18卒 本選考ES
技術
18卒 | 静岡大学大学院 | 男性
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Q.
当社を志望する理由を教えてください。 200文字以下
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A.
私は、5年間化学工学を積極的に学んできました。貴社の製品の開発・製造プロセスの設計に携わることで、貴社に貢献したいと考えています。また、バイオポリマーや、炭素繊維、水処理膜等、環境に配慮した製品を生み出す高い技術力に強い関心があります。また、3社統合によって生み出される、将来の新製品にも興味があります。それらの生産に関わる仕事を通じて貴社そして社会の発展に貢献したいと思い、貴社を志望いたしました。 続きを読む
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Q.
現時点で希望する「職種」を選択してください。
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A.
私は生産技術・製造職を希望します。化学工学の知識を活かすことができる生産技術・製造プロセス検討に従事し、プロセスの設計や改善を通して貴社や社会に貢献したいと考えているためです。また、様々な人と協力し、高品質な製品を安定供給することで社会に貢献できるためです。将来は、新規のプラント建設に携わり、新しい物を作り上げる達成感や、製品を製造する感動を、多くの仲間と共有したいと考えています。 続きを読む
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Q.
研究概要
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A.
近年、産業界から排出される二酸化炭素(CO2)が大気中に蓄積し、地球温暖化の進行が懸念されています。そのため、排出されたCO2を分離、回収し、化学的原料として用いる手法の一つとして,CO2のメタン化が注目されています。CO2メタン化反応には、いくつか問題点があります。その一つとして、CO2は非常に化学的に安定なため、低温で反応が進みにくいことが挙げられます。そのため,より低温で、かつ高いCO2転化率を得られる触媒と、プロセスの開発が求められます。当研究室の過去の研究により、CO2メタン化特性に優れるNi/CeO2触媒が開発されました。本研究では、反応システムの観点から、実用化に向けた検討を行ないます。私は、実用化に向け、構造体触媒システムに着目しました。工業プロセスにおける触媒反応器は、一般的に粒状触媒が充填された反応器が使用されます。反応システムには、大量に供給される気体を高速に処理する能力が要求されますが、粒状触媒が充填された反応器では偏流による反応効率の低下や、処理量の増加に伴う触媒層の圧力損失も生じます。さらに、CO2メタン化反応は非常に大きな発熱を伴うため、反応熱の蓄積により、装置や触媒へ悪影響を及ぼす恐れがあります。本研究では、構造体触媒システムを利用し、低温条件かつ高流量条件でも高いCO2転化率を得られるシステムの開発を目指します。 続きを読む
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Q.
上記の研究に取り組むうえで、あなた自身が考えて行った解決手段と、解決手段に至った背景(発想)について記述してください。例えば、どのような実験中(解析中)に、どのような事象に気付いて(誰のアドバイスで)、何を考えた、など具体例を挙げて分かりやすく記述してください。600文字以下
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A.
反応システムには、大量に供給される気体を高速に処理する能力が要求されますが、粒状触媒が充填された反応器では偏流による反応効率の低下や、処理量の増加に伴う触媒層の圧力損失も生じます。さらに、CO2メタン化反応は非常に大きな発熱を伴うため、反応熱により、装置や触媒へ悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため、私は構造体触媒に着目し、実用化に向けた研究を行なうことを研究テーマとしました。構造体触媒を利用したCO2のメタン化反応プロセスを実用化する際、細い反応管を束ねた多管式反応器を想定しています。そのため、細い反応管でも利用できる構造体触媒を調製する必要がありました。そこで、細長く切り出した、平らなアルミニウム基材に触媒を担持することで構造体触媒とし、反応性を調査しました。その結果、粒状触媒に比べて構造体触媒の方が、高流量条件でも高いCO2転化率を得られることがわかりました。しかし、平らな構造体触媒では、反応物が触媒に接触せず吹き抜けているのではないか、より触媒と接触しやすい形状の構造体触媒なら、更に高いCO2転化率を得られると考えました。そこで、反応物の流れを乱すことに着目し、流体の混合や、撹拌に関する文献を調査し、スタティックミキサーを構造体触媒システムに応用しました。実際に基材にひねりを加えた構造体触媒では、平らな構造体触媒に比べて高いCO2転化率を得られることがわかりました。 続きを読む
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Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。 600文字以下
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A.
私は英語力の向上に注力し、その過程で行動力を身に付けました。大学入学以前より海外に興味を持っていたため、大学に入学して以来、海外ドラマを週に2本程度繰り返し鑑賞し、英会話での言い回し等を勉強してきました。さらに、大学3年の夏休みにカナダに1ヶ月間ホームステイし、現地の英語学校に通いました。現地では日本人が少ない環境の中、臆することなく英語で会話をすることができました。こうした活動を通じて、私は英語で考えを述べる楽しさ、難しさを学びました。また、この経験によって英語でのコミュニケーションに対する心理的ハードルを下げることができました。そこで私は大学4年生時に、大学内で行われた卒業研究発表を英語で2度行うなど、自身の研究成果を英語で伝えることに尽力しました。修士となってからは、ABP (Asia Bridge Program:英語履修副専攻)という、留学生対象に英語で行われる授業に参加し、英語での発表を複数回経験しました。また研究室では、外国人研究員と研究について英語で議論するなど、積極的に英語を用いる機会を設けるようにしています。まだ自分の意見を正確に伝えきれないことや、相手の質問の意図を読み取れないことはありますが、英語の上達を実感しており、非常に刺激的な毎日です。これらの経験で培った海外での活動に対する高い意識を活かして活躍していきたいと考えております。 続きを読む