【未来を切り拓く挑戦】【22卒】大正製薬の冬インターン体験記（文系/ビジネス総合職）No.17018（早稲田大学/男性）（2021/8/8公開）

one careerのクチコミで「インターシップに参加すると本選考で一次面接がカットになる優遇ルートに乗れる」との情報を発見したので応募した。また、第一志望はコンサルティング業界であったが、製薬業界もコンサルティング業界に及ばないものの高年収を期待できる業界であった点も動機となった。

コンサルティング業界をメインで受けていたため、そこでの人物像と大正製薬の選考を受ける際の人物像を使い分けることに注力した。具体的は、面接官が笑ってくれるような小話を挟むことで親しみやすさをアピールした。

営業職となるので親しみやすさをいかに表現するかが大事だったように感じる。面接は、親しみやすさと論理性(理路整然)のバランスが合否の鍵を握るというのが持論だが、大正製薬の面接では親しみやすの割合が７、論理性(理路整然)の割合が３になるように意識した。コンサルティング業界を受ける場合は、この割合が逆になる。

SR・MR業務に関する課題解決型グループワーク

1日目・・・企業説明会→職種（SR）説明会→チームでSR体験ワーク
2日目・・・1日目の結論を発表→職種（MR）説明会→MR体験ワーク
3日目・・・2日目の結論を発表→座談会。
1班6人構成。

製薬業界全般に関する知識、マーケティング知識、SR/MR職に対する仕事理解

SR・MR業務に関する課題解決型グループワーク

1日目にやったこと

企業説明とSRの職種説明がまず行われた。次に、『コバラサポート』という自社製品の販促企画を考えた。具体的には、店舗内のどこに配置してどのように販売し、広告方法はどうするかなども考える。

2日目にやったこと

一日目の成果物を発表した後にMRの職種説明が行われた。次に、4つの病院の資料から各病院にどの医薬品を販売するのが効率的かを考えるグループワークを行った。終わらない部分は連絡先を交換して自発的に集まった。

3日目にやったこと

MRのグループワークに関する発表を行った。その後に結果発表と社員からの講評があった。最後には、現役社員との座談会も設けられていたため、ざっくばらんにお話しを伺うことができた。

人事社員

なし

インターシップでは、チームごとにメンターとして社員が常駐して学生の振る舞いを観察していた。後日個別のフィードバックをもらう機会が各自設定された。その中では、ファシリテーターとしての主体性を評価された。

ワークの難易度はそれほど高くなかったが、なにせ時間が少なかったため発表資料の作成までは間に合わず残業となってしまった。なので、グループワークのタスクを割り振って同時並行で進めたら時間内には終わるとは思った。ただ、そこまでゴリゴリに効率を重視してワークを進めるという雰囲気ではなかった。

インターシップが三日連続ではなく日をあけての開催だったため、連絡先を交換し別日でワークを進めたりと仲は深まった。ただ、なにか学べたかとうと特に思い当たらないのが正直なところ。

製薬業界という文系学生の自分にとっては馴染みのない分野であったので、１から知識を吸収することができ知識面での学びは多かった。また、大正製薬というと国内市場メインの製薬会社というイメージだったが、リポビタンDをはじめとしてグルーバル展開している商品が多いことは意外であった。

パワポでの発表資料作成について知識はあって損はないと思う。製薬関連の知識はほぼないという前提でインターシップは進められるので、その点は予習する必要はないと思う。

インターシップのグループワークはSR業務の一側面でしかなく、仕事の全容をつかむことが難しかった。後続にインターンシップが複数予定されていたため、そちらに参加することで業務理解が深まり大正製薬で自分の働く姿を想像できるようになれたかもしれない。

僭越ながら外資系コンサルティングで出会った学生と比較すると学生のレベルは高くないと感じた。また、また、このインターンシップ選考の面接を通して営業職の面接ではどのような人物像で振る舞うべきかについては自分なりに解を見つけることが出来たことも要因としてある。

最後の項目と重複する部分があるが、座談会での社員の言葉がある。「SRの仕事なんて簡単で勉強しなくても大丈夫」というニュアンスの発言があった。これに対して、簡単で勉強しなくても問題ない職種に将来的はなくなりたいとは思わなかった。いわゆる会社の看板を背負っているからこそ価値のある仕事ということになる。不確実性の高い現代において安定は会社に依存するのではなく個人に内在するというのが持論である。

one careerのクチコミで見たように、インターシップ参加者は一次面接カットで二次面接から本選考に進めるという案内メールがきた。また、製薬に馴染みのない文系学生にとってはインターシップは納得感のある志望動機を作るための格好の機会であると思う。

インターシップ参加前からコンサルティング業界をメインで考えていたが、それ以外の業界を詳しく見ることなく就活を終えるのは時期尚早で勿体ないという想いから大正製薬のインターシップに参加した。志望理由としては、高年収と自分の体一つでマーケットに対して価値提供できるであった。コンサルティング業界は二つに当てはまるが、大正製薬は高年収のみであった。

結論としては、コンサルティング業界に進むという意志が確固たるものとなった。きっかけとなった出来事は２つあり、一つは座談会での社員の言葉である。「SRの仕事なんて簡単で勉強しなくても大丈夫」というニュアンスの発言である。簡単で勉強しなくても問題ない職種に未来は感じなかった。２つ目は、自分がMRのグループワークの採点方法に関する制度的欠陥を指摘したところ、社員が理解できたかそうでないかはわからないが何事もなかったかのようにスルーされワークが進んだことである。社員のレベルが高くないと僭越ながら感じてしまった。