17卒 本選考ES
総合職
17卒 | 京都大学大学院 | 男性
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Q.
発表した論文の内容について教えてください。(300文字以内)
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A.
電気電子機器の設計開発の際に必要不可欠である電磁界解析の手法の一つに時空間有限積分法と呼ばれるものがあります。この手法を用いると、解析格子の形状を自由に構成できます。この特徴を生かしてサブグリッド法という解析格子を局所的に細分化する手法の開発を致しました。具体的には、それまでに時空間格子を局所的に2分割する手法は提案されていたのですが、私はそれを発展させ、解析格子を局所的に4分割する手法の開発に成功し、これをISEMで発表させて頂きました。電気学会では、この時空間有限積分法におけるサブグリッド法の精度を向上させる、解析格子構成法の工夫に関して発表致しました。 続きを読む
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Q.
学業で一番力を入れたこと、または研究内容の詳細について、具体的に説明してください。(500文字以内) ※
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A.
私は電磁界解析のコスト削減を主な研究目的としています。近年電気電子機器の発達に伴い、それらデバイスの小型化が進んでいます。それらを設計開発する過程では、電磁界解析というデバイス等の対象物と電界・磁界との相互作用を調べる作業が必要不可欠です。電磁界解析は対象を解析格子と呼ばれるもので切り分け、それら格子上で数値計算を行うのですが、微細な構造を持つ素子を解析する場合、膨大な計算コストがかかってしまいます。その解決策として所望の領域のみ格子を細分化するサブグリッド法が提案されていますが、精度や計算の安定性に課題を抱えているのが現状です。そこで私は、細分化格子の構成法を工夫し、精度及び安定性の向上に取り組んでいます。また、空間のみ格子を配置するのではなく、特殊相対論の観点から、時間と空間を等価に扱い、空間3次元、時間1次元の4次元時空間格子を構成する技術開発も行っています。これにより、時空間格子を局所的に細分化でき、所望の領域のみ時間も細かく刻んで解析することができます。以上のように、時空間サブグリッドの構成を最適に行うことで、電磁界解析における計算コストの削減に取り組むことが私の研究です。 続きを読む
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Q.
これまでに手掛けたプログラムで、一番自信のあるものを教えてください。その際、開発環境や場面(授業、研究など)を含めるようにしてください。(300文字以内)
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A.
私が作成したプログラムの中では、麻雀点数管理アプリケーションに自信を持っています。研究室の友人と麻雀をしていた際、雀荘で使用される自動卓のように、全員の点数を常にディスプレイで確認でき、同時に成績も管理するアプリケーションが欲しいと考え、趣味のプログラミングを生かして作成しました。開発環境としては、主にVisual Studioを使用し、C#とXamlで構成されるWPFでコーディングしました。このアプリケーションでは、各プレイヤーの情報、他者との点差などを表示するほか、過去の戦績を保管し、成績のランク付けを行います。また顔写真を表示することも可能であり、アニメーションやBGMなどのエフェクトも加えています。 続きを読む