【未来を変えるリーダーシップ】【23卒】日本IBMのデジタルビジネスコンサルタント職の本選考体験記 No.22628（非公開/男性）（2022/4/18公開）

どの企業でもそうだが、その企業にしかできないことをまず調べた。IBMはITテクノロジーのリーディングカンパニーであるから、その会社の強みであるテクノロジー施術について理解することが不可欠である。またIBMはその年によって募集している職種が様々であるため、その職種で何がしたいか、なぜその職種じゃないといけないのか、そしてそこでIBMがもたらすことの出来る価値は何だと考えているのかを面接では問われた。そのため、面接ではそこまで深掘りして自分考えを据えておくべきである。そしてIBMで求められる力は「論理的思考力」および、「協調性」である。エントリーシートから論理的思考力が伝わる文章構成を心がけ、具体的に盛り込むエピソードとして協調性が伝わる話ができれば良いと感じた。
以下は選考のフローと詳細について記載する。IBMは選考が独特であることが有名である。
最初にエントリーシートを提出後、WEBテストが実施されるのだが、SPIでもテストセンターでも、CAB系のテストでもなく、IBMの独自テストが実施される。テスト全体で時間がかなりタイトに設定されており、難易度は容易な問題から、難解なものまで様々で、時間をみながら問題の取捨選択が必要であると私は感じた。特に言語に関してはかなり読解力が問われ、普段から思考力を鍛えていないと厳しい物だと感じた。IBMはこのテストでかなりの志望者を絞っているといわれており、形だけのテストではないことを理解した上でしっかりテストに臨むべきである。
次に、このwebテストから2週間以上空けてから1次選考の案内のメールが通達され、グループワークに参加した。グループワーク(GD)では面接官2人と志望者4人で実施された。GDの3日前にグループ毎に個人的に課題が課された。私の場合は観光業界が抱える課題について3分間で発表資料を作成し発表した。かなり抽象的な課題であった。発表に使用するツールは特に指定はなかった。そこで志望者全員が3分間の発表後、面接官からフィードバックを頂き、その後志望者全員で同様の課題に関して1つの課題・原因・解決策等を設定し,面接官の前で発表する形であった。そこでもフィードバックと質疑応答が実施され、回答できる人が回答するという形式で実施され、最後に今回のGDの諸事録を提出して終了となる。計1時間半を要した。全体的に時間はタイトで、3分間という発表時間も、時間オーバーしている志望者は途中で止められ、フィードバックの際も時間オーバーの点について指摘されていた。またGDの時間は約20分で役割分担や課題定義、その要因と解決策、解決策に至ってはIBMにどういったことができるかを最終的な解決策として提示した。面接官の方達は何もコメントせずに志望者がどういった役割をするのか・協調性はあるのか等を見ていたと感じた。
最後に、GD後の翌営業日に2次選考へのメールが通達された。志望動機については次の欄で説明しようと思う。面接では2人の面接官に対して自分1人で実施された。まずは自己紹介から始まり、エントリーシートの深掘りをされた。自分は大学院生であったが、自分の研究内容に関しては一切聞かれることはなかった。自己PRと学チカについて主に聞かれた。

御社は志望した理由は2つあります。1つはITテクノロジーの知見を他社よりも所持しているところです。特にデザインシンキング力に関しましては、御社はIBMガレージといった独自のサービスを展開しています。ガレージを用いることで消費者インサイトに深掘りした課題解決に携われることに魅力を感じました。2つめは自ら学び続ける文化があることです。御社は「教育に飽和点はない」という教育理念のもと、充実した新人研修やIBMワトソンを用いた教育支援ツールにより、常に成長し続ける環境があります。この環境が、絶えず変革を起こし続ける御社の原動力になっていると考えています。以上の理由から、常に社会に変革をもたらすことができる御社の一員として自分も成長し、数多の企業を世界で飛躍させたいと考え、御社を志望しました。

内定を承諾しました。決め手はやはりビックネームというところ。ファーストキャリアにするなら間違いない会社だと感じました。また、多くはIT企業を志望していた私ですが、IT企業の職種として主に上流工程に携わりたいと考えておりましたので、上流工程の華と考えているコンサルティングの職種に就けることに大変満足しています。加えて、IBMは外資系企業としてインセンティブ式の形態を社内で扱っている点にも惹かれました。仕事の結果でそれがその人の指標となることはすごくやりがいを感じられると思いました。また、後輩の方や同期の方もおそらく良く耳にすることになるであろう「雰囲気・社風の良さ」。確かにインターン等でそれを感じたら、行きたい思いも強まるはずですが、そこだけで会社を選ばない方が良いと思います。インターン等で会話する方の多くは人事の方です。ですので将来どの部署や職種に配属されるか決まってない状態で人事の方だけをみて「良い雰囲気」と解釈しすぎない方が良いと個人的には思います。

課題や研修は特にないです。交流会は内々定が出た1週間後に、入社後のキャリアパス等簡易的な説明会が実施されました。そこで、内定式後に資格取得に向けた活動が始まると聞きました。

内々定を頂いた際の電話で、1ヶ月先までは承諾検討期間を設けてくれると話がされうえで、もしそれ以上かかるようだったら、全ての選考が終わるまで待つと快く受け答え頂いた。他社からも内々定を頂き待って頂いていた身であった私だが、IBMが第一志望であったので、内々定の電話があった翌日に内々定を受諾した。

この企業に内定するためには、何度も記載しているが論理的思考力と協調性を問われているため、そこに関しての落ち度がないようにした方が良い。論理的思考力というと少し抽象的に思えるので「常に考え続けること」として言い換えると、「常に考え続けること」をやめない姿勢が大事だと感じた。面接でもIBMはかなりESを深掘りされた。そこでは予期していなかった質問も数あった。そこで自分で考えることをやめずに自分の思考を伝えつつ、意図や軸、要点のズレが起きないように話すことを心がけた結果、運良く内定に繋がったのではないかと感じている。

自分の考えにぶれがなく、IBMで成し遂げたいことを伝えられた人が内定を頂いていると感じた。特に自分から行動を起こした「結果」よりも、起こすに至った「経緯」やその取り組みをした「理由」が明確に話せる人を求められていると思う。そういった人に共通しているのがみんな自身を持っていることである。そのためGDでも個人面接でも自分のこれまでに取り組んできたことには自信をもって臨むことが一番大事だと思う。

志望者が多く、長期渡って選考を実施しているため、選考を受けた日付によっては長期間待たされることがあるので、気長に結果を待つことが必要かなと感じた。またIBMは「企業独自テスト」と「GD」が特殊な選考で、その2つでかなりの志望者にふるいをかけているので、その2つの対策が必要である。GDに関しては場慣れが必要なので、他社の選考やインターンでワークショップに参加しておくと良いと感じた。

内定後、企業から掲示板ツールへの招待があり、そこで企業の情報を社員の方から収集できた。また、アドバイザーが1人ついて頂けると言うことで、そのアンケート調査があり、後にアドバイザーの方に1人就いて頂けることとなった。

• 20代の成長環境
• 成長市場で働きたい
• 会社の規模
• 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
• オフィス・オフィスの位置・働く場所
• 給料・待遇

リコーＩＴソリューションズ株式会社

私がリコーITソリューションズよりも日本IBMを選んだ理由は、IT企業としての全体の業務よりも、より上流工程に位置するコンサルタントの業務に注力でき、かつ多岐に渡る事業領域が展開されていることで、あらゆる顧客の課題解決に携われることが出来ると感じたからである。特に現在の流行であり、常に進化し続けるITやデジタルテクノロジーのリーディングカンパニーであるIBMの深い知見を用いたコンサルタントになることで、数多の企業を世界で飛躍させたいと思った。