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【安全なモビリティを実現】【18卒】日立Astemoの技術系の本選考体験記 No.3216(東京工業大学大学院/男性)(2017/12/11公開)

日立Astemo株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2018卒日立Astemo株式会社のレポート

公開日:2017年12月11日

選考概要

年度
  • 2018年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 技術系

投稿者

大学
  • 東京工業大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

この業界を受ける上では、まず完成車メーカー・部品メーカーの差別化が重要で、面接でもなぜ完成車なのかorサプライヤーなのかを何度も問われることになる。やりたい仕事などの背景をふまえてキッチリ答えられるように分析しておくべき。また、日立オートモティブシステムズのような部品メーカーは、各社が自動運転やコネクティッドカーなどの先端領域に対しての取り組み方や強みを明確に示してきている。このような先端技術に携わりたい場合は、説明会などを通して最新情報をキャッチアップして、他社との差別化を行うことが重要になってくると思う。特に、日立オートモティブシステムズは選考はすべて技術系ならば技術系の社員とジョブマッチング形式の対談を行うことになるため、自分の技術系背景を踏まえてやりたい仕事に対するアピールを行っていくことが求められていると感じた。

志望動機

私は、自動運転車の開発に携わり、誰でも安全に目的地に移動できる社会の実現に貢献したいと思っています。そしてその実現の場として、次の2点から貴社を志望します。1つは、自動運転において重要な技術である走行制御・車載情報系において高い技術力を持つ部品メーカーである点です。独立部品メーカーとして高度な自動運転システムを開発し、世界中の自動車会社にそれを搭載して頂くことで、安全なモビリティ社会に貢献していきたいです。もう1つは、日立グループとして、ITや社会インフラの分野と横断的に連携できる点です。それを活かし、車両と社会インフラの連携を高度に実現することで、より優れた自動運転車を実現していきたいです。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2017年04月

1次面接 通過

実施時期
2017年04月
形式
学生1 面接官2
面接時間
60分
面接官の肩書
ベテラン人事、ベテラン技術系社員
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

研究内容を、実例を交えながら技術的理解のあまりない人事に対しても分かりやすく説明できたこと。また、研究などの専攻している技術をバックに、自動運転の開発に取り組みたいこと、またその素養があることをきちんとアピールできたこと。

面接の雰囲気

一回目の面接からベテランの面接官で少し緊張したが、二人とも物腰は柔らかく、なるべく緊張しないように気を使ってくれている様子であった。

1次面接で聞かれた質問と回答

学生時代、最も力を入れて取り組んだことは何ですか。

私が学生時代に最も力を入れて取り組んだことは、自転車でのツーリングです。長期休みには毎回、サークルの中で年齢関係なくグループを作り、様々な場所へ出かけました。ツーリングは事前に十分な計画を立てるものの、天候などの状況に応じて、臨機応変に進まなくてはなりません。これらを、班の仲間とコミュニケーションをとり、お互いに協力しながら進める中で、同じ目標に向けてチームで励まし合い、達成することの楽しさ・難しさを学ぶことが出来ました。また、ツーリング中は現地の人々との交流も楽しみの1つで、毎回、食べ物や労いの言葉を頂いたのを覚えています。このような、日常では出会えない人々との交流の大切さ・素晴らしさもまた、ツーリングを通して得られたことです。

あなたの研究内容をわかりやすく教えてください。

私は、任意の重量車の実路走行時における、排出ガス性能の簡素かつ十分な精度の評価を実現することに向けて取り組んでいます。現在、法規制などにより、全体的な排出ガスの量は減少しつつありますが、特に交通量の多い幹線道路などにおいては、依然として排出ガスによる大気汚染が問題となっています。この問題を正しく把握するためには、実路走行時の車の排出ガス量を正しく評価しなくてはなりません。しかし、現行の試験による排出ガス評価は、実路走行時のものと大きな乖離があるという問題があります。この主な原因としては、エンジンの制御の高度化・積載物の違い・ドライバーの特性などが考えられており、これらが相互に影響し合うことで評価が難しくなっていることが考えられます。また、車載型の測定器を用いることで、実路走行時の評価は可能ですが、車両諸元の広い重量車にそれを適用するには時間とコストの問題があります。そこで私は、車両の各部やドライバー特性をそれぞれモデル化して組み合わせ、排出ガスシミュレーションを行うことで、目的とする評価を実現することを試みています。

最終面接 通過

実施時期
2017年05月
形式
学生1 面接官4
面接時間
60分
面接官の肩書
ベテラン人事、ベテラン技術系社員3人
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

志望分野の現場の第一線で働く管理職の社員に対して、明確にやりたい仕事を述べ、また熱い思いを伝えることができた点。

面接の雰囲気

面接官の人数が多く、びっくりした。技術系社員は、前回の面接で私が希望した部署の管理職クラスの方々であり、各々が自分の部署で働く上で必要なスキルなどを踏まえて問いかけてきた。最初はどんどんと質問され、息をつく間もなかったが、30分ほどした後はほとんど雑談のようになり、前回話したサークルの話などで談笑するほどで、全体としては和やかな雰囲気であったと思う。

最終面接で聞かれた質問と回答

今後、自動車業界はより海外に出て働くことが求められますが、どう感じますか。また、あなたは今後、具体的にグローバルでどのように活躍したいと考えていますか。

どんな形で自動車に携わるのであっても、私は自分が関わったクルマが現地でどのように使われているのかを自分の目で見て、現地の空気を感じたいと思っています。そのために、語学などの訓練も積み、機会があれば若いうちから積極的に海外でエンジニアとして業務に取り組むことに挑戦させて頂きたいと思っています。そして海外で働く上では、次の2つの目標を持って活躍したいと考えています。1つは、国外であっても、積極的にターゲットとする場所に出向き、市場を肌で理解すること。もう1つは、現地の自分とは異なるバックグラウンドを持つ人々と顔を突き合わせて議論し、最後にはお互いに称え合いながら酒を酌み交わすような関係を築くことです。

入社後どのような仕事に取り組み、また10年後にエンジニアとしてどのようになっていたいですか。

先行研究として、市街地での完全自動化を見据えた自動運転車の実現に取り組み、安全なモビリティ社会に貢献していきたいと考えています。その中で私は、日本国内だけでなく海外でも通用するような専門性と語学力を身につけ、自分の深掘りしている制御技術の分野に関しては、世界のどこにいても頼られるような技術者になりたいと思います。また、それだけでなく、専門以外でもクルマ関連の技術について積極的に見識を広め、いわゆるT字型の人材となり、クルマをより便利かつ安全なモノにすることに貢献していきたいです。そしてその立場から、自らが開発した技術を世界中のクルマに搭載して頂き、どこにいても自分の技術の寄与を感じることが出来るような、誇りある仕事に携われる人材として成長していたいと考えています。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

人事からは納得行くまで就活はして構わないが、入社意志がある場合は6月1日の選考に来てくれと言われた。

内定に必要なことは何だと思うか

完成車メーカーでなく、なぜサプライヤーなのかというのを明確にした上で、やりたい仕事をきちんと述べること。また、それが完成車メーカーでなくサプライヤーで、また他のサプライヤーでなく日立オートモティブシステムズで達成に近づけることを順序立てて説明できることが大切。ジョブマッチング形式なので、面談では実際の志望部署の社員から適性などを確認されることになるが、チャンスととらえて積極的にアピールすること。質問自体は突飛なものはなく、エントリーシートに沿ったものが多いが、その分自分から印象づけるアピールをしていくことが求められたと感じた。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

やりたい仕事が明確になっていることと、その仕事に対して自分の研究や専攻が活かせることを2回の面接を通して技術系社員に十分にアピールすること。また、繰り返し問われるエントリーシートの内容について、ただ読むだけでなくきちんと相手と会話をしながら引き込むように話ができること。シンプルな面接だけに、そういった基本的なことが重要であった。

内定したからこそ分かる選考の注意点

インターンに行った人は、自由応募でも早期選考になる。しかし、インターン組でなくとも、第一回のジョブマッチング面接で優秀な印象を残すと、優先的に選考が進んでいると感じた。また、自分のやりたい仕事をきちんとアピールすると、その部署の管理職社員と最終ジョブマッチング面接を行うことになる。(うまくマッチングしないと、第三回面談がある人もいるようだ)第一回の面接は比較的早期だが、その時点でしっかり志望を固めておくことがスムーズな選考に繋がる。

内定後、社員や人事からのフォロー

大学のリクルーターから別途連絡がきて、レストランで食事をしながら自社のアピールをされる機会があった。優秀な学生にはそのような対応をしていると聞いた。

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日立Astemoの 会社情報

基本データ
会社名 日立Astemo株式会社
フリガナ ヒタチアステモ
設立日 2009年7月
資本金 1291億2600万円
従業員数 40,400人
売上高 7883億6600万円
決算月 3月
代表者 竹内弘平
本社所在地 〒312-0062 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地
URL https://www.hitachiastemo.com/jp/
NOKIZAL ID: 1130761

日立Astemoの 選考対策

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