- Q. 志望動機
- A.
デロイトトーマツコンサルティング合同会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒デロイトトーマツコンサルティング合同会社のレポート
公開日:2020年2月7日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 経営コンサルタント
投稿者
- 大学
-
- 熊本大学大学院
- インターン
-
- テイエルブイ
- 小林製薬
- 豊田通商
- PwCアドバイザリー合同会社
- コロプラ
- デロイトトーマツコンサルティング合同会社
- 日本たばこ産業
- シグマクシス・ホールディングス
- リクルートホールディングス
- 住友商事
- 入社予定
選考フロー
企業研究
DTCは他のBIG4等などのコンサルティングファームと比べて、より個人の人柄を重要視しているので、インターンで知り合った数人の方に社員訪問して、面接で社員の人柄に惹かれたというエピソードを話していました。実際に会ってみて温厚な社員の方が多かったので、私の性格とマッチしているという事を伝えました。また、社員訪問や面接等を通じて、他のBig4よりソフト面のスキル(コミュニケーション能力等)を重要視していると感じました。(論理的思考力などハード面でのスキルは大前提での上)。能力面では、グローバルな案件も多いので英語を重要視しており、WEBテスト(TG-Web)の英語やTOEICのスコアを重要視していると考えられます。実際に、三次選考と四次選考では英語は大丈夫か?という質問を受けたので、しっかりと対策をする必要があります。最低でもTOEIC730点はあった方が良いかもしれません。(入社後までに900点を求められます)。
志望動機
私がコンサルタントを志望する理由には、(1)日本の産業の活性化、(2)困難な課題の解決が得意、得意の2つがあります。
(1)については、日本の産業の活性化を通して日本の農林水産業の振興を図りたいです。私は祖父が農家だった経験から、日本の産業の発展に寄与したいと考え、大学院で研究に取り組みました。しかし、研究成果が産業の振興に直結するとは限らず、研究を通じた産業への貢献に限界を感じています。近年、各産業は異業種からの新規参入が増している一方で、成功する企業は多くありません。産業界全体を俯瞰し、収益性の高い持続可能なビジネスモデルを作る事が振興への近道であり、最重要課題だと考えます。その点でコンサルタントは幅広い業界の事業成功の知見を有し、多面的な視点から課題解決に貢献できる為、産業の振興に必須であると考えます。
(2)に関しては、スポーツジムでのアルバイトと研究において、課題の分析、解決策の検討、実行する事で変革を行いました。アルバイトでは、学生の顧客獲得率が10%と低迷していました。顧客に対する配慮が足りず会員の悩みを深く理解した提案が出来ない事が原因と考え、統一した評価項目の個人カルテを導入し、従業員の接客の質を向上させました。結果、顧客獲得率が18%に上昇しました。研究では、研究室の資金不足や競合研究チームの存在が課題であった為、外部資金の獲得や異分野の知見を参考とした手法を導入して差別化を図りました。結果、世界初の発見など顕著な業績を挙げて、理工学部を首席で卒業しました。この経験より培った、分析力、思考力、実行力を活かして人・組織の変革に貢献したいです。
以上の理由から私はコンサルタントを志望しています。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年08月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
・インターン志望動機を教えてください。250文字
・学生時代に頑張ったことを教えてください。250文字
・自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください。250文字
・困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか。250文字
ES対策で行ったこと
結論ファーストを心がけた。また、コンサルファームに内定している先輩・友人を見つけて、添削して頂いた。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年08月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
市販の参考書を買って対策することも大事だが、一番良いのは他のTG-Webを実施している企業で練習する事だと思います。
WEBテストの内容・科目
形式:TG-Web (従来型)
科目:言語、計数、英語、性格
言語:12問/12分、長文読解・趣旨把握
計数:9問/18分、立体の切り口、論理・待遇と三段論法、推論(嘘つき・じゃんけん等)
英語:10問/15分、長文(設問は5問程度で空所補充、語句の言い換え、内容一致等)
インターン
- 実施時期
- 2019年09月
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年09月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 10年目位の中堅コンサルタント
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
15分の短い時間で私の人柄を知ってもらえた事が大きなポイントだったと思います。DTCは学生の人柄を大事にすると聞いていたので、終始笑顔で面接官と楽しく会話することを心がけました。
面接の雰囲気
面接会場の雰囲気:非常に和やかで雑談のようでした。
受け答えに対する面接官の反応:終始笑顔で相槌を打ってくれて、非常に話しやすい雰囲気でした。
他の学生の行動に対する面接官の反応:私の前の学生は、面接官の笑い声が控え室まで聞こえてくるほどに話が盛り上がっていました。
1次面接で聞かれた質問と回答
・あなたの長所を教えてください。またその長所を仕事にどう活かしますか。
私の長所は確実に成果を出せる事です。「農家に役立つ発見がしたい」という夢を持ち、大学院まで進学して、学振特別研究員として農業の研究を続けてきました。先行事例も一切なく、一から実験手法を考え、改良し世界で初めて、××の開発に重要な物質を発見しました。アメリカのグループとの研究競争になった際には、かなりのハードワークを自らに課して競争に打ち勝ち、これを乗り越えました。その結果、多数の成果を論文や国際学会で発表し、修士課程は首席で卒業しています。この様に、私はどんな困難な課題に対しても粘り強く努力を続け、確実に目標を達成できる人間です。この長所を仕事にも活かして、クライアントの課題解決に貢献できるコンサルタントになりたいと考えています。
・インターンシップの志望動機を教えてください。
「農家の所得向上」に寄与するために、様々なビジネスについて学びたいからです。
私は、祖父が農家だったの経験から、農家の所得格差について大きな課題を感じているため、変えたいと思っています。その為に大学では、農業に関する研究を行なっています。しかし、農業において、技術だけではなく、経営の力が大きく不足していると感じる為、様々な事業に携わりながら視野を広げる事が重要であると考えています。その点貴社では農林水産業に関するプロジェクトを多数行っており、私が特に課題に感じている企業のコンサルティングも行なっております。そのため貴社のインターンに参加して、クライアントの課題を解決するというコンサルティング業務の経験を積みたいと思っています。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年10月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 100分
- 面接官の肩書
- 10年目くらいの中堅コンサルタント
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
・終始楽しそうに議論していた事が一番の評価ポイントだったと、内定後に伝えられました。
・面接官の指摘に対して反論するのではなく、一度受け入れた後に、自分なりの意見を伝えるように意識しました。
面接の雰囲気
最初の60分でケース課題を解いて10分休憩後、30分間、面接官とディスカッション。
面接会場の雰囲気:面接官とのディスカッション中は厳かな雰囲気でした。こちらの論理が少しでも破綻しているとすぐに指摘が入り、うまく答えられないと険しい表情になりました。終わって逆質問タイムになると非常に和やかな雰囲気になり、面接官にも笑顔が見られました。
2次面接で聞かれた質問と回答
新しい働き方をどう定義しましたか?また、クラウドソーシングとギグエコノミーについて違いは何ですか?
私:提出した答案用紙に前提として「新しい働き方」の定義を書き忘れてしまったのですが、私は「新しい働き方」とは、会社に出勤して定時の間勤務する、という働き方以外の働き方を、新しい働き方と定義しました。例えば、クラウドソーシングやギグエコノミーなどです。
面接官:クラウドソーシングとギグエコノミーについての違いは?
私:そもそも同列で考えるものではないですが、違いは××です
面接官:そうですね。ではあなたが定義した「新しい働き方」の前提で、これから新しい働き方が推奨された場合の、メリットデメリットについて、それぞれ上げてみてください。
私:1分頂いてもよろしいでしょうか?
(この間にそれぞれメリットデメリットを3つずつ考えて説明しました。)
それぞれの施策をインパクトで評価してるけど、どのように評価したの?
私:インパクトとして規模と効果の2軸を設定しました。(マトリックスを作成)
面接官:この☆マークつけてる施策より、こっちの方が規模としては大きいと思うけど、なんでそちらに☆マークつけていますか?
私:☆マークつけてる方が規模と効果を掛け算した結果、インパクトが大きくなるからです。
面接官:なるほど、まとめ方としては悪くないですね。ただ、私なら××のように評価しますが、どう思いますか?(実際に紙に書きながら説明して頂きました)
私:××のような評価軸は思いつかなかったのですが、今考え直したらおっしゃる通りだと思いました。ところがこの場合、××という事は考慮に入れなくて良かったですか?
面接官:××はこっちに含まれているから今回は考慮しませんでした。
私:すごくスッキリした回答になりました。ありがとうございます。
3次面接 通過
- 実施時期
- 2019年11月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- パートナー2人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
事前に提出した1000文字の小論文の作成に注力しました。友人やOBに添削して頂き、どんな質問にも答えられるように準備して三次面接に臨みました。
面接の雰囲気
面接会場の雰囲気:非常に和やかな雰囲気でした。最初にパートナーの方から、面接だがあまり硬くならずにいつもの会話のように話してと言われて緊張は解けました。こちらの答えにも頷きながら聞いてくれました。他の友人は圧迫面接で落ちていたので、私はインターンシップの評価が高かったと思われます。
3次面接で聞かれた質問と回答
なぜ総合ファームの中でもなぜデロイトですか?
1プールユニット制に魅力を感じている、2社会課題の解決にも力を入れている、3誠実な社員の方が多く、また求める人材に泥臭さをいとわない事を掲げている、の3点です。
特に1に関しては、まず私はサービスやインダストリーを限定せず、プロジェクトベースで幅広く経験を積みながら、コンサルタントとしての基本スキルを身につけたいと考えています。貴社は世界中の日系大企業を主なクライアントを成功に導いてきた実績やノウハウがあるので、そんな素晴らしい環境で、農業だけに固辞するのはとてももったいないと思うので、まずは幅広く学びたいと考えています。
2に関しては、社会課題の解決に力を入れている事がとても魅力的で、長期的に持続可能なビジネスを行うには、社会課題を解決しながら利潤を求めていく事が重要であると思いますし(社会課題というのはかなり大きな市場)、そこはコンサルタントがもっと介入して解決してく事だと思うので、社会課題解決にも力を入れている御社に、魅力を感じています。
三年後と5年後と十年後の理想は?
三年後: プロジェクトをリードする経験を徐々に積んでいくことで、プロジェクトの一定の範囲に置いて責任を持ちながら、後輩や1年目アナリストの指導をして、シニアコンサルタントへの昇進を見据えたいと思います。
五年後:poolユニット制度を終えてシニアコンサルタントになっている予定で、コンサルタントとしての基本スキル・経営感覚がしっかりと身についており、所属ユニットにて専門性を深めるとともに、複数の分野で活躍できる専門性を身につけていたいと考えています。
十年後:日本の農林水産業発展に関わるビジネスのプロジェクトマネージャーを数件ほど経験して、農林水産業界に、コンサルタントとして私の名前が知られている存在になっていたいと考えています。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年12月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- パートナー1人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
やや圧迫面接であった為、終わった後は落ちたと思いました。ただこの時点では、これまでの面接やインターンシップの評価で合否はほとんど決まっているようなので、合格者でも圧迫面接を実施して、ストレス耐性などをみていたのではないかと思います。
面接の雰囲気
終始非常に厳かな雰囲気でした。3分で自己紹介して」という質問に対して答えた後に、「じゃあもう後3分、違う話題で自己紹介して」と言われた時には少し焦りました。
最終面接で聞かれた質問と回答
これまでの面接の出来は自分では何点だと思うか、それはなぜか、どうしたら改善できたのか?
1次面接:70点です。20分というかなり短い時間ではありましたが、簡潔に質問内容について答える事ができたと思います。自分がどのような人か伝えることはできたと思うので、及第点の70点をつけます。
2次面接:50点です。「新しい働き方について考えよ」っていうお題だったのですが、最初に「新しい働き方」っていうすごい曖昧な単語の前提を確認しないで進めてしまいました。その点が一番の反省点であり、この面接以降、必ず最初に前提を確認するようにしています。
3次面接:80点です。パートナー2人の方と面接させて頂きましたが、準備して伝えたかった事は全て伝える事ができました。また疑問に思っていた問題を解消する事ができました。
興味あるインダストリーは?そのインダストリーのどんな問題を解決したい?またそのためには何をすればいいと思うか?
コンシューマーインダストリーの農林水産業に興味があります。その中で農林水産業ビジネスへの新規参入、または事業立ち上げ後の発展段階までに企業が抱える課題、具体的には市場規模調査や、事業展開戦略立案支援、各種技術の農林水産業への適用の仕方が分からない企業に対して解決策を提案していきたいです。そのためには、時系列で話すと以下の様になります。
3年目まで:幅広く経験を積みながら、コンサルタントとしての基本スキル・経営感覚を身につけ、プロジェクトをリードする経験を徐々に積んでいくことで、シニアコンサルタントへの昇進を見据えたいと思います。
5年目まで:シニアコンサルタントとして、所属ユニットにて専門性を深めるとともに、複数分野で活躍できる専門性を身につけていきたいです。
10年後まで:農業ビジネスのプロジェクトマネージャーを数件経験し、その業界に名前が知られているレベルになりたいと思っています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
メールにて内定を頂いた後、内定承諾書が発送されました。返送期限は1ヶ月で、この間に社員の方と面談する機会を設けて頂きました。この面談ではもう就職活動を辞めたか?等聞かれました。
内定に必要なことは何だと思うか
DTCは他のコンサルティングファームと比べて、より個人の人柄を重要視しているので、ソフト面のスキル(コミュニケーション能力等)がより重要になってくると思います(論理的思考力などハード面でのスキルは大前提での上)。また、グローバルな案件も多いので英語を重要視しており、WEBテスト(TG-Web)の英語やTOEICのスコアを重要視していると考えられるので、しっかりと対策をする必要があります。最低でもTOEIC730点はあった方が良いかもしれません。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
・自分の考えをしっかりと持ちつつも、相手の意見もしっかりと受け入れる素直さだと思います。インターンシップでは、私の班に頭もよくとても活躍したメンバーがいましたが、やや社員の方の意見を否定する傾向にあった為、三次面接で落とされたという話を聞きました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
インターンシップと三次面接でほぼ合否は決まります。四次面接はたとえ圧迫面接であっても、すでに合否は決まっていると思われます。つまり、インターンシップ中は社員の意見を否定せずにしっかりと取り入れることができるか、三次面接前に課される小論文をしっかりと書ききる事ができるか、この2点に尽きると思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定承諾期限が迫る前に、社員の方との面談を実施して頂きました。また、TOEIC900点と簿記2級を内定者課題として課されました。
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デロイトトーマツコンサルティング合同会社の 会社情報
会社名 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 |
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フリガナ | デロイトトーマツコンサルティング |
設立日 | 1993年4月 |
資本金 | 5億円 |
従業員数 | 2,675人 |
代表者 | 佐瀬真人 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号丸の内二重橋ビルディング |
電話番号 | 03-5220-8600 |
URL | https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc.html |
採用URL | https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/ |