【リアルな営業体験、頭脳戦】【21卒】大塚商会の冬インターン体験記（文系/営業職）No.8275（お茶の水女子大学/女性）（2020/1/30公開）

2日後に本命企業のインターン（営業職）を控えており、その練習の場が欲しくて応募した。このインターンは営業職をリアルに体感できることを売りにしていたので、まさに自分にぴったりだと思った。また、もともと商社にも少し興味を持っていた。

HPから大塚商会が大切に考えているものを調べ、それを念頭に置きながらESを作成した。HPによれば、大塚商会はお客様を大切に考えていたから、人に尽くすのが好きであることをアピールした。

営業のロールプレイングをせよ

1日目にやったこと

大きくは、ロールプレイングによる営業職の体験だった。最初に、簡単な自己紹介と大塚商会の事業の概要説明があった。次に、ワークを行なった。ワークでは、ロープレで担当する企業や大塚商会のサービスを事前に調査したり、社長役の社員の元への営業訪問を重ねたりした。最後に、社長役の社員の方に向けてソリューション提案のコンペを行なった。

人事部の社員

大塚商会のオリジナルグッズのようなものをもらっていたような気がする

社長役を勤めた人事部の社員の方（営業の経験あり）が、第一印象を決める3つの大きなポイントを教えてくださった。その上で、メンバー一人一人に対してどのような要素がかけているのかFBしてくれた。人事の方から直接印象を言われることは中々ないので、貴重な経験だった。

実践的なロールプレイングということで、お客様の悩みを引き出しそこから最適なソリューションを導くために頭を使った。社長役の社員の方は「リアルさ」を演出するために、なかなか悩みを話してくれないから、悩みを引き出すこと自体が難しかった。そして、悩みが分かったところで、どの製品がにニーズに合っているのかを考えるために多くの製品が並ぶ資料に目を通すのも一苦労だった。

ロールプレイングが非常に実践的で（企業情報や大塚商会の商材の情報がずらりと並んだ資料が準備されていた、社員さんが社長役を熱演していた）、大塚商会での営業職いなるとどのような仕事をするようになるのかがよく分かった。また、その場には内定者の方もいるので、どのような雰囲気の学生が内定をもらっているのか直接知ることができた。

インターンシップ参加前に特にできることはないと思う。強いて言えば、初対面の社員さんとも笑顔で明るく話せるようにしておくと、ロープレで高く評価してもらえると思う。

先ほども述べたように、このインターンのロープレが非常に実践的で、頭も体も実際に動かすような内容だったから。故に、営業職に限定して言えば、その業務内容の大部分を理解できるようになると思う。逆に言えば、営業職以外の仕事についてはよくわからないので、大塚商会で他の職種を希望している人は行く必要はないと思う。

私自身が大塚商会での営業職の仕事内容を全く面白いと思わなかったから。また、明らかにやる気のない学生が散見され、学生の全体のレベルも低く感じた。グループ内のメンバーでも「あんなESが通ったってことは、定員割れしてたんじゃないかな」と言っていた学生がいたほどだった。

お客様の悩みを本当に解決するためには、有形商材では限界があると感じたから。どうしても、モノの押し売り、のような印象を払拭できなかったから。お客様にとって本当に最適なソリューションを提供できる仕事に就こうと思ったら、コンサルティング職や金融機関の営業職の方が適していると思うようになった。

先ほども述べたように、このインターンで社員の目に止まった人は、後日限定のイベントに招待されるようだったから。いわゆる「インターン参加者枠の特別ルート」にあたるのだと思う。

海外と日本をつなげる仕事に興味を持っていたので、空港や航空会社を見ていた。ただ、空港や航空会社のインターン選考の結果が芳しくなく、なんとなく他の業界も見てみようかと思っていた。そのような中行った独立行政法人のインターンでその業務内容に感激し、大塚商会のインターンに応募した当時はちょうど政府系の金融機関を中心に見ていた。

メーカーなど、ものを作ったり売ったりする仕事は自分には向いていないと感じた。なぜなら、目の前にいるお客様のニーズを完全に満たす手段として、モノを売るのには限界があると感じたからだ。働いていく上で、お客様に完璧なものを提供できないのはフラストレーションがたまると思った。逆に言えば、自分には、自分が最適だと考えたソリューションをお客様に提供できるような仕事が向いていると考えるようになった。具体的には、コンサルティング業界に目が向くようになった。