【多面的な思考で未知に挑む】【23卒】カシオ計算機のエンジニア職の本選考体験記 No.33528（非公開/男性）（2022/7/21公開）

カシオの志望動機及び就職活動で仕事・会社を選ぶ際に、あなたが「軸」としているものは何ですか。またその理由を教えてください。/あなたが学生時代に最も力を入れて取り組んだことは何ですか。エピソードを交え具体的に教えてください。/あなたがCASIOで実現したい「夢」または「目標」は何ですか？また、CASIOで実現したいと思った理由を教えてください。/実務に関係が無いことで構いません。あなたが人に自慢できることはなんですか。/研究内容の決まっている方は研究タイトルを教えてください。/ 上記設問にて回答した研究内容を具体的に教えてください。/「CASIOで最も興味や関心が高い製品（事業）を以下から1つ選んでください。/上記設問の理由を教えてください。/あなたがCASIOで最もやってみたい、二番目にやってみたい、三番目にやってみたい職種を選んでください。/上記設問の理由を最もやってみたい職種を中心に教えてください。

採用サイトのマイページから提出

Webで入力

設問に対して論理的かどうかを重要視しました。また文章が長くなりすぎないように、簡潔に記述することに注力しました。

設問に対して論理的に答えることを意識しながらエントリーシートノ修正を重ねました。提出前に先輩に読んでもらってフィードバックを貰い、再度修正してから提出しました。

なし

性格診断のため、対策したことは特にありませんでした。

性格

性格診断20分程度

性格診断のため、なし

一般的なSPIの対策本をしっかりやれば問題なく通過できると思います。できなかったり時間のかかった問題に関しては復習しました。

SPI：言語・非言語・性格

全部で1時間程度でした。

一般的な対策本

オンラインでの実施

何か出来事が起きた際にとった行動に対しての論理性を見られていたように感じました。パーソナルな部分でどのように考えて、根拠をもちながら、どのような行動をとったのか、という部分を重点的に見られていたように感じました。

雰囲気は和やかで話しやすい雰囲気でした。企業の志望理由と取り組みたい製品・職種とその理由に関する深掘りの時間が長く、論理的な理由・根拠なのかを見ているように感じました。

なし

なし

あなたの長所を教えてください。

私の長所は、チャレンジングなことに対して自ら取り組むことができる点です。実際にそれが発揮された経験として、研究活動に使用する装置のマニュアルを作成した経験があります。マニュアルを作成した背景として、研究室配属当初、日本語のマニュアルがなく、装置利用の際には指導教員や先輩の同伴が必要な状況で、研究活動が効率的に行えていませんでした。そのような状況が何年間も継続している中で、誰もが面倒臭がってマニュアルを作成していませんでした。そこで私が中心となり、英語のマニュアルを参照した新たな日本語マニュアル作成に取り掛かりました。英語のマニュアルを参照した際に、専門用語も多く、わかりやすいマニュアルにすることに苦労しました。そこで、指導教員や先輩に相談しながら、試行錯誤を繰り返し、マニュアルの改善を重ねていきました。その結果、配属間もない後輩たちでも、マニュアルを参考にして一人で測定が行えるようになり、研究の効率も向上しました。

あなたの短所を教えてください。

私の短所は、自身の意見に自信を持つことができず、他者の意見に流されてしまうところです。他者の意見の方が優れているのではないかと不安に思った結果、自分の意見に自身が持てないと考えています。自身が持てない理由として、自分でしっかりと行動しきったり、考えきることができていないためだと考えています。そこで、意見を持つ前の段階として、その意見の根拠となる行動や考えをしっかりと出来るように意識して行動しています。また、自身でしっかりと考えたものを信頼できる人に相談し、フィードバックをいただいて、自身の考えの良い点と悪い点を明確にすることで、より良い点に磨きをかけ、悪い点を修正し、少しずつ自信が持てるようになってきました。

オンラインでの実施

10年後の自己アピールに関するプレゼンで、今の自身の強みと、プラスアルファで入社後のキャリアを予想しながら身に着けていくであろう強みの2点を意識しながらプレゼンを構成し、具体的にどうなっていたいのかを説明できるようにしておいたのが評価されているように感じました。

明るく話しやすい方だという印象を受けました。私が一方的に質問に答えるだけでなく、質問の回答から話題を広げてくれたので、緊張しすぎることなく普段通りに話すことができました。

なし

なし

入社後に実現したいことを教えてください。

「便利だから時計をつける」という人を増やしていきたいと考えています。時計の機能に関して、日常的に時計をつけるような人が普段から機能に触れて、便利だと感じるような機能は多くあると考えています。一方で、時計をつける習慣がなかった人が機能を知り、便利だと思ってつけるようになることはかなり少ないように思えます。現在の世の中の流れとしてスマートフォンの普及によって時計を使わずに時刻を確認する人が増えています。そこで、時計に便利な機能を付与することで、時刻を確認できる機能以外の付加価値によって、時計に注目するような人を増やしていきたいです。機能の例として、ヘルスケアに関する機能を付与できると考えています。心拍計や体温計を内蔵し、病院と連携することでオンライン診察などに応用ができると考えています。

今後、時計はなくなっていくと思いますか？

なくなっていくことはないと考えています。ニーズの形が変化していき、従来のイメージの時計としてのニーズではなくなると思いますが、ニーズそのものがなくなることはないと考えています。

【深掘り】
Q.ニーズの変化はどのようなものになると考えていますか。
時計のあり方として二つに分岐するような形になると考えています。一つ目は、デザイン性が重視されたような形です。時計の機能自体は現在のものと大きく変わることなく、ファッションの一部のような使われ方をするのではないかと思います。二つ目は、スマートウォッチのような機能が重視された形です。時計の枠に収まることのない便利な機能を持つようになり、従来の時計以外の用途に使われていくのではないかと考えています。

オンラインでの実施

私自身が持っている実務に対するイメージと企業側の求めるイメージにズレがないかを見られていたように感じます。プレゼンの中で私が話した自身がやりたいことと、社員の方にお話しいただいた入社後実際に出来ることでのギャップが少し大きかったように感じました。

最終面接ということもあって、1次・2次に比べるとかなり落ち着いた雰囲気でした。時おり笑ってくださり、緊張しすぎるようなことはなかったです。

なし

なし

志望職種ではどのようなことに取り組みたいですか。

時計の外装・機構に関する業務に取り組み、現在の時計に新機能を付与したいです。10年後の時計はスマートウォッチのように機能がどんどん追加された便利なものになっていると考えています。外装・機構というのは、機能の器ような役割を担っていると考えています。付与したい機能を盛り込める程度に、外装・機構自体の機能が達しているかが求められると考えています。そこで、研究活動の中で培ってきた合成の経験や分析・解析の経験と、今後10年後までに業務に取り組む中で培っていく外装・機構に関する技術を組み合わせることで、新機能を持たせられるような外装・機構を目指していきたいと考えています。また、外装・機構のみでなく、生産や品質保証など、他分野のことも考えた開発をしていきたいです。

研究活動はお一人でやられているんですか。

合成から分析まで、私一人で取り組んでいます。昨年までは、先輩が○○を、私が○○を担当するという形で分担していましたが、基本的には個人で取り組み、その中で生じた疑問点や課題を話し合い、議論するという形でした。

【深掘り】
Q.研究活動で最も苦労したことはどんなことですか。
最も苦労したことは、自身で試行錯誤しながら答えを探していくことです。私が取り組んでいるテーマで扱う物質は、今のところ先行研究も少なく、未知な部分が多いです。そのため、分析一つをとっても、妥当な分析なのかを検討しながら進めていく必要がありました。そこで、少し離れ他分野の研究論文にも目を通し、活かせることはないかを模索したり、指導教員の教授や先輩と議論を重ねながら分析・解析を進めて、なんとか形に出来てきました。