【素材メーカーの魅力】【22卒】クラレの冬インターン体験記（文系/事務系）No.17079（早稲田大学/男性）（2021/8/8公開）

one careerの選考体験記で「このクラレのインターシップに参加すると本選考で優遇がある」との情報を発見したので応募した。また、クラレは素材メーカーということで安定性と高年収の二つを兼ね備えている企業だと感じたことも動機となった。

one careerの選考体験記の情報を使って面接対策をして選考に参加した。具体的には、複数の選考体験記の情報をもとに想定質問リストを作り事前に返答を準備してから面接に臨んだ。

コンサルティング業界との比較となるが、営業職であったため人当たりの良さとう面や親しみやすさという面が重要視されたと感じる。

1~2日目はグループで営業体感ワーク/3~4日目はクラレの製品を使ってグループで新規事業立案ワーク。

1~2日目：最初に素材メーカーに関する業界説明と、クラレの企業説明→チームビルディング(共通点探しゲーム)→営業体感ワーク→発表
2～4日目　新規事業立案ワーク（クラレの製品を使って新規事業立案）→発表→座談会。

素材メーカーという業界に関する理解、素材メーカーの営業職の職種理解。

1~2日目は営業体感ワーク、3~4日目はクラレの製品を使って新規事業立案ワーク。

前半にやったこと

まずは、素材メーカーに関する業界説明とクラレの企業説明があった。その後に、共通点探しゲームでチームビルディングをしてから営業体感ワークを行った。クライアントに対して、ヒアリングする機会もあった。発表の際には、順位付けがされるのだが途中経過に関してもグループごとの得点が採用サイトのマイページに表示されるようになっていた。

後半にやったこと

エバールなどのクラレの製品を使用した新規事業立案ワークを行った。その中では、事業が技術的に実現可能かを技術社員に実際にヒアリングする機会があった・そして。最後に発表。これも前半と同様に途中経過の得点が採用サイトのマイページで発表された。また、最終日には現役社員との座談会もあった。

人事社員

なし

グループごとにメンターとして社員がべた付きすることはなかったが、ロールプレイングのクライアント側を演じるのも人事社員であることにくわえてワークの様子も定期的に覗きにきたので関わる機会は多くあったように思う。

営業体感ワークでは、技術社員とのヒアリングを通して最適な素材を見つけるということであったがこれが難しかった。ヒアリングの機会は限られているため、最初からある程度は筋の良い提案をしないとなかなか希望の性能を満たす素材にはたどり着くことが出来なかった。また、自分が素材には対していかに無知であるかについても思い知らされた。

同じグループだった学生とは相互フィードバックの機会が最後にあった。そこでは、自分では気付かなかった口癖などを指摘されたため学びとなった。

クラレのインターシップを通して、素材が担う社会的意義の大きさについて学ぶことができた。一方で、営業職としては素材の専門知識がものを言うという性質があると感じ、どの会社にいっても通用する普遍的なスキルを身に付けることは難しいと感じた。また、現役社員との座談会では有給休暇を使って海外旅行に行く社員が多いなどホワイト企業としての側面を垣間見ることができた。

素材に関する前提知識があればワークを有効に進めたと思う。ただ、参加学生の大半は素材に関する知識はゼロだったのでなくてもマイナスになることはないと思う。また、資料作成についてはパワーポイントの技術があれば重宝したと思う。

今回のインターシップでは、詳細な業界説明・企業説明にくわえて営業体感ワークという実務に即した内容が盛り込まれていたためキャリアイメージを明確化することはできた。新規事業立案に関しては、楽しいが実際のところその仕事をするのは少数なわけで、営業体感ワークをすることは学生の企業理解にとって貴重な機会だと思う。

インターンシップの参加学生を見る限り、レベルの高い学生がこぞった参加しているということではなさそうと感じたため。コンサルティング業界をメインで受けており、そちらの経験がクラレの選考でも活きてくると感じていた。ただ、営業職ということでコンサルティング業界を受けている自分とまったく同じで選考通過できるということではなく、論理性より親しみやすさをアピールするなどカスタマイズは必要と感じる。

素材メーカーの営業職は専門性が高く、転職市場で良い評価を受けることは難しいと感じたため志望度は下がった。たしかに、クラレは素材メーカーとして安定しているとも言えるが、それが今後数十年にわたって確実とは言えないと感じた。そうなったときには、転職が視野に入りそこで市場価値が低いと考えると志望度は下がってしまった。

one careerのレビューにあったような優遇ルートに案内されることはなかった。しかし、素材メーカーという専門性の高い企業なのでインターンシップに参加して業界理解や職種理解を深めることは納得感のある志望動機を作ることに繋がると感じた。

コンサルティング業界をメインで受けていたが、素材メーカーという業界は高年収かつ安定性もあると言われ人気の業界なので自分の目で確かめようと思っていた。しかし、このインターンシップに参加したことで素材メーカーの営業職は専門性が高く転職でのつぶしが効かないことがわかった。そのため、自分のなかの選択肢として素材メーカーは消えることとなった。コンサルティング業界に対する志望動機は、「自分の体一つでマーケットに対して価値提供できる」と「高年収」という点であった。素材メーカーに関しては、高年収が当てはまった。

インターンシップに参加したことでクラレのホワイト企業というイメージが強くなった。理由としては、有給休暇は一週間以上つなげて海外旅行に行くということを実際に社員から聞いたためである。個人的には、バックパッカーを趣味としており社会人になっても何らかの形で海外に行き続けることができる企業に就職したいと思うようになった。結果として選んだPwCはプロジェクトの間に長期休暇を取ることが奨励されてるため、クラレのインターシップで抱いた想いが最終的なキャリア選択にも繋がったと感じている。