社所在地 | 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2丁目4番24号 |
平均年齢 | 37.7歳 |
平均給与 | 665万円 |
電話番号 | 0570-002-486 |
URL | https://www.westjr.co.jp/ |
採用URL | https://www.westjr.co.jp/company/recruit/fresh/ |