【未来を拓く自動車革命】【17卒】デンソーの冬インターン体験記（事務系総合職）No.440（横浜国立大学/男性）（2017/12/14公開）

将来は自動車産業において働きたいと思っていて、その中で圧倒的に独自な技術で自動車産業をけん引するデンソーに入りたいと思っていた。すでに入社を狙ってのインターンへのエントリーだった。

その業界を受けたい理由、その会社に惹かれる理由、その会社のインターンシップに参加して身に付けたい知識、経験をあらかじめ考えていた。

1、技術系の社員の要望と、取引先の調達の方との要望の相違を折衝せよ2、企画部の一員として、東南アジアにおける新拠点の候補国の中から最適地を選びだせ

前半にやったこと

前半の3日間においては東京本社において行われた。1日目、自己紹介、デンソーの会社の説明など2日目、ケーススタディ(デンソーの社員が実際に海外で起こった営業での問題についてあなたたちならどうするか？といった内容をグループで討論し、発表)3日目、ケーススタディ(デンソーがこれまでの海外に進出した例を挙げ、あなたたちならどこの国に新規拠点を置くか、そこに置くメリットデメリットは何か？をグループ討論し、発表)2日目は営業系の仕事を体感し、3日目は企画系の仕事を体験するプログラムだった。

後半にやったこと

愛知の本社にて開催。4日目は午前から昼にかけて工場を見学し、午後はそこで見聞きした物についての感想を述べる場だった。5日目はそれまでの4日間を振り返ったり、今後の自分がどのようなライフスタイルを歩んでいきたいかを実際に働く方のインタビュー(5人ほどの社員の方と懇談)をした。最後は1人ずつ5日間のインターンシップの感想を述べて終了した。

なし

アジアのどの国に新拠点を置くことという課題において、各国にはそれぞれ違うメリットデメリット(人件費、インフラ、物流など)がある。特にデメリットに対して、それがデンソー1社の力で解決しうるか出来ないかを基準に考えるべきだった。という言葉を頂いた。

学生間の中でグループ討論を行うがその間ずっと頭をフル回転させていて、1日の疲労度は半端じゃなかった。また休憩時間においても人事の方は学生の会話を聞いており、5日間を通して気の抜ける時間はなかった。

社会にでてからの仕事には「答えがない」ということをまざまざと見せつけられた。営業職の体感プログラムにおいては、技術者と取引先の意見の板挟みになりながらもその中で最善策を探っていくことの難しさを感じることが出来た。

よりインターンの効果を大きくするためには、インターンを通して何を学びたいか、をはっきりさせておく必要があったと思う。だらだらと目の前に与えられた課題に取り組むのではいけなっかった。

特に社員の方との懇親会の場において、普段どんな仕事をしているか、どんな苦労をしているのかを深く伺うことが出来た。そこで伺った話は、その前の日々でのインターンの課題で苦労したところと重なるところが多く、こうした苦労の積み重ねで仕事は成り立っているのだなと感じることが出来た。

正直なところ。内定が出るかはわからないと思った。インターンを通じてデンソーの社員としての働き方、デンソーの事業への理解、デンソーで働く難しさを知ることになり、入社した意欲は増していたが、あくまで学生の立場での「僕ならここで働けそう」であったため、人事の方から、社会人の目から見て「この子はここで働けそう」と思ってもらえたからは不明なためである。

会社の外側から見ていたデンソーの事業は大変に素敵だと思っていた。インターンに参加し、会社の内側を拝見した事で、そこで働く方々の考えや、工場で製品がどのように形作られているのかを実際に目の当たり出来た事がとても志望度が上がった理由である。

学生での討論の間や、休憩時間においても人事の方々が学生の机の間を回って話を聞いており、明らかに評価をされているようであった。実際、就職活動の本エントリーの際には、個人的にエントリーシートの提出の願いが電話にて来ていた。

インターンに参加する前は航空業界と自動車業界を志していた。小さい頃から身近に感じていた、飛行機、自動車に関わることの出来る仕事に憧れていたためである。好きなものに携われる仕事なら長く続くけることができると思った。

自動車産業のこれから向かうベクトルを認識することが出来たと思う。各国の自動車メーカーの強みと弱みを知る事が出来、それに対して自動車部品メーカーとして目指す方向性を実際に社員の方々(営業、生産管理、企画)の方から聞くことが出来、自動車業界で働くたいという気持ちが強くなった。