【未知の技術への挑戦】【19卒】日立Ａｓｔｅｍｏの夏インターン体験記（理系/職場実習型Aコース）No.806（名古屋工業大学大学院/男性）（2018/1/29公開）

とにかくどこでもいいので自動車関係のメーカーを見て見たかったのがいちばんの理由。県外の企業ということもあり、普段付き合いのない大学生との就活情報の交換や、文化の違いなどを見るいい機会になると思い、日立AMSに決めた。

企業がどんな製品を作り、どういうキャラクターを持った企業かを調べた。自分のやりたいことやインターン参加目的を満足できるか考え、それが伝わるような文章を心がけた。専門以外の職に希望したため、ESでは志望理由を最も重視して、何度も添削した。

電動パーキングブレーキシステムのソフトウェア構成管理

1週目にやったこと

初日は事務作業や安全講習など
2日目は技術や製品の勉強
3日目以降は各部署で講習や業務

PCは1人1台支給される。自分で考えて作業する場面も多々ある。私のテーマでは広くいろんなことを経験できた。(詳しい業務内容は言えないが、構成管理や制御設計、ソフトウエア設計などを行なった。)

2週目にやったこと

2週目前半は業務の続きで、自分が作った制御やソフトをシミュレータに組み込み、仕様どおり制御できているか観察した。また、書類を整理し、設計書の構成管理を行なった。後半は、発表に向けて資料を作成したり、発表練習をしたりした。

部長、課長を含め、インターンに関わった人全員(他テーマの社員もいる)

特になし

私は以前から研究開発向きだと思っていたが、面談で社員の方から同じことを言われたため、自分の向いている職種がはっきりした。また、私はやる必要がないと感じたことに対してあからさまに手を抜くらしく、そのような短所も指摘してくれた。形だけの面談ではなく、ちゃんと評価をしてくれているので、この企業を受けるかどうかはともかく、客観的な意見をもらえたのはプラスになったと思う。

プログラムは基本的に学部生に合わせて作ってあるので、院生の自分は特に難を感じる部分はなかった。私の場合は研究内容と実習内容が異なったため、その辺の差を埋めることには非常に苦労したが、社員さんのサポートが非常に手厚いので何とか乗り切ることができた。

まずこの会社にどのような人が志望するか、またどのような人が内定をとり、実際に就職しているかということがハッキリした。そのことで会社のキャラクターや強みを理解することができたと思う。自分の場合は県外のインターンシップに参加したので、他県の大学に通う学生との交流が持て、県外の企業にもさらに興味をもつことができた。

私の行ったインターンシップのテーマは、ソフトウェアの構成管理と言うことで、特に大学の研究が生きるような事はないと思う。ただ他の部署で実施を行っていた方々は、非常に自動車申し込みに関する知識が多く、そちらの実習に参加する際は自動車の仕組みや各部品の構造について知っておく必要があると思う。

あくまで自分が実施を行った部署に関する話だが、実際の業務の一部を体験させていただいたおかげで、社会人になってからもこのようなことをするんだという実感が湧いた。またテーマが構成管理ということで、プロジェクトを進める際のワークフロー、プロジェクトを進める際の注意点やスピード感、大学とは違う業務内容について把握することができたため、どのような職種で就職したにせよ塩に役に立つ実習だったと思う。

インターンで面談を行う以上は、学生を評価しているはずで、それは当然人事などに共有されると思う。私の感覚では、普通以上の評価ではあると思うので、内定は貰えると感じている。ただその際、インターンで配属された部署以外への希望が通るかどうかは不明。加えて昨今の学生不足の状況や、社内の院卒就職率から鑑みるに、内定が出る率は高いと感じている。

もともと地元にはもっと大きいサプライヤがいるので、そこが第一志望になると思う。インターンのフィードバックから、自分は車がやりたいというよりも、研究開発がやりたい人間だとわかったので、自動車以外の業種も視野に入ってきた。そのため、インターン前よりも日立AMSの印象は上がったが、志望度は変わっていない。

単純にインターンの段階で個人を評価しているところは有利に繋がると思う。インターン中の評価は人事に行っているはずだが、行っていなかったとしても、他己分析のいい材料になっていることは確実。噂によれば、そのうち特別選考の案内が来るらしいので、その面でも有利だと思う。

参加前は主に自動車業界を志望しており、自動車関連のインターンにしか応募していない。デンソーやボッシュ、コンチなどいろいろあったが、それらはなんとなく選んだ企業なので、やはり落ちた。日立AMSは、国内ではややマイナーで、知名度が低いので、合格確率は高いと思った。完成車メーカーは、技術開発よりも管理の方が比重が重いと考え、もともと志望度は高くなかった。行くとしたら、日産やホンダと思っていた。

業界よりも職種を重視して企業選びを行うべきだと感じたため、日立製作所やソニーなどの電機メーカーも視野に入れるようになった。また、自動車はタイムリーな業種だが将来的には競合相手がさらに増える分野なので、ここに就職するのはやや賭けだとも思った(さらに厳しくなるという意味)。そのため、製品にとらわれず、職種や開発内容に目を向けていろいろ受けていこうと思っている。