- Q. 志望動機
- A.
株式会社電通総研の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒株式会社電通総研のレポート
公開日:2021年3月23日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 技術職
投稿者
選考フロー
企業研究
「なぜSIerを志望するのか」「なぜISIDを志望するのか」については必須です。これらはES、2次面接、最終面接で必要です。ESを提出する段階ではざっくりとでもいいので考えておいて、2次面接までに完成させておきましょう。最終では5分間スピーチでしっかりと志望理由をアピールする必要があります。基本的な2つの質問に対して、自分の人生や性格を絡めたしっかりとした理由をつけられるようにしましょう。個人的には、ISIDの魅力の根本というのは人間魅力にあると考えているため、自分がどれだけその点を魅力的に感じているかをアピールできた点が良かったのかなと思います。
企業研究については、Myページにある動画コンテンツを片っ端から見ました。会社の雰囲気、社員がどういう志を持って働いているかを重視していました。社員同士のやり取りを見て、社員の会話の雰囲気を知っておくことも必要だと思います。コミュニケーション能力という、短期間で付けられる能力ではない分不安に思う方が多いかもしれませんが、「相手のテンポに合わせて話す」「自分のテンポに相手を引き込む」といったことに気を付ければいいかと思います。この相手のテンポというのを、動画コンテンツでざっくりとでもいいので掴んでおくと、面接の際に話しやすいかと思います。
興味のある製品も、少しは答えられるようにしておく必要があると思います。たくさんの背品がありますが、一つか二つは見つけておきましょう。
一方で、全ての選考において典型的な質問をされるわけではないです。本当に「上手にコミュニケーションを取れるかどうか」を見られているので、全ての質問に対して的確に、余計なことを話さないように意識すると良いかと思います。例えば、一般的な面接では「いかに自分をアピールするか」が重要であるため、質問に対して自分の経験を沿えて、長所をアピールする必要があります。ISIDの選考でこれを行うと「コミュニケーションの取れない自分語りマン」になる恐れがあります。慎重に行動し、「聞かれたら答えられる」程度の気持ちで臨みましょう。
どの選考も和やかな雰囲気で行われたので、相手の会話を楽しむことを忘れず、それを表情にもしっかりと出すことで好印象を与えられるはずです。
人間魅力を最も強みとしてISID自身がアピールしている点からも、志望動機に「人間魅力に共感した」と書く方が多いと思います。皆が言っている分、差別化が図りにくいかと思われるため、他の点で志望度をアピールしようと思う方もいるかもしれませんが、一方でインゲン魅力はISIDに入社する人間としては必須条件でもあると、私は考えています。少なくとも、人間魅力には触れるようにし、自分の経験から”人間魅力あふれる環境”が自分に必要かを話せるようにしておくと良いと思います。差別化しづらいが、必須です。
志望動機
(最終面接の5分間スピーチにまとめた内容)
スカウトサイトを通してISIDからオファーを頂き、参加したオンラインイベントをきっかけに、それまでメーカー志望だった私がSIerを志望するようになった。まず、SIerを志望する理由を説明する。
一つ目が、ITを用いて企業を支援するという点に魅力を感じたことである。私には「指導してもらう先輩によって、後輩の研究結果に差が生じ、教授から怒られた経験」がある。これは、研究室という形態上起こる問題であり、言うなれば”情報の伝達”が上手く行われなかった結果である。当時は、自分から後輩全員に対して講義を開き、体系的かつ統一された研究手法を教えた。この情報の伝達によって研究室で不便な経験をしたというのは、企業でも起こりうることだと、ISIDのイベントでSIerを知った時に考えた。設計から開発にプロジェクトの段階が移行するときや、単に設計図を分担して書く場合でも、人が関わることによって起こる情報伝達の問題というのは多くあり、大きなロスを生み出す。自分の経験から、研究におけるデータ解析・考察というった本質に時間を割くためにも、こういったロスを削減することが必要だと強く感じた。自分が経験した不便を、仕事として解決することができれば、やりがいを感じられると思いSIerが魅力的だと感じた。また、多くの製造業を支援することによって、間接的に技術の進歩に貢献できると考えた。
次に、自分自身が「相手の考えを引き出すことが得意」だという点がある。研究室では、担当教員が外国人であるため、論文の要旨や、研究紹介ビデオの翻訳を任される機会があった。先生の言いたいことはなんなのか、ということを話を通して聞き出し、それを正確に翻訳することが楽しく、やりがいを感じられた。同時に先生からも評価していただき、自分の得意なことだと気づいた。SIerのようなコンサルティングを行う職業において、相手の要望をより深く引き出し、「相手自身が気づいていないようなこと」を引き出すことができる自分の力というのは、きっと役立つに違いないと思った。やりがいを感じられ、得意なことでもあるこの能力を活かして仕事がしたいと思った。以上がSIerを志望する理由である。
ISIDには「本質を掴む」という強みがあり、自分の得意なことと共通する部分があると思った。相手に寄り添い、サービスをただ提供するだけでなく「なぜこのサービスを顧客は必要としているのか」を考える姿勢は、ISIDの大きな強みであり、同業他社よりも秀でている点だと感じた。実際にHPの実例を見てもそれは明らかであり、魅力を感じるとともに共感できる強みであった。
また、このような強みを生み出す根本的な強みが「人間魅力」であると感じた。人間魅力あふれる社員が、自分らしく、長所を存分に発揮できる環境で働いているからこそ、ISIDの企業としての強みが生まれていると感じた。自分自身がもつ色々な強みを存分に発揮するためにも、人間魅力あふれる環境で自分らしく働きたいと思い、ISIDを志望した。
座談会・懇親会
- 形式
- 学生不明 面接官不明
- 実施時期
- 2021年01月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
研究内容、どのようなIT技術者になりたいか、そのために自分のどんな力が活かせるか、前述したIT技術者になるために今の自分には何が必要か、ISIDの行動指針AHEADの中で共感したもの、その理由
ES対策で行ったこと
ITを用いて何を実現したいかをよく考えた。具体的に自身の経験から、困ったことがあり、それをITを用いて解決することができたらなぁ、という話をできればいいと思う。おそらくこの段階でのプログラミングに取り組んだ経験はそこまで重要視されない。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2021年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
問題集を一周した。不安な箇所はもう一周した。3日ほどで終わらせた。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年02月
- 形式
- 学生5 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事部、技術部の社員
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分を含めた5人中、2人から評価された。テーマに対する的確な内容と、その経験を通して成長したという結果、即興とは思えない落ち着いた話しぶり、過去の話ではなく現在もその経験を活かしている点が評価された。
面接の雰囲気
和やかで話しやすい雰囲気だった。最初に社員の自己紹介、その後学生の自己紹介、スピーチ、スピーチ評価、社員に質問という流れだった。
堅苦しくいくと逆に浮いてしまうので、楽しむように心がけた。
1次面接で聞かれた質問と回答
カードを引き、書かれた内容に沿って2分間話すスピーチ、その後に誰のスピーチが最もよかったかを理由を添えて述べる
一度目に引いたカードが「遠距離」だった。パスして「サバイバル」を引いた(一度だけパスできる)。
高校の頃の軽音楽部で、教育体制が上手く機能しておらず、「個人で練習して勝手に上手くなれ」という雰囲気だった。まさにサバイバルであり、自分で上達できる人間が上達していく世界だった。私は自分の演奏を録音・録画し、先輩やプロの演奏と比較することで問題点を洗い出していった。この問題点を改善するために、練習方法を調べ、試み、成長を記録してまた振り返るということを繰り返した。現在でも英語学習や他の楽器を練習しているが、当時築かれたこの方法論は非常に役立っている。自分の根本的な方法論であることや、自身を見つめ、自分を形成した大きな体験であることを話した。
他の学生のスピーチで最もよかったと思うものを理由を添えて評価してください。
ある学生が「演劇部で演出を担当し多くのチームをまとめた経験から、多くの人間と関わり成長した」という話をしていたので、最もいいスピーチだったと評価した(カードのテーマは忘れた)。自分自身も軽音楽部で部長を務めていたため、、多くの人間と関わる苦労も楽しさに共感したと伝えた。多くの人間をまとめるからこそ、意見の違いに挟まれ苦しいことがあり、全体をまとめる人間として自分の意見を殺して対処しなければいけないこと、一方で場をまとめるからこそ、何かを成し遂げたときの達成感が非常に大きかったということを伝えた。スピーチの内容から、自分よりも多くの人間・チームをまとめた経験があるのだなと思い、尊敬していますと伝えた。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2021年02月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事部、技術部
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
全ての質問に対してしっかりと経験と理由を添えて答えられたこと。他にも、なぜ外国人とうまく付き合えているのか(自分が物怖じせず率直に意見を伝えるタイプで、外国人チックだからと答えた)、どうしてそのような性格なのか(経験を通して自分で成長してきたため、自分に自信があるから)と答えた。大学を選んだ理由・研究を選んだ理由は比較的典型的な質問なのに対して、予測しえない質問にもしっかりと答えられたことが評価されたと思っている。本当にコミュニケーション能力を評価されていると感じた「。
面接の雰囲気
和やかだった。初めにアイスブレイクとしてなんでもいいので自己紹介してくれと言われた。面接前に研究室のイタリア人にラザニアを作ってもらってそれがおいしかったという話をした。面接官も前日にラザニアを食べており、日本とイタリアのラザニアの違いを聞かれたところから話が進んでいった。
2次面接で聞かれた質問と回答
なぜ現在の大学に進学したのか
高校の時の化学の先生がとても面白い先生で、内容もわかりやすかったため、化学が好きな科目になった。成績もよかったので、化学を続けたいと思ったが、一方で楽器を続けていることから「将来は演者ではなく技術者として音楽に携わりたい」と考えていた。音楽の仕事といえば、楽器の設計開発を想像していたため、当時物理が苦手だった私は困っていた。前述した化学の先生が進路部長でもあったため、このことを相談すると「材料の選定・開発という点でも、化学から音楽にアプローチはできる」といわれ、化学系の大学に進学し、材料について学ぶ道にすることに決めた。他にも、英語・数学・化学だけで受験できる点、国立であれば一人暮らしを許してもらえることを理由に、大学進学したことを話した。
なぜ今の研究室に入ったのかを教えてください。
前述したように、化学系の大学に進学し、化学を学んできた。その過程で有機材料よりも無機材料のほうが興味があると感じ、課程分属では無機材料専攻に進んだ。研究室配属では、具体的に音楽のに直結する研究内容はなかったため、自分がやりがいを感じられる「実際に人に役立っていることがわかりやすい研究室」に進むことにした。人工関節材料という既に実用化され、医療の現場でも患者に使用されることで患者の生活に大きく役立つという点から、研究を通して最もやりがいを感じれると思い、現在の研究室に入った。また、研究室に留学生が多いことから、英語学習が趣味の人間としては英語を使用する機会が手に入るということも理由の一つとして挙げた。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事、人事部長
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
理路整然と答えたこと。初めは緊張していたが、話すうちに緊張が解けていったことで話せるようになり、コミュニケーション能力をしっかりと示せたこと。一方で、砕けすぎずに自分が話すときは真剣に、話を聞くときは笑顔で反応することも忘れなかった。
内定後に、人間としての軸がぶれずに、高いコミュニケーション能力を持っていたことが採用理由だと実際に教えてもらった。ISIDとの相性の良さが1次面接から評価されていたらしい。
面接の雰囲気
和やかだった。緊張して眠れなったと話したら、面接を早く切り上げて終わったらすぐ寝てくださいと言われた。面接官同士で冗談を言い合っているような雰囲気だった。
最終面接で聞かれた質問と回答
今後どのような人生を歩んでいきたいか
これまでの自分の人生が、憧れとなるような魅力的な人物を真似することで自分自身を成長させ、魅力的な人間になれるよう努力してきた。これを通して分析力もついてきたし、趣味に応用することで自分を成長させてきた。これまでそうしてきたように、これからもこういったことを続けたいと考えているし、もっと魅力的になりたいと考えている。そのためにも、自分が憧れるような人物に出会いたいと思っているし、そのような人と交流することを通して、人生の幅を広げて生きたと思っている。これを達成するためにも、ISIDは最も適した場であることを選考を通して感じた。用意された質問を投げかけられ、「面接は相互理解の場である」と嘘をついて一方的に判断してくる企業とは違い、本当の意味での相互理解ができる場であったことが、ISIDで自分が魅力的になれる理由だと答えた。
自分らしくいるための環境が必要だということだが、同僚に求める要素・考え方などはあるか
自分が所属する団体のアイデンティティを理解していること。SIerひとつでも多くの企業がある中で「なぜISIDなのか」という点をしっかりと理解していることは、自分自身に自信を持つためにも必要だと感じている。自社の製品に誇りをもって顧客に提供するためにも、自分が所属する企業の持つアイデンティティ、いうならば強みを理解し、それを顧客に対してアピールできることが必要だと考えている。その点でISIDには人間魅力があるわけで、話しやすさ、コンサルティングにおける顧客の真の理解という点で、強みを前面に押し出して対応することがアピールであり、強みであると答えた。軽音部に属していた経験からも、他の音楽系サークルとの差別化を図り、結束力を強めるためにも、違いを理解し、アイデンティティを理解することを部長として全体に伝えていたため、経験とも結びつけて答えた。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定承諾の期限を設けないこと、気が済むまで就活を続けることを勧められた。もちろん即承諾してくれることは会社としても嬉しいと伝えられたが、後悔のないように、と言われた。
内定に必要なことは何だと思うか
真の意味で自分らしくいること。他には2社しか面接を受けたことはないが、2社とも「用意された質問に適切に答えられているか」しか見られていないと感じた。ロボットのように話が進むのではなく、ISIDの面接では会話のようにして面接が進んでいく。そういった自然体の学生をしっかりと評価していると感じた。就職してから実際に働くときの自分というのは、就活における典型的な堅苦しく着飾った自分ではなく、自然体の自分であるはず。学生の自然体の姿、つまりは用意することができない問題に対する答え方であるとか、コミュニケーション能力、頭の回転の速さを見られていると思う。
自己分析をしておくこと。それに加え、具体的に自分の経験からなぜISIDに魅力を感じたかを言語化できるようにしておくと良いと思う。コミュニケーション能力というのは、言葉にできるかが勝負であるので、漠然と感じている志望理由というのは伝わらない。人生を振り返り、なぜ魅力を感じたのかを経験と紐づけて、言語化できる力が評価される。そのためにも、自己分析をしっかりとしておくこと。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
コミュニケーション能力の高さ。正直どうにか準備して対処できる問題ではないと感じるため、本当の意味での企業との適性を見られていると思う。
自分自身、これまでに自分の人生を振り返ることが多かったし、自分を客観視する機会が多くあった。簡単に言えば自己分析であるが、定期的に何度も繰り返すことが必要だと思う。
あとは、内定を頂いた3月から10か月前からインターンを通して就職活動は始めていた。多くの企業を見て、選考を通して向き不向きを判断し、「なぜ向いていると思ったのか・向いていないと思ったのか」を振り返って、はっきりと言語化できるようになったことで、志望度の高さをしっかりと伝えることができたと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
本当の意味でのコミュニケーション能力を求められている。正直対策仕様がない部分が多い。よって、典型的な質問に対する答えを用意していくのではなく、どんな質問に対しても自分の経験・強みを結び付けられるような”素”となるようなエピソードを用意しておくべき。そのためにも自己分析。
あとは、余計な自分語りをしないためのブレーキを持ち合わせておくこと。
内定後、社員や人事からのフォロー
選考全体のざっくりとした評価を伝えられ、そこからどういうことを期待されているかも伝えられた。
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電通総研の 会社情報
会社名 | 株式会社電通総研 |
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フリガナ | デンツウソウケン |
設立日 | 1975年12月 |
資本金 | 81億8050万円 |
従業員数 | 4,349人 |
売上高 | 1426億800万円 |
決算月 | 12月 |
代表者 | 岩本浩久 |
本社所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南2丁目17番1号 |
平均年齢 | 40.6歳 |
平均給与 | 1133万円 |
電話番号 | 03-6713-6111 |
URL | https://www.dentsusoken.com/ |
採用URL | https://www.isid.co.jp/neo-pro/ |
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