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- A.
東京電力ホールディングス株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2019卒東京電力ホールディングス株式会社のレポート
公開日:2019年2月15日
選考概要
- 年度
-
- 2019年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
- 大学
-
- 大阪大学
- 入社予定
選考フロー
企業研究
J-POWERという電力会社の夏季インターンシップ。
ここに参加したことが、この会社への内々定を大きく手繰り寄せた。
この会社の夏季インターンシップでは「S+3E」や「ベースロード/ミドル/ピーク電源」といった基本事項を踏まえたうえで「ベストミックス」を考えるという、電力業界を受けるうえで必要不可欠な内容を扱う。
(「S+3E」や「ベストミックス」といった専門用語の解説は長くなってしまうので、各自で調べてみてほしい。)
このJ-POWERでの夏季インターンシップで得た知識・経験をもとに業界研究・企業研究を行うことで、各電力会社のカラーがわかり、企業研究の役に立つ。
現在会社が大きな岐路に立たされている東京電力HDでは尚更、こういった電力業界の全容・自社が置かれている状況を学習しておくことが求められる。
志望動機
私は『社会を根幹から支えている』点に心を惹かれ、貴社への志望に至りました。
私は中学生の頃からゴールキーパーを務めてきました。
そして『チームを後ろから支える楽しさ、自分のプレーにかかる責任の重さ』をやりがいとして練習に励んできました。
そんな私にとって『働きがい』は『事業の社会貢献性』から生まれるのではないかと考え、インフラのインフラである電力業界、中でも日本の心臓を担う貴社を志望するに至りました。
また私は『ゴールから逆算して計画的にものごとを進める』という強みを活かして、最終的には『稼げるインフラ企業』を築きたいです。
そのためにもまずキャリアの前半はジョブローテーションを経て、収益源や費用の発生過程、安定供給が保たれる仕組みなど、貴社の事業構造を知りたいです。
その後、キャリアの後半はこれまでに培った知識を活かして、最適な事業戦略を策定し、『稼げるインフラ企業』の構築をめざしたいです。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2018年03月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2018年04月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
自己PR/1. 学生時代に問題意識をもち、自ら課題を設定して取り組んだことについて教えてください。/2. 東京電力を志望した理由を教えてください。また入社後あなたがやってみたい仕事、あなたの強みを活かして実現したいことなどについて具体的に教えてください。/3. 東京電力の目指すべき将来像についてあなたの考えを自由にお聞かせください。
ES対策で行ったこと
有価証券報告書、アニュアルレポート、日経会社情報を用いた企業研究。また同業他社との比較によって、「東京電力らしさ」を自分なりに理解した。
独自の選考 通過
- 実施時期
- 2018年04月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
選考形式
グループワーク
選考の具体的な内容
海外進出先で生じたトラブルについて、解決策を立案せよ。
予算や人員に制約が設けられ、現実的なアイデアが求められた。
またボイラーチューブリークといった専門用語も交えられており、思考力が問われていた。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2018年05月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 採用担当マネージャー、書記の若手人事社員
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
電力業界が共通して求める人材である「思考力」と「行動力」が備わった人間であることを、アピールできたため。
また笑顔と簡潔な回答を心掛け、双方向のコミュニケーションができたと感じたため。
面接の雰囲気
和やか雰囲気。
「純粋に君のことを知りたいから、緊張せずに楽しく話しましょう」といった感じ。
面接官は常に笑顔で、明るい口調であった。
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたが学生時代に頑張ったことを1つ教えてください。
私は大学入学時からZ会で事務アルバイトを行っているのですが、そこで生徒管理業務の改革を行いました。
生徒管理業務とは、生徒の学校における成績や得意科目・苦手科目を情報収集し、Z会での効果的な学習につなげてもらうことを目的とした業務です。
しかし私の配属先では生徒管理業務の達成率が5年連続20%以下でした。
このままでは生徒一人ひとりに合った学習アドバイスができないと思い、生徒管理業務の改革を決意しました。
まず私は原因を探るために、教室会議や業務開始前の打ち合わせといった場を利用して、先輩後輩や社員に聞き取り調査を行いました。
その結果、『誰が何をすれば良いかわからない』『そもそもどうすれば良いかわからない』といった声が出てきました。
これらの原因を、私は“業務のブラックボックス化”にあると分析しました。
口頭での引継が長年続いた結果、生徒管理業務のあるべき姿が誰もわからない、そんな状態であると私は解釈しました。
そして誰も正解がわからないから生徒管理業務に対する指導ができず、達成率が20%を下回り続けていたということです。
そこで私はExcelを用いて『業務の見える化』を行いました。
『どうすれば良いかわからない』という声に対し、『業務フローの見える化』を行いました。
『誰が何をすれば良いかわからない』という声に対しては、『担当者と進捗状況の見える化』を行いました。
改革の結果、生徒管理業務の達成率は20%から100%まで向上しました。
また私の業務改革法が高く評価された結果、生徒管理業務に対して同様の課題を抱えていた他教室でも、このExcelによる『業務の見える化』が行われました。
このように自教室のみならず、他教室でも本業務改革の功績が認められた結果、私はZ会アルバイト総勢100名弱の代表として東京大学主催の『主要大学説明会』というイベントに講演者として選出されました。
なぜ電力業界を選んだの?
自分のめざす社会人像である、「楽しく」「誇りをもって」働くということが最も実現できる業界であると感じたからです。
私は幼いころから交通・エネルギーに関心があり、父親のよしみで発電所見学へ参加したり、大学では特別講義の一環として造船所見学に参加したりもしました。
また電力は「インフラのインフラ」と呼ばれることもあり、まさに社会の根幹をなすサービスといえます。
以上の理由から、電力業界は私の興味関心に一致し、「社会的使命を背負って働いている」という自負のもと職務に向き合うことができます。
そんな電力業界は、まさに冒頭で挙げた「楽しく」「誇りをもって」働くという自分のめざす社会人像に一致すると思い、私は電力業界を志望するに至りました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
こちらの就職活動方針を聞き、自分の就職活動が終わるまで待つと言ってくれた。
ただし会社のルール上、6月1日には一度顔を見せてもらわなければならないので、そこはご了承ねがいたい。
とはいえ6月1日の拘束時間は1時間程度なので、面談時間は君の予定に応じて朝9時~夜18時まで調整できるから、なにかあったら遠慮なく言ってね。
といった旨の言葉が伝えられた。
会社に逆風が吹く中、人材確保に相当苦戦しているようで他地方電力各社には見られないような対応の丁寧さ・腰の低さが印象的であった。
内定に必要なことは何だと思うか
電力各社に共通することだが、「思考力」と「行動力」が合格のポイントである。
実際、今回の選考において大きな分岐点となったグループワークでは、「複雑で専門的なテーマを理解し、解決策を多面的に考えることのできる“思考力”があるか」「自分のアイデアを班員にわかりやすい形で共有し、合意形成を得る“行動力”があるか」といった点が評価されていた。
反面、上記の記述から垣間見られるように「人柄の良さ」などはあまり重視されないので、「自分の正しいと思ったことは曲げない」ことが大切であると感じる。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
しっかりと業界研究をしたうえで、確固たる自分の意見を持っている人、それを発信できる人。
このような人が評価されると感じる。
当然のことだが「S+3E」や「エネルギーミックス」といった最低限の知識は、勉強しておかなければならない。
しかし勉強ができるだけではいけない。
勉強で得た知識をもとに「自分はどう考えるのか」といったことができる人、他者にそれを伝えることができる人が求められているように感じる。
内定したからこそ分かる選考の注意点
電力業界全般に共通して言えることだが、選考ルートが千差万別である。
実際、自分は事務系でありながら技術系推薦の人たちと同じルートで選考が進んでいった。
またグループワークはもちろんのこと、おそらく説明会での質問内容・参加態度も評価されていたのではないかと自分は感じる。
内定後、社員や人事からのフォロー
6月1日の正式な内々定交付前に辞退したため、詳細は不明。
内々定伝達時に採用チームリーダーの2名から名刺を渡され、「いつでも相談してね」的なことは言われた。
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東京電力ホールディングスの 会社情報
会社名 | 東京電力ホールディングス株式会社 |
---|---|
フリガナ | トウキョウデンリョクホールディングス |
設立日 | 1951年5月 |
資本金 | 1兆4009億8000万円 |
従業員数 | 39,268人 |
売上高 | 6兆9183億8900万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 小早川智明 |
本社所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 |
平均年齢 | 45.2歳 |
平均給与 | 787万円 |
電話番号 | 03-6373-1111 |
URL | https://www.tepco.co.jp/index-j.html |
採用URL | https://www.tepco-recruit.jp/ |
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