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- A.
PwCアドバイザリー合同会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒PwCアドバイザリー合同会社のレポート
公開日:2020年7月22日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- コンサルタント
投稿者
選考フロー
企業研究
企業研究よりも、第一関門であるWebテストを突破すること、ケース問題の対策、そして自分の人生やコンサルタントとしてのキャリアについて深く思考すること、の方が重要だと感じた。
人材の流動性が非常に高い業界であり、一社員と言えど全員が個のコンサルタントとして所属することになるため、会社とのマッチングや企業研究の理解よりも、一個人の能力や適性を評価される印象を受けた。
また、社員さんや内定者からもよく聞くことだが、Big4と呼ばれる総合系のコンサルティングファーム(Deloitte、PwC、KPMG、EY)は業務内容にあまり差がないので、差別化が難しい。そのため、なぜPwCか聞かれた場合は、社風や人、ファームが力を入れている分野や方向性について話す必要がある。PwCの選考は必ずジョブを挟み、各選考でも最後に逆質問の時間を用意してもらえるため、その中でなぜPwCかという理由を自分の中で用意しておくと良いと思う。
ただし、そのファームでなければいけない確実な理由があるとは相手も想定していないと思われるので、ある程度一貫性のある答えがあれば良く、それよりも、なぜコンサルタントになりたいのか、という点について深めた方が良い。
有益だった情報源は、就活会議やunistyle、外資就活、ワンキャリアなどの就活サイト。選考体験談を読んで予習しておくで、質問の方向性や内容を準備しておくことができた。どのコンサルティングファームを受ける際にも同様だが、一番のおすすめは、大定番『東大生が書いた〜』シリーズの、「ケース問題ノート」と「フェルミ問題ノート」でケース問題の練習をすること。
志望動機
幅広い専門性を持った人と、1つのチームで企業や組織の課題解決に携わりたいから。私は「企業やそこで働く人々が、最大限の力を発揮できる社会」を作り上げたいという思いがあり、そうすれば日本社会もビジネスのレベルも、人々が享受できるモノやサービスの質も、もっと上げられるのでは、と考えている。私はアルバイト先の課題に対し、原因を複数分析し、それぞれ施策を提案して改善した経験があり、その思考のプロセスと達成感にやりがいを感じた。この経験から、アドバイザーの立場として課題解決に携われる仕事をしたいと考えている。その中でもPwCを志望したのは、ジョブで出会った社員の方々に憧れたことと、温かい雰囲気に惹かれたこと。PwCには様々な業界のクライアントと、会計からITまで幅広い分野のスペシャリストがいらっしゃるため、その中で勉強しながらDX分野のデータ活用や業務効率化に携わりたい。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
コンサルティング業界の志望理由/人生最大のチャレンジ
ES対策で行ったこと
記入する内容が2つしかないため、できるだけ自分の人柄や経験を押し出せるように意識した。特別なエピソードを入れるよりは、全体として筋が通っているか、読みやすい流れで書けているかを意識し、推敲を重ねた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
通常の玉手箱の対策で十分。PwCは通年で一度しかWebテストを受験できず、インターン選考で失敗しても本選考で受け直しができないので、しっかり準備してから臨むべき。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格検査
グループディスカッション 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 形式
- 学生5 面接官不明
- 時間
- 50分
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
テーマ
スポーツの世界大会で、日本勢のメダル数を増やすには
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
論理的思考をある程度できている前提で、他人の意見を汲んだ上で議論を進められているか、自分と違う意見を受け入れる柔軟性、が評価されていると感じた。コンサルティング業界的なケースの進め方(定義確認→現状分析→因数分解→アイデア出し→まとめ、等)を頭に入れておくと良いかもしれない。自分はそれを全然知らなかったため面食らったが、インプットや考える上での視点が良いと褒めていただいた。発表後に改善点を求められるので、コメントも考えておくと良い。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 50分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
ケース面接で論理的に思考できる学生だと認めてもらうことが何より重要だと思う。ただ、発表の一発勝負で判断されるわけではなく、相手の指摘を瞬時に理解して対応する力、自分の意見にこだわりを持たず、素直に相手の指摘を受け入れる柔軟性が見られていると感じた。
通常の面接では、口頭でケースのような質問(自分の身の回りで解決したい課題、どのように解決したいか、等)も聞かれるので、日頃の思考の深さとある程度の論理的思考力、さらにコンサルタントの仕事への理解と熱意、素直な人柄を見せられるかが大事。
面接の雰囲気
口数が少なく静かな雰囲気だが、温厚な感じの女性だった。コンサルタントということで威圧的な雰囲気や、回答への理詰めがあるのではないかという偏見を抱いていたが、こちらの回答を優しく受け入れてくださり、ケース問題では足りない点などを真摯に指摘してくださった。
1次面接で聞かれた質問と回答
ケース面接「一年間に売れるホワイトボードの個数」
紙とペンを渡され、15分程度お題について自分で考え、その間面接官は退席する。時間が足りなかった場合は、少し延長してもらうことも可能。その後発表し、指摘していただいた部分に関して議論を重ねる。
フェルミ推定について全く準備しておらず非常に焦った。法人数の算出方法が分からず、無理矢理個人ベース(人口からホワイトボードを使う学生・社会人の数を割り出す方向性)で話を進めたが、法人ベース(ホワイトボードを使う教育機関数、企業数から割り出す方向性)の方が良いとアドバイスをいただいた。自分でも予想できていたため、出来の悪さと不安な箇所を述べて、アドバイスをいただきたいと発表の際に伝えた。
指摘いただいた部分を修正し、どのように考えるべきだったか、どこの数値が甘かったか等を自ら積極的に述べた。お題に対する考え方だけでなく、お題を取り巻く状況(ホワイトボードがどこで使われているのか、実際に企業や教育機関はどこからホワイトボードを買っているのか、等)まで話が及び、社会やビジネスへの理解や視野の広さも見られていた。
IT部門に興味はあるか?
自分のやりたいことは、「企業やそこで働く人々が、最大限力を発揮できる社会」を作り上げることなので、ITを用いた業務の効率化や、データ一元化などのDX分野全般に非常に興味がある。特に、自分のアルバイト先に業務効率化のためのシステムが導入された際、自分の仕事がすごく楽になったり、勤怠管理が簡単になったりと、自らその恩恵を受けた経験から、IT系のプロジェクトは自分の実現したいことにかなり近いと感じている。これから、どんなビジネス・業界においてもITが関わらない分野はないし、できれば若いうちからIT部門のプロジェクトについて、ITに関する知識や、プログラミングなどの実践的な技術もつけていきたい。
(PwCを含め、総合系コンサルティングファームはシステム導入やDXの需要が高まっており、社としても力を入れているので、自分の適性や熱意をアピールした)
独自の選考 通過
- 実施時期
- 2019年12月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
選考形式
ジョブ選考
選考の具体的な内容
2日間かけて行われる。企業や業務についての説明を受け、あとはグループに分かれてひたすらケース問題に取り組む。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年12月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- パートナー
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接だったが、志望動機やキャリアについての質問が一切なかったことが印象的だった。自分が何に興味を持ち(もしくはどのような挫折を経験し)、その都度どのような行動をとってきたかということと、そこから見える人柄などを見られていた。残り20分程度は逆質問で、そこは何でも聞きたいことを聞ける雰囲気ではあったが、最終面接なので自分のキャリアプランや興味を持っている分野について質問し、アピールするようにした。時間が長いので、逆質問は複数考えることが大事だと思う。
面接の雰囲気
パートナーということでかなり緊張していたが、穏やかで優しい方だった。口調も面接の雰囲気も非常に柔らかい感じだった。志望理由など業務に関わる質問は一切聞かれず、自分の人生やこれまでの経験についての質問について深く聞かれ、適性や人柄を見ているようだった。
最終面接で聞かれた質問と回答
ジョブ選考での反省点
目の前の議論に熱中しすぎて、大局的に問題を俯瞰する視点が抜け落ちてしまったこと。グループでケースに取り組む以上、議論が道を外れたり、些末な点にばかり議題が行くときは誰かが軌道修正する必要があるが、それができなかった。1日目の段階でメンターの方から同様のアドバイスをいただいたが、2日目のジョブ中にそのことに気付いても上手く軌道修正ができず、力不足を感じたと素直に話した。
それに対して、「(1日目にメンターから指摘をもらった段階で)グループで話し合ったか?」と聞かれ、全員で話し合ったこととどのような結論に至ったかを伝えた。
また、コンサルタントは立場上、上層部に助言し、管理職や現場の方と一緒に施策を実行することもあるので、一つのテーマについて、それぞれ異なる立場で考える視点の切り替えも足りていなかったと伝えた。
留学先で頑張ったこと
大学で宗教人類学を学び、実際に留学先で宗教をテーマにフィールドワークを行ったこと。高校時代に読んだ宗教に関する人類学者の本を読んで感銘を受けたのがきっかけで、自ら現地に行って人の話を聞かせてもらい、自分と異なるバックグラウンドや経験、価値観を持つ人と関わりたいと思った。留学先の大学で5人ほどのチームを組み、話を聞かせてもらう人にアポイントメントを取るところから始め、英語でのインタビューや、授業での最終発表を行った。話を聞かせてもらう人を見つけるのが一番大変で、メールを送ってもほとんどの機関から連絡がなく、違う街で調査するという流れになった。だが、自分たちが実際に暮らし、大学に通う街で調査することが重要なのではないかとグループを説得し、一軒一軒電話をかけて話を聞かせてもらう人を見つけた。その結果、複数の機関や人々に調査に協力してもらうことができ、研究では自分たちの仮説とは異なる結果が出て、自分の考えを深めることができたし、発表でも最高評価をもらえた。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定をいただいた後も納得いくまで就活を続けさせてくれた。労働条件の説明や社員さんと話す機会のセッティング、座談会、承諾期限の柔軟な対応など、誠実かつ非常に温かく自分のキャリアについて向き合っていただいた。
内定に必要なことは何だと思うか
説明会への参加やOB訪問の数などは全く重視されないため、見られている点は自分の人柄と、どれだけ思考できるか、という適性に尽きると思う。どうしてコンサルタントになりたいのか、何を成し遂げたいのか、どのようなキャリアプランを描いているのか、等を突き詰めて考え、一貫性を持って答えることが重要。ただし、PwCは他のコンサルティングファームよりもコミュニケーション能力や人柄を比較的重視する会社だと感じており、答えに困る質問や難しいケース面接、ジョブ選考であっても、前向きに考える姿勢を見せることと、相手の懐に飛び込む気持ちで素直に応対することも大事だと感じた。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
協調性と論理的思考力のバランス。内定者を見ると、賢く明るく、人付き合いが上手い人が多いことをすごく実感した。ガツガツしすぎず、ただし積極性はあり、自分の考えを持っている点が内定者に共通していると思う。どんなに頭が良くても、協調性やコミュニケーションに難がある人は落ちていた。
内定したからこそ分かる選考の注意点
PwCは絶対評価と言われており、選考を受けるタイミングはあまり関係ないと思われるが、実際後になるほど通過人数は減っていた印象。通年で2度選考にチャレンジするチャンスがあるので、できるだけ早く選考を受け、ダメだった場合はできるだけ早く2回目にチャレンジするべき。インターン選考からの内定獲得はかなり早い段階から行われており、本選考の回数にはカウントされないと思われるので、受けた方が良い。
内定後、社員や人事からのフォロー
人事の方からは非常に手厚くフォローしていただいた。内定をいただいた後に他の学生とともにランチ懇親会に参加し、面談や座談会の回数も多い。
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PwCアドバイザリー合同会社の 会社情報
会社名 | PwCアドバイザリー合同会社 |
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フリガナ | ピーダブリューシーアドバイザリー |
設立日 | 1999年6月 |
従業員数 | 450人 |
代表者 | 平林康洋 |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1丁目1番1号大手町パークビルディング |
URL | https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/deal-advisory.html |