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【世界の幸せを味わう】【19卒】キッコーマンの技術職の本選考体験記 No.5066(慶應義塾大学大学院/女性)(2018/9/14公開)

キッコーマン株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2019卒キッコーマン株式会社のレポート

公開日:2018年9月14日

選考概要

年度
  • 2019年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 技術職

投稿者

大学
  • 慶應義塾大学大学院
インターン
内定先
入社予定
  • 日清オイリオグループ

選考フロー

企業研究

ESを書く段階での企業研究としては、キッコーマンのHPは隅々まで読み込んでおいた(醤油の歴史や作り方なども含めて)。また、数ある就活サイトや転職サイトでもできる限り社風や業務内容、過去の内定者のES・選考体験記などの情報に目を通すようにした。ESとWebテスト通過後の説明会において、企業についてのざっくりとした説明があるため、そこでも情報収集を行った。説明会後の質疑応答の時間で疑問を解消しておくことが重要だと感じた。私の場合はOB・OG訪問は行わなかったが、やっておいて損はないだろう。しかしOB・OG訪問ができなくても、HPや説明会から得られる情報を最大限活用し、企業への興味・疑問を蓄積しておけば十分であったと感じる。また、これらの情報収集とは別に、食品メーカーである以上普段から食への関心を持っておくことが重要だと感じた。キッコーマンの面接では食への興味、料理経験を問われる機会が多くあった。常日頃から醤油などの調味料に興味を持ち、キッコーマンやライバル企業の商品の研究を行い、食に対しての自分なりの考えを持っておくべきだと思う。

志望動機

私がキッコーマンを志望する理由は、食を通じて世界中の人々に幸せを届けたいという目標があるからです。私はこれまでの海外経験を通じ、食を通じて人が感じる幸せは言葉や文化を越えた普遍的なものであると感じ、自らもその幸せを作り出す仕事がしたいと思うようになりました。貴社は醤油やつゆに強みを持ち、日本食を世界に広めることに貢献しており、そのような会社において世界中の一人ひとりのお客様の心を満たせるような商品開発に挑みたいです。その中で、商品をより価値あるものにするための基盤となる研究にもキャリアパスの中で携わりたいと考えています。入社後、まずは醤油づくりの基礎をはじめとして商品開発の基本的な技術を培い、しっかりとした基盤を固めた上で5年後までに自ら価値ある商品の提案を行いたいです。

エントリーシート 通過

実施時期
2018年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

大学生活の中で研究以外でやり遂げたこと、達成感を得られた経験を、事実を踏まえて自己PRしてください。/現在の研究テーマあるいは専攻の概要についてわかりやすく述べてください。/キッコーマンに入社した後、希望する職種に○をいれてください(複数可)。/上記をふまえて、キッコーマンに入社して「挑戦したい仕事」を具体的に教えてください。

ES対策で行ったこと

いくつかの就活サイトを参考に、内定者の書いたESには目を通しておいた。その上でキッコーマンでなければならない理由が伝わるようにないように注意しながらESを作成した。ESは手書きであったが、キッコーマンの社風を鑑みて色ペンなどは過度に使わず、几帳面さや真面目な印象を与えられるよう注意して書いた。

WEBテスト 通過

実施時期
2018年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

玉手箱の参考書(洋泉社のもの)を一通り解いて問題に慣れておいた。また、志望度のあまり低くない企業で玉手箱を何度か受験しておき、パソコンでの受験に慣れておいた。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、英語、性格診断

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2018年05月

1次面接 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生2 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
3年目の研究職/3年目の研究職
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

この面接を通じて学生の性格、考え方、食への興味を評価していると感じた。キッコーマンへの熱意が評価されたというよりは、企業とのマッチングを見られていたと感じる。キッコーマンは真面目、堅実な社風であるため、それを面接で発揮できたため通過したのだと思う。

面接の雰囲気

面接官が両名とも非常に和やかで、学生側の緊張をほぐしてくださった。質問への学生の返答に対してリアクションをしっかりとってくださり、何度か笑いもおきた。おかげでほとんど緊張することなく、素で話すことができた。

1次面接で聞かれた質問と回答

学生時代に研究以外で力を入れたことは何ですか。

私は大学生活で語学学習に力をいれました。大学では理系科目以外にも得意分野を作りたいと考え、ドイツ語と英語の学習に尽力しました。まずドイツへの短期留学を目標に、毎日予習・復習を欠かさず2年間勉強し続けました。理系の授業や実験との両立は困難でしたが、努力を続けた結果大学3年時にドイツの大学への留学を達成しました。また、数度の海外経験を通じて英語力の必要性を痛感したため、TOEIC900点を目標として英語学習に励みました。通学時や研究の合間のすきま学習を習慣づけたことで、修士1年次にはTOEIC 985点を取得できました。この2つの経験から、粘り強く取り組んで結果をだす姿勢を身に着けることができました。

最近食べて革新的だなと感じた商品 (食品) は何ですか?キッコーマンの商品でなくてもかまいません。

私が食品について革新的だなと思ったのは、少し前になりますがポッカサッポロのパクチー&レモネードを飲んだ時です。この商品は名前の通りレモネードにパクチーの風味がついているものなのですが、パクチーが苦手ではない私でもむせてしまうほどパクチーの香りが強く、衝撃的な味でした。一緒にこの商品を飲んだ友人はかなりのパクチー好きだったため、おいしいと言っていましたが、正直にいえばパクチーがそこまで好きでない人にはお勧めできない飲み物だと感じました。しかし、パクチー好きの人だけにターゲットを絞り、ここまで振り切った商品を作る点は非常に革新的だと感じました。私もいつかこのように革新的な商品を生み出してみたいと思いました。

2次面接 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生2 面接官2
面接時間
40分
面接官の肩書
中堅の人事/中堅の研究職
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

一次面接とどうように、自分自身の性格・マッチングや食への興味がしっかり見られていたと感じる。それに加えて、キッコーマンへの志望度の高さも評価されていた。キッコーマンでなくてはいけない理由をきちんと伝えた点が評価されたと感じる。

面接の雰囲気

面接官は1次面接と比べるとやや堅苦しい雰囲気であり、緊張感があった。圧迫というわけではなかったが、やや話しづらい雰囲気だと感じた。

2次面接で聞かれた質問と回答

キッコーマンに入社して何がやりたいですか?

私には「世界中の一人ひとりのお客様においし鎖で幸せを届けられる商品の開発に携わりたい」という目標があります。これは、これまでに5つの国を訪れた海外経験を通じて、おいしさで得られる幸せな気持ちは世界共通であると実感し、その幸せを支える仕事がしたいという想いを抱いたことがきっかけです。醤油やつゆなどに強みを持ち、日本食を世界に広めることに貢献してきた実績のある貴社において、さらに世界中の一人ひとりのお客様の心を満たせるような商品の開発に挑みたいです。具体的には食事のおいしさに直結している醤油やつゆなどの調味料についての商品開発に携わりたいと考えています。入社後、まず醤油づくりの基礎をはじめとして、商品開発の基本となる技能を意欲的に見に着けたいです。しっかりとした基盤を固めた上で、入社5年後までに自ら主体となって価値ある新商品の開発を各部署と連携しながら行っていきたいです。

周囲からどのような人だといわれますか?また、集団のなかでどのような役割につくことが多いですか?

私は友人や後輩、先輩などからは「冷静・しっかりもの」だといわれることが多いです。確かに、高校では料理部の部長を務め、サークルや研究室でも役職についてきたことから、責任感の強い方だと感じています。ですが、実際には私は心配性であり、人よりも早めに行動し、できるだけ事前に準備しておきたいと考えているためしっかりものだと思われているのでは、と感じています。集団の中ではリーダーとなり周りを引っ張っていくというよりは、そのリーダーを支える立場につくことが多いです。冷静さを活かして、集団にとって必要な情報を集めたり、周りをよく見て問題がないかどうか確認したりすることで、リーダーを支えるタイプだと感じています。

最終面接 通過

実施時期
2018年06月
形式
学生1 面接官6
面接時間
40分
面接官の肩書
各部門の役員×5/中堅の人事
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

キッコーマンへの入社の熱意と、英語力が評価されたと感じる。特に英語力や海外志向についてかなり深く質問され、実際に英語を話せる力があるかどうかも確認された。緊張はしていたが最後まで入社意欲をアピールできたことが内定につながったと感じる。

面接の雰囲気

役員の方が多く、面接会場も広めだったため緊張感があった。ただ圧迫ではなく、気さくな方ばかりだったため、2次面接よりもコミュニケーションは取りやすかった。

最終面接で聞かれた質問と回答

海外で仕事をする意思はあるか?

私は、将来的には海外で仕事をしてみたいと考えています。御社は国内にとどまらず海外でも醤油などの調味料を通じて食文化を支えており、そのような会社において是非海外でも仕事をしてみたいと感じています。これまでに海外で生活したこともあり、大学生活のなかで何度か留学経験もあるため、英語については自信があり、海外で暮らし生活することには不安はないと案じています。ただ、単に英語が話せるだけでは意味がないと感じているため、まずは国内で仕事をし、商品開発や研究の分野で専門性を身に着けたいと考えています。その上で、これまで培ってきた英語力を活かしながら国内で身に着けた専門性や知識を発揮し、海外で活躍したいと考えています。

あなたがキッコーマンに入社した際に、キッコーマンという会社に期待することは何ですか? (英語)

面接の中盤でESに書いていた海外経験やTOEICのスコアについて触れられ、英語力に自信があるかどうかを聞かれた。英語力に自信がある旨を伝えたところ、それ以降の2つの質疑応答は英語で行われた(英語が堪能な役員の方からの質問となった)。英語での質疑応答は予想しておらず、緊張したがなんとか乗り切ることができた。
私は新入社員として入社した際には、キッコーマンという会社に私を成長させてくれるチャレンジを与え続けてくれることを期待します。私はこれまで海外での経験や研究活動において困難を乗り越えることで成長してきたと感じています。そのため、入社後も困難な課題に挑戦する中で成長し、食を通じて人を幸せにしたいという目標を達成していきたいと考えています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定が出た時点で選考が続いている会社があり、そちらの会社についても志望度が高いことをあらかじめ伝えていたため、その会社の選考が終わるまでは待つと言っていただけた。

内定に必要なことは何だと思うか

キッコーマンは食品業界のなかでも特に真面目さ・堅実さを重視している会社だと感じた。お会いした社員の方や、最終面接まで残っていた学生はいずれも落ち着いた雰囲気で真面目という印象を受けた。面接においても、斬新な発想、奇をてらった受け答えなどよりも、根の真面目さや努力を重ねて結果を出したエピソードなどが評価されていたと思う。また、国内よりも海外売上の方が多い企業であるため、海外志向を持っていることはプラスになると思う。その際、実際に英語力が伴っているのかはしっかりチェックされていたため、見栄を張りすぎるべきではない。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

性格面でのマッチングで合否は分かれると思う。真面目さ、堅実さや、それを象徴するような実際のエピソードが評価されていたと感じる。派手な成果よりも、地道に努力を重ね何かを成し遂げたエピソードを高く評価しているのではないかと思う。

内定したからこそ分かる選考の注意点

ありのままの自分で臨むこと、自分を飾りすぎないことに注意すべきだと感じる。真面目さ、素直さが評価されていたと感じるため、毎回の面接ですべての発言に責任と根拠を持って答える姿勢を貫くべきである。また、性格面でのマッチングがかなり重視されていると感じる。真面目な社員が多く、真面目な学生を求めているのだと感じるため、その部分が合わないと感じる人は1次面接で振り落とされているのだと思う。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定を辞退したため、どのようなフォローがあったかは不明である。

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キッコーマンの 会社情報

基本データ
会社名 キッコーマン株式会社
フリガナ キッコーマン
設立日 1917年12月
資本金 115億9900万円
従業員数 7,521人
売上高 6608億3500万円
決算月 3月
代表者 堀切功章
本社所在地 〒278-0037 千葉県野田市野田250番地
平均年齢 43.6歳
平均給与 820万円
電話番号 04-7123-5111
URL https://www.kikkoman.com/jp/
NOKIZAL ID: 1132126

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