- Q. 志望動機
- A.
三菱ケミカル株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒三菱ケミカル株式会社のレポート
公開日:2020年2月14日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 研究開発職
投稿者
選考フロー
企業研究
他の企業の選考でもいえるが、なぜ化学メーカーなのか、そのなかでなぜ三菱ケミカル株式会社なのかを明確に持っておく必要がある。そのためには、化学業界の特徴や他の企業との違いを知っておく必要があるため、各企業のホームページやパンフレットを見たり会社説明会に行って人事の方や社員の方の話を聞くことが必須だと思う。特に説明会では質問できる時間が設けられているため、自分がわからないことを積極的に質問して数多くある同業種の企業を差別化できる情報をできるだけ集めるべきである。それによって自分が本当に行きたい企業がどこなのかを深く考えることもできると思う。また、有益だった情報源は就活会議のようなリアルな選考の内容やその人の志望動機等が掲載されているサイトだった。ESや面接の準備のために知りたい情報を知ることができるので、うまく活用できると就職活動の手助けになると思う。
志望動機
私が貴社を志望する理由は、社会に大きく貢献できると考えたからです。私は化学の持つ無限の可能性によって社会や環境に貢献したいと考えています。貴社は三社統合によって強力化された高いコア技術群を活用して川上から川下まで多種多様な化学製品を提供し、産業の基盤を根底から支えています。そのような貴社ならば、他社と比較して化学の力で社会により大きな影響を与えることができると考えましたので志望いたしました。希望する職種は研究開発職です。研究開発は、社会に新しい価値を生み出す源であり、その技術力次第で素材の可能性を最大限に引き出すことができると思うからです。研究室で培った失敗を成功に繋げるための考察力を活かして研究開発に取り組むことで、新たな価値の創造を行い、貴社および社会に貢献していきたいと考えております。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
自分の研究内容を自分の言葉でわかりやすく相手に伝えれれているか。その中で自分がやったことやオリジナリティをアピールできているか。
面接までの経緯は、推薦応募として本選考に応募するとESの提出と玉手箱の受験を行うもののそこでのふるい落としは無く、必ず一回目の面接を受けることができるというものだった。
面接の雰囲気
最初にどこから来たかとか何時に起きたかとか、学生をリラックスさせる意味も込めた雑談から始まった。学生がしっかりとした考えを持っているか、人間性はどのようなものかを見ているような雰囲気だった。
1次面接で聞かれた質問と回答
研究概要を説明してください。
工業化されている様々な反応プロセスにおいて、高活性な酸触媒は必要不可欠です。そのため多くの酸触媒が開発されており、中でもゼオライトは大きな注目を集めています。ゼオライトとは分子レベルの細孔を有する結晶性アルミノケイ酸塩の総称であり、触媒活性や触媒寿命、耐熱性などの触媒要件を満たす有用な材料であります。
しかし、ゼオライトの酸点は多くの反応を触媒するのと同時にコークスの形成も触媒するため、使用の際はコークス析出に伴う酸点の被覆、触媒活性低下の抑制が課題となります。結晶サイズの小さなゼオライトナノシートは、その高い外表面積によって析出したコークスを拡散することができるためコークスによる触媒劣化を抑制するゼオライトとして有望であります。しかし、ゼオライトナノシートの既存の合成法は、複雑な合成システムや高い合成コストといった欠点を有していました。
当研究室ではこれまでに、安価な原料を用いた簡便な一段階の水熱合成法によって、極めて高い外表面積を有するFERゼオライトナノシート(NS-FER)の合成に初めて成功しました。そこで私の研究では、原料の比を様々に変化させることでNS-FERの合成可能な範囲を調査し、物性値の制御も試みました。さらに、ゼオライトを酸触媒として用いるためのプロトン交換法を新たに検討し、検討した手法で酸触媒としたNS-FERは既存の触媒と比較して優れた触媒性能を示しました。
研究で困ったこととその解決法を教えてください。
新規プロトン交換法の検討について、自分で考え取り組みました。従来のプロトン交換法では、合成直後のゼオライト中に残存する原料の有機物をまず高温での焼成によって除去し、次いで液相処理等を行うことで電荷保障カチオンをプロトンに変換して酸点を発現させます。しかし、この従来法によって酸触媒としたNS-FERを触媒反応に用いたところ、これまでに報告された既存のゼオライトナノシートと同程度の触媒活性しか示しませんでした。そこで私は、NS-FERの触媒活性を向上させるには新たなプロトン交換法の確立が必要であると思い、高温での焼成を経由しない方法を検討しました。これは、NS-FERのようなナノサイズゼオライトが高温焼成の際に骨格損傷を受けやすいという研究結果を様々な文献を読む中で発見し、この骨格損傷がNS-FERの触媒活性を低下させていると考えたからです。また、NS-FER中に残存する有機物の分子サイズが他のゼオライトナノシートに用いられる有機物と比較して小さいことに着目し、NS-FERにおいては有機物を高温焼成で燃焼させるのではなく比較的低温での液相処理によって洗い流すことで除去が可能ではないかと考えました。その結果、高温焼成を経由せず液相処理によって有機物除去とプロトンへの変換を同時に行うNS-FERに適した新規プロトン交換法を確立し、NS-FERの活性を大きく向上させることに成功しました。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
入社してやりたいことをある程度しっかり答えられたこと。入社意欲が高く将来のビジョンを考えている学生だと思ってもらえたと思う。
面接の雰囲気
面接官お二方とも学生が緊張せず本来の力を発揮できるような雰囲気を作ることを心がけてくださっているように感じた。
2次面接で聞かれた質問と回答
弊社で将来どんなことをやりたいか。
まずは研究開発職として先輩社員の下で学びながら自分でも勉強しながら研究を行い、研究する力を身につけたい。研究の内容としては、大学で学んだ触媒はもちろん興味があるがそこだけにこだわらずに今まで研究したことのない内容にも挑戦してみたいと考えている。一方で、研究だけでなくよりお客様とかかわる仕事にも興味を持っている。そのため、研究開発職を経験した後はお客様などのいろんな人と関わりニーズや市場を調査して経験を積み、新たな事業や面白いことを探していく事業部の仕事をやっていきたい。研究開発職を経験することで新たな事業や製品を考えるときに技術的な視点を持つことができるため、事業部のような仕事で活躍できると考えている。
人と関わることが得意というエピソードはあるか。
私は小学校と中学校のサッカークラブのキャプテン、そしてアルバイトのバイトリーダーといったグループを引っ張っていく立場を今までの人生で経験してきた。いずれの場合も、部活の顧問やアルバイト先の店長から君が適任だと指名していただいた。高い技術や絶大な人気を持っていない地味な自分がなぜリーダーに選ばれたのかを中学校の顧問に聞いたとき、「君なら周りに気を配って行動できるから」と言っていただいた。それまでサッカーが下手で自分に自信がなく消極的だった私は、この言葉から勇気をもらい、キャプテンとして全体を考えてコミュニケーションを取りながらチームを引っ張っていける積極的な人間になることができた。リーダーにとって大切にすべきことを教えてくれ、さらに私の長所を見つけてくれて積極性を与えてくれたこの言葉は、一生忘れられない。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年06月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
推薦応募の最終面接だったので最後は意思確認のような意味合いが大きかった。そのため、この面接で特段評価されたことはあまりないとは思うが、追加のアピールポイント等をしっかり言えたことはよかったと思う。
面接の雰囲気
一番和やかな雰囲気だった。推薦での応募だったので最終面接は緊迫した雰囲気ではなかった。意思確認程度の感じだったと思う。
最終面接で聞かれた質問と回答
現在の研究はどんな感じですか。
就活の前後で研究に向き合う姿勢が全く変わった。就活では自分の研究に関する知識を持っていない面接官に自分の研究の背景・必要性・結果などについて理解してもらう必要があるため、自分自身がまず自分の研究を深く理解しそのうえで客観視できないといけない。この自分の研究を見つめなおす過程は非常に意味のあるもので、理解が深まったのはもちろん、研究に対する熱意や向上心が大きく高まった。現在は、心の底から自分の研究に興味を持って有意義な研究になるように取り組めているので、就活という期間はとてもいいものだったと思っている。就活も終わりが近づき研究室の生活も残りわずかとなっているが、研究開発職として企業に入っても活躍できるように残りの期間もしっかり研究したい。
これまで二回面接してきて言い残した自分のアピールポイント等はあるか。
自分がやらないといけないと感じた事柄に対しては、人より責任感と自覚を持って集中してやり遂げる自信がある。研究室でも後輩の指導には人一倍責任感を持っており、自分のやることがあるからといって後輩をおろそかにすることがないように注意している。また、たとえ相手が自分の上司でもその相手の言っていることがほんとに正しいか疑いを持って自分でも考えてみて、もし違っていればちゃんと面と向かってその相手に伝えることができる。実際に研究室での担当教員とのディスカッションにおいても、教員の言う通りのイエスマンに成り下がるのではなく自分の意見を毎回もってはっきりと伝えることを意識している。これは他の人よりも自分の良い点ではないかと思う。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
推薦応募だったので企業のスタンスというより内定がもらえればそこに行くのは当然だった。特に企業から何か言われたことはなかった。
内定に必要なことは何だと思うか
入社する意欲、将来のビジョンややりたいこと、研究開発であれば研究内容を深く理解しかつ主体的にオリジナリティを持って取り組めていること、これらのことを面接で自分の言葉で相手に伝えられるか。そこの伝える過程でコミュニケーション能力であったりその学生の性格等も見られていると思うので面接の準備はしっかりしたほうがいいと思う。推薦ではESとウェブテストは形だけでそこでの選考はなかったので、面接が非常に大事である。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
表面的な考えではなくより深い論理的な考えを持っていてそれをしっかり伝えられる人が内定者に多いのではないかと感じた。また、コミュニケーション能力が高い人が多いなとも感じた。研究開発であれば、自分の研究への取り組み方や工夫したことを面接官が理解できるようにアピールすることが大事だと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
推薦応募のメリットが非常に大きい。志望度が高いのであれば、可能なら推薦応募で受けるべき。一般では面接開始は6月からであったが、推薦応募では推薦応募相談会という名の面接で3-4月に選考を受けることができた。4月の二回目の面接であとは6月の最終面接に来てくれれば内々定を出すといわれたし、仮に落ちてもまだ他の企業の選考を受けることは時期的に可能なので推薦応募がいいと思う。
内定後、社員や人事からのフォロー
会社が費用を負担してくれる自己啓発のプログラムを紹介していただいた。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社のブランド・知名度
- 福利厚生・手当・働きやすさ
- 会社の規模
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- オフィス・オフィスの位置・働く場所
- 給料・待遇
入社を迷った企業
中国塗料株式会社
迷った会社と比較して三菱ケミカル株式会社に入社を決めた理由
会社の規模と安定感、待遇等を考えれば中国塗料株式会社よりも優れていると感じたから。事業の規模が大きいほど責任も大きくなるがそれだけやりがいも大きくなると思ったので大手の化学メーカーは魅力的に感じた。また、総合化学メーカーであるため扱う製品が多岐にわたり、何か一つの分野にこだわるのではなくいろんな選択肢を持ちたいと思っていた自分の考えとマッチしていたから。自分よりも高学歴で優秀な同期や先輩後輩が多いと思うが、その中で自分も負けずに努力して成長していきたいと思った。
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三菱ケミカルの 会社情報
会社名 | 三菱ケミカル株式会社 |
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フリガナ | ミツビシケミカル |
設立日 | 1933年8月 |
資本金 | 532億2900万円 |
従業員数 | 13,462人 |
売上高 | 1兆2890億300万円 |
代表者 | 下平靖雄 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目1番1号 |
電話番号 | 03-6748-7300 |
URL | https://www.mcgc.com/ |
採用URL | https://www.m-chemical.co.jp/saiyo/ |