【食品業界の挑戦】【23卒】ハウス食品の夏インターン体験記（理系/1Dayインターンシップ）No.30824（非公開/女性）（2022/11/18公開）

それまでに受けていたインターンシップが全てBtoBの企業であったため、BtoCの企業を何かしら受けてみたいと考えていた。中でも食品業界のインターンシップに興味があり、自分が好きなレトルト食品を扱っているハウス食品など身近に感じる食品メーカーに応募した。

内容的に本選考の自己PRやガクチカのような内容であったため、本選考を意識してESを書いた。すでに先輩にも添削してもらい、一度他のインターンシップの選考で通ったものをそのまま採用した。

ESのみで選考に参加できたので、短い文字制限のなかで、最も努力したことについてその時の思いや考えを具体的にわかりやすく説明できればいいのではないかと思う。

生産技術部門の設備設計、レイアウト設計に関するグループワーク

前半は企業概要や職種の説明、実際の生産技術部門の方の紹介などがあり、後半に実際に体験となるようなグループワークがあった。

食品メーカーにおける生産技術職の仕事の難しさややりがい

仕事体験ワークを通し、"働く"ことの具体的なイメージを持つ

1日目にやったこと

企業説明と生産技術部門の社員の方からの仕事のやりがいなどの説明を受け、設備設計・レイアウト設計に関するグループワークを40分間程行った後、発表をした。その後実際の生産技術部門の社員の方から解説を受けた。

生産技術部門の社員

なし

与えられた課題は設備設計とレイアウト設計であったが、実際の解説では多くのポイントがあり、かなり細かくご指導いただいた。たとえば設計については、目標生産数量を設定するとしても何年後の目標数量なのかが予期設備台数や増設分のスペースなどの設備導入計画に影響してくることなどを解説してくれた。

設備設計について無知すぎて、グループワークでの話し合いに参加できなかったこと。設定としては二品種のカレーの工場設備を考えるというものであったが、設定の詳細を理解するのに精一杯で、知らないなりに斬新な意見を打ち出すこともできず、悔しい経験となった。

グループワークでは5人のうち設備設計などに詳しい学生がリードして、話し合いを進めてくれた。

以前に参加した生産技術職のインターンシップとは異なり、実際の工場の設備設計に関する体験をすることができた。生産技術職は、理解すれば色々なことを考慮して工場を設計したり、コストに大きな影響を与えることができ、やりがいの大きな仕事であることがわかった。生産技術職志望では無かったが、工場の設備設計に関して重要なポイントを知っておくことができてよかった。

生産ラインの管理や設計についての基礎知識をざっくり勉強しておけばよかった。生産技術職は現状の生産体制の課題発見と解決のイメージが強かったの一から立ち上げをする際の設定がイメージしづらかった。

体験ワークに移る前に、設計から実際の設備導入までを経験した生産技術部門の社員さんが、そのやりがいについて語っていたため、それを実際に経験するようなワークとなったため。設定を理解するのは難しかったが、理解して色々なことを考慮してプラントを組み立てていくのは、面白そうだと感じたし、やりがいまでイメージすることができた。

インターンシップに参加したからといって、参加者限定の追加のイベントなど有利に働く点はなかったため。また、グループワークを共にしていた学生の中には、設備設計やプラント設計に詳しい学生もいて、専門性の高い職種に感じたため、内定をもらうのが難しそうに感じた。

食品業界に対する志望度は上がったが、生産技術部門に対する志望度は下がった。前者の理由としては、自分は食べることが好きで、体験ワークの設定に使われた食品が自分の好きなだったので、自分の好きなものに携わる仕事ができるイメージが湧き、魅力的に感じたため。一方で、体験してみた結果、もともと研究室で作られた製品を量産する生産技術部門よりも、味や品質の向上のために試行錯誤する研究開発部門の方が、その食品の親になれる気がした。

参加者限定での追加のイベントなどは特になかったため。業務を体験することや生産技術部門が大切にしていることを紹介するような内容だったため、面接でのネタにはなるかもしれない。また主に工学系の学生を募集しているため、理学系の学生よりは需要があるかもしれない。

幅広く企業研究していたが、アピールがしやすいことから、主に自分自身の研究領域と馴染みの深い業界を志望していた。ハウス食品はBtoCメーカーであり、食品業界なのでやりがいや業務内容のイメージがしやすいと思ったが、実際に参加してみて、材料系が専攻である自分としては、やはりBtoCよりもお客様の業界の幅が広いBtoBの方が無限の可能性を感じることができ、やりがいに感じそうだと思った。

当インターンシップに参加してみて、最大の気付きは自分がやりたい職種に就くことができるかも重要視するべきだということだった。インターンシップでの生産技術部門の体験後、やはり量産や歩留まり改善やプラント設計よりも、研究開発の方が働くイメージがしやすく感じた。職種にこだわるなら、職種で採用をしている企業に絞るべきだということにも気づくことができ、その後の就職活動の選択肢を絞り込むのに役立った。