私がこれまでに最も頑張ったと自慢できる経験は、大学を留年しながらも飛び級し、4年で卒業したことです。
東工大では1年では類所属となり、2年から学科所属となるのですが、1年生の頃は勉強が不十分だったことで、希望していた情報工学科に配属されませんでした。第2希望の電気電子工学科に行くことも出来たのですが、電電でハード寄りのことをやるのではなく、情工でソフト寄りのことがやりたいとなんとなくではありましたが考えていたため、1年卒業を遅らせてでも情報工学科に行こう、というつもりで希望留年しました。
プログラミングなどの経験はなかったのですが、小学生の頃からインターネットで遊んでいたり、ゲームが好きだったりしたことから、ぼんやりではありますがソフトに興味があったからです。
留年したあと、4年への進級条件を満たしていれば2年になった翌年でも飛び級のような形で4年生となり、通常通り4年間で卒業することが可能であるということを聞き、これを目指すことを決めました。
1年生で点数が足りなかった科目を取りつつ、通常通り学科所属した同級生と情報工学科の授業を取っていく、という状態で、普通の人よりも忙しい状態でした。
2回目の学科所属で情報工学科に入ることが出来なければ集めた学科の単位はほぼ無駄になるのが分かっていたので、最低限まず情報工学科に配属されるように1年生の取りこぼしを抑えることを優先しつつも、4年で卒業するために情報工学科の授業もなんとか最低限は確保することが出来ました。
無事2回目の学科所属で情報工学科に配属になることは出来ましたが、この時点ではまだ1年遅れで2年生になれただけで、他の同級生よりは遅れていることは分かっていたため、翌年2年生から4年生になれるように引き続き忙しい状態が続きました。
翌年の4月、無事研究室配属となることができ飛び級で4年生になることが出来ました。ただ、この段階でもまだ卒業単位を集めきれていなかったため授業を取っていきましたが、研究や院試などと並行していったため学部の4年間で最も忙しい1年間となりました。
結果的には無事4年で卒業することができ、学部の成果でポスター展示ではありますが学会発表も行い、東大に進学するという充実した1年でした。
同級生や研究室の方々など、周りの多大な協力があったにせよ、この経験で情報収集能力と逆境に負けない力は人一倍身についたと思っています。
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