【食を支える農業機械に魅了】【20卒】クボタの冬インターン体験記（文系/事務職）No.7696（大阪大学/女性）（2019/10/18公開）

インターンシップの合同説明会に参加した際に説明を聞き、食を支える農業機械に興味を持った。社員の方の人柄も良く、どのような会社なのかもっとよく知りたいと思った。インターンシップ内でディスカッションをするということだったので、ディスカッションの練習にもなると思った。

選考はなかったので特に対策はしなかった。事前にHPで会社の歴史や主に取り組んでいる事業、製品などについて下調べをした。

欧州畑作市場に進出するにあたり、生産拠点を置く国を決定せよ

1日目にやったこと

会社の概要や歴史についての講義の後、グループワークの説明、話し合い、発表、解説、質疑応答という流れだった。グループワークの時間は１時間前後で、発表に際して特にパワポや模造紙などの用意はせず口頭で話すのみだった。

人事の社員

なし

7人×５班くらいに分かれて話し合いをしたが、結局全ての班が同じ候補地を選んだ。しかし、実際にクボタが選んだ生産拠点は別の場所だった。これについて、「学生さんは可もなく不可もない所を選びがち。でも、消費地に近いという大きなメリットを優先して、付随するデメリットを工夫して乗り越えた実際の判断がビジネス的には正解だったと思う」というフィードバックが印象に残った。

グループワークの際、生産拠点候補国についての情報をまとめた資料が配られ、それを基に拠点を決めるという課題だったが、情報量が多く、限られた時間内で各候補のメリットデメリットを洗い出して比較するのは難しかった。また学生の特徴の所でも書いたように周りに合わせるタイプの学生が多く、同調するばかりであまり意見が出てこなかったので話し合いが盛り上がらなかった。

新しい市場へ進出するにあたって考えるべきことは非常に多岐に渡ること、時にはリスクを取る判断も必要であることが分かった。また、市場調査、生産拠点の設置、製品開発、資材調達、生産、営業、アフターサービスというメーカーの一連の仕事の流れを体感することが出来たのが良かった。

農業機械メーカーなので、世界の各地域の農業生産や輸出入について、最近の動向をざっくりとでも知っておけばより理解が深まったと思う。

海外工場を設立した場合、そこでの市場調査や現地の販売代理店とのやり取り、ユーザーの満足度の調査などは駐在社員と現地採用の社員が共同で行うとのことだった。私は語学力を強みにしており、海外駐在にも興味があるので、是非そのような仕事を担ってみたいと思った。

グループディスカッションの発表役を任せてもらうことができ、結論こそ他の班と同じだったものの、他の班が指摘しなかった理由を挙げて説得力を持たせることができたから。また、業務説明や今後の事業の展望についてのお話を聞いていて、国際感覚と行動力のある人が求められていると感じたから。

国内トップ農業機械メーカーとして、日本の技術力で世界の食文化を支えるという大きなミッションに取り組む事業にとても魅力を感じた。また、海外売上比率（農業機械部門）が60％を超えるなど海外進出に積極的な会社なので、自分の力を活かせると思った為。

選考免除や通過保証はないが、農業機械メーカーは身近に農家がいない限りあまり日常で関わることも無いので、インターンシップやイベントに参加していないと本選考で志望理由や希望職種を説得力を持って話すことは難しい。そういう意味では参加するのが有利だと思う。

３年秋の時点では特に志望業界は絞っていなかったが、安定性や海外で働ける可能性を重視
していたので国内大手の機械、化学、医薬品等のメーカーに興味を持っていた。インターンシップ段階では勉強の為、本選考を受けることはあまり考えていないコンサルティングやインフラ、金融系の企業も説明を聞いたり選考を受けていた。

志望する企業や業界に大きな変化はなかった。インターンを通じて、自社の作った製品が人々の暮らしを豊かにする、農業を活性化する、環境問題の進行を食い止めるといった大きな成果に貢献できることのやりがいを改めて感じ、メーカーを志望したい気持ちが強まった。文系で入ったらほぼ営業に配属されるものと思っていたが、資材調達など他にも文系卒が担当する仕事があることが分かり参考になった。