20卒 本選考ES
総合職
20卒 | 三重大学大学院 | 男性
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Q.
1.誕生~現在までを振り返って、これまでの人生におけるあなたの充実度の変化のきっかけとなった体験・出来事・場面を記入して下さい。1000文字
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A.
これまでの人生における大きな経験は3つあります。1つ目が海外交流です。高校2年の夏、東日本大震災の風評被害払拭を目的に企画された外務省主催の日韓国際交流に参加する機会を得ました。私は他国との交流が初のため、当初はプレゼンを企画し、情報発信の工夫を重視しました。しかし、文化や思考の違いからか納得感ある反応が得られませんでした。そこで、私は本交流の総括として企画されていた日韓混合チームによるプレゼンとサッカー大会で優勝する目標設定を提案しました。そして、その達成に向けたプレゼン内容や練習方法に関する議論を通じてお互いに意思疎通できる実感を得ました。結果、プレゼンとサッカー大会でいずれも優勝することができ、共に喜びを分ち合えました。文化や思考が異なっても共通目標に対して共に協業することで理解しあえました。2つ目は、大学生のとき、父親とこれまでの人生や私の将来の話をしたことです。父親と比較して、自身に足りていないものをこの時初めてはっきりと実感し、尊敬と同時に負けたくない気持ちが生まれました。そのときから、自分の中に目標とする人物像も定まりました。3つ目はアルバイトに取組んだことです。学生である間に社会人の立場で責任感を持って仕事に取組み、成果を出すことを目標にしました。大学にはない会社経営を意識できる環境に身を置き、経営存続に関わる緊張感や危機感のある中で社会人としての課題解決能力を養うためです。そのため、私自身が考えた対策を実行しやすく、効果も確認しやすい職種として、規模の小さいパン屋でのバイトを選びました。当初、試食提供や店内放送の回数増加により、短期間でお客様の購入意欲の向上を狙うも、従来の冷めたパンの試食ではお客様の興味や関心を集められませんでした。そこで、私は「五感に訴える試食」というコンセプトを考えました。特に試食用パンの香りを焼き立てに近い状態にすることでお客様に興味を持って頂けると考え、店頭での再加熱用の試食用トースターの購入を提案。試食の改善案の実行と経費での購入を店長に許可して頂きました。結果、売上が予想以上に向上し、他店舗にもこの方法が導入されました。社会人として課題解決能力を養える機会だけでなく、自身が考案した方法で成功に繋げた貴重な経験を得られました。これら3つの経験を経て、私は何事にも目的を持って取り組み、自身の成長に繋げるようになりました。 続きを読む
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Q.
研究概要 A4一枚
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A.
全固体リチウム金属二次電池の実用化に向けた、充放電時の容量劣化抑制です。リチウム金属単独で負極材を形成することで、高容量な二次電池を実現できます。しかし、現在の技術では充放電時に平滑で均質な析出面を形成できず、短期間での電池容量劣化や内部でショートする課題を抱えています。これに対し、充放電中に電極面を加圧し続け、物理的に電極面を平滑にできるかを検証しました。 圧力の影響を調査するというテーマのもと、私は研究中の課題に対して3つの取り組みを自身で考えて進めてきました。一つ目が新たな圧力試験用電池の開発です。電気化学測定だけでなく、原理を確認するためにリチウムの析出形態を観察する必要があると考えました。そこで、固体電解質ではなく、液体の電解液を用いることも提案しました。 二つ目が最適な加圧方法の探索です。セパレータと電極の密着性向上、一定の圧力を維持、再現性確認のため圧力調節が容易である強化ばねを用いた一軸加圧法を考案しました。三つ目が加圧による弊害を想定し、それを解決することです。疑似的に弾性力を向上、電解液保有量の増加を狙って、セパレータの枚数を増加した。これにより、加圧によるセパレータの変形、及び加圧に伴う電極間の電解液枯渇の問題を解決した。 続きを読む