22卒 インターンES
研究職
22卒 | 東北大学大学院 | 男性
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Q.
(1)ISに期待すること(2)取り組みたいテーマ
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A.
(1)貴社インターンシップに期待することは2つあります。1つ目はシンクタンクの業務を理解することです。日本が抱える様々な社会問題を、政府や行政、企業と協力し、解決していくプロセスを学びたいです。また業務体験を通し、課題解決に向けた情報収集の仕方や、プロジェクトベースで進むシンクタンクの業務と大学における研究との相違点を理解したいと考えております。2つ目は貴社ならではの経験をすることです。貴社は官公庁案件の比率の高さに特徴があります。私は将来、原子力安全に関するプロジェクトに携わりたいと考えております。そのため原子力安全事業本部における、官公庁案件ならではのやりがいや苦労を学びたいです。(2)シンクタンク部門の原子力安全事業に関するテーマに取り組みたいと考えています。原子力の安全な運用に向け、アクシデントに対するオペレータの柔軟な対応力を向上させる訓練手法に関する研究を行っております。原子力安全事業本部では、教育訓練用プラントシミュレータに関するプロジェクトを行っており、研究内容を生かせると考えています。具体的に取り組みたいことは2つです。1つ目は現在、原子力発電所オペレータの訓練に使用されているシミュレータについて理解することです。2つ目はアクシデント発生時の対応力を向上させるには、新たにどのような要素が必要かを考えることです。実用化を意識しテーマに取り組みたいと考えております。 続きを読む
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Q.
学生時代力を入れたこと
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A.
量販店における携帯の販売数を増加させるための仕組みを導入したことです。私が働いていた量販店では、法改正による端末価格の高騰が原因で携帯の販売数が下降傾向にあるという課題がありました。販売数の低下を法改正のせいにしたくないという思いから、この課題の解決に挑戦しました。数値的な分析の結果、着座による商談からの成約率の高さに着目し、着座率の向上により課題を解決できるのではないかという仮説を立てました。着座に繋げるには効果的なヒアリングが不可欠ですが、従来の抽選会を契機としたヒアリングでは接触時間が短いという問題がありました。改善のためには、お客様の足を止めるための仕組み作りが必要であると考えました。そこでUVライトを5分間照射し除菌する、スマホ除菌ツールの導入を考案。導入の実現に向けて数値的データやツールに関する情報の収集、資料作成を行い、アルバイト先の運営事務局に対してプレゼンをしました。そして、運営事務局から代理店に対し私の提案を伝えてもらい、導入に至りました。結果としてこのツールの導入以前と比べて1.5倍の着座率とその維持を実現することに成功し、販売台数を1.3倍に増加させました。この経験から熱意と論理性を持って挑戦することで目上の人を巻き込んでイニシアチブを発揮できること、分析とアイデアにより、これまでに確立された方法を超えるより効率的な仕組み作りができることの2つを学びました。 続きを読む
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Q.
研究内容
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A.
アクシデントに対する人間の柔軟な対応力を、訓練によって向上させるための研究をしています。近年、原子力発電所のような大規模複雑システムの安全性向上が要求され、人間の対応力向上が求められます。現状、組織の柔軟な対応力を向上させる手法は確立されてきていますが課題として、個人の対応力を向上させる訓練手法が確立されていないことが挙げられます。本研究の目的は、個人の対応力を向上させる訓練手法開発に必要な知見を獲得することです。本研究では火災消火シミュレータを用いて認知実験を行います。実験では訓練段階で簡単な訓練シナリオのみを経験する群と、予期せぬ出来事が発生するシナリオを経験する群の2群に分類します。その上で、より大きなアクシデントへの対応力について比較・分析をしていきます。本研究結果をもとに、最終的には個人の対応力を向上させる訓練手法を開発することを考えています。これにより東日本大震災のようなアクシデントによる、システムへの被害の最小化が期待されます。 研究過程では、訓練シナリオの難易度の差別化に苦労しました。難易度に影響を与える要素の分析とその調整を通し、現状を分析し、正しいアプローチ方法を模索する力と根気強く努力する力が身につきました。この研究により得られた知識をもとに、貴社の原子力施設の安全な運用に向けた教育訓練用プラントシミュレータの整備のプロジェクトに関わりたいと考えています。 続きを読む