- Q. 志望動機
- A.
デロイトトーマツコンサルティング合同会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒デロイトトーマツコンサルティング合同会社のレポート
公開日:2019年7月25日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- コンサルタント
投稿者
選考フロー
企業研究
まず、コンサルタントの種類の違い(戦略コンサル、経営コンサル、ITコンサル、総合コンサル)を理解することが前提である。その上で、デロイトがその一角である代表的な総合コンサル、BIG4の各社の特徴を調べる必要がある。それらを研究した上で、なぜコンサルタントか、なぜ総合コンサルか、なぜデロイトかという三段階に渡る志望動機を固める必要がある。デロイトの選考過程ではこれらの志望動機が繰り返し聞かれるため、事前にしっかりと準備が必要である。
企業研究の方法では、まず就活サイトのコラムや記事によってコンサルやBIG4の基本的な研究を行い、その後web上にある個人の記事や体験記によって研究する。これらのweb上の記事は主観的なものが多くあり、盲信するのは危険であるが現場で各社がどのように認知されているかなどの非公式、水面下の印象を知るのに重要である。
これらによって得た知識をうまく用いて逆質問をすることで、企業や業界への深い理解を相手に示すことができる。
志望動機
私がコンサルタントを目指した理由は3つあり、1つは扱う問題が高度なところです。私は公式に当てはめるような問題よりも自分で解決の糸口を探す問題の方が楽しいと考えており、大企業が匙を投げたような難題に対して様々な視点から観察、分析を行って問題の発見から解決まで行い、非常に深い専門知識を要するところに惹かれました。次に、その問題に対してチームで取り組むところです。高度な課題に対して一人で取り組むのではなく優秀なチームメイトと一丸となってリサーチや分析を行うことでいろんな視点が学べると感じました。最後に、クライアントと信頼関係を築いて業務を行うところです。ビジネスの世界と雖もコンサルタントの世界ではクライアントとの信頼関係が重要であり、相手の立場に寄り添って問題解決に挑むという姿勢に強く惹かれました。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2019年01月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
自己PRをお願いします。/学生時代に頑張ったことを教えてください。/自分の長所・短所についてエピソードを交えて教えてください。/困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか。
ES対策で行ったこと
これまで戦略コンサルを受けている時に書いていたESを、総合コンサル用に手を加えた。
コンサル業界、BIG4界隈の企業研究をしっかりした。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
英語についてTOEICなどの教科書で対策した。
WEBテストの内容・科目
tg-web 英語あり
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 中堅/中堅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
質問はESに沿ったものであり、非常にオーソドックスな内容。そのため、精査されたクオリティの高い回答をスラスラ言えることが求められており、そこを評価されたと感じる。
面接の雰囲気
2人とも堅実そうな第一印象。落ち着いた雰囲気の中進行し、2人ともこちらの話をよく聞いてくれて、スムーズに進んだ。
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に力を入れたことを教えてください。
私は大学生活において飲食店のアルバイトに力を注いでいました。大学に入るまでアルバイトの経験がなく、自分で働いてお金を稼ぐことと普段大学では出会えないような人々と交流できることに楽しさを感じていました。アルバイト未経験のうえに勤めていた店舗が日本有数の売り上げを誇っていたこともあり、常に多忙で最初はついていくことさえままならなかったのですが、先輩方の動きを注意深く観察しメモを取ることでいかに効率よく業務をこなせるか試行を重ね、次第に社員の方からも信頼を得るようになりました。勤務して一年ほど経った頃に時間帯ごとにリーダーを決めることになり、私は業務の速さと注文、配膳の正確さから夜間のリーダーに選ばれました。初めはついていくことで精一杯だったアルバイトのリーダーに選ばれたことが非常に嬉しく、また自分への大きな自信につながる経験でした。
コンサルの志望理由を教えてください。
私がコンサルタントを目指した理由は3つあり、1つは扱う問題が高度なところです。私は公式に当てはめるような問題よりも自分で解決の糸口を探す問題の方が楽しいと考えており、大企業が匙を投げたような難題に対して様々な視点から観察、分析を行って問題の発見から解決まで行い、非常に深い専門知識を要するところに惹かれました。次に、その問題に対してチームで取り組むところです。高度な課題に対して一人で取り組むのではなく優秀なチームメイトと一丸となってリサーチや分析を行うことでいろんな視点が学べると感じました。最後に、クライアントと信頼関係を築いて業務を行うところです。ビジネスの世界と雖もコンサルタントの世界ではクライアントとの信頼関係が重要であり、相手の立場に寄り添って問題解決に挑むという姿勢に強く惹かれました。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 110分
- 面接官の肩書
- 中堅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最低限の論理的思考力があり、それらを結論ファーストで面接官に簡潔に伝えることができる点が評価されたと感じる。
面接の雰囲気
面接官は誠実そうな第一印象。こちらの話をよく聞いた上で、鋭い質問やケースの深掘りがされる。また、ケース課題だけでなくプラスαの質問も来る。
2次面接で聞かれた質問と回答
ケースの課題「スポーツ観戦は今後どうなったらよくなるか」
現在、スポーツの観戦方法には2つあげられる。
①実際にスタジアムなどの競技場での生観戦
②テレビやパソコンで中継や録画の観戦
①実際にスタジアムなどの競技場での生観戦
メリット:応援者や競技者との一体感が得られる。生観戦である。
デメリット:場所が限られているため人数に限りがあり、遠方から行くのも困難。
②テレビやパソコンで中継や録画の観戦
メリット:いつでもどこでも見れる。
デメリット:生観戦ではなく、臨場感や一体感に欠ける。
私はこれらの現在の観戦方法に加え、新たな観戦手法としてVRやARなどの先端技術を用いた観戦方法を提案します。
VRやARによって、生で観戦しているような臨場感を得ながらいつでもどこでもスポーツ観戦をすることができる。5Gなどの最新の通信技術を用いれば、タイムラグも最小限に抑えることができる。
現在の観戦の延長戦のように思え、また一体感のデメリットが解消されていないが何か方法はないか。
スタジアムや競技場をバーチャル空間に作り、そこの観覧席にいるようなVRをつけることで、実際に会場で生観戦をしているような一体感をも創出することができる。新たな5Gなどの通信技術を用いることで、タイムラグを最小限に抑えることができる。
もしくは、別のスタジアムなどに人を集めてそこでARやVRなどの技術で競技者をスクリーンなどに投影することで、生の観戦者たちと遠隔地の競技者を結びつけ、本物の一体感を創出することもできる。この方法は、使われていないスタジアムなどの有効活用にも繋がると考えられる。
また、選手や競技に用いるモノなどにカメラをつけて、それらを発信したりと、従来とは異なる視点からの試合観戦も可能になる。
3次面接 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 中堅
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
一般的な面接の内容であり、どこが選考ポイントだったのかはイマイチわからない。
定番の質問に対して自分の中で自問自答を繰り返し、精査された回答が求められていると思う。
面接の雰囲気
短い時間ということもあり、面接官は少し駆け足で進めていった。口が達者な方であり、こちらの質問の回答に食い気味に質問してくれた。
3次面接で聞かれた質問と回答
自分の長所・短所を答えてください。
私の長所は思い立ったら即座に行動することです。私は思い悩んでる間に機会を逃すことが一番の失敗だと考えており、機が熟すのを待つよりは機先を制することを念頭に置いています。そのため常に何事も自分が面白そうと感じたことにはどんどんチャレンジしていき、尚且つその物事を達成するための最善の方法を常に考えながら全力で取り組む高い行動力とチャレンジ精神を持っています。私の短所は物事をコツコツやるのではなく、一気にやってしまおうとしてしまうことです。いくつかの課題が目の前にあると、計画的に長期的にやれば消化できるにも関わらず同時並行して一気にやってしまおうとしてしまい、課題の量が多い場合には頓挫してしまうことがあります。
今までで困難だった経験を教えてください。
私が飲食店のアルバイトにおいて夕方から夜にかけての時間帯のリーダーとして勤務していた時、店の経営方針を変えることになった際に社員とアルバイトの間で考え方の違いから対立した時がありました。リーダーは社員とアルバイト間の連絡や相談なども仕事の一つであり、この問題を解決するためにまず、各リーダーに各時間帯のアルバイトの意見をまとめてもらいました。そしてそれらを整理した意見を社員に伝え、社員の妥協できない点なども聞いて各リーダー、アルバイトに伝えました。しかしそれでも経営方針の大幅な改革にアルバイトの動揺が大きかったため、私から店長に今一度アルバイトに新たな経営方針と目的を明確にすることを提案し、店を臨時休業し社員とアルバイトの話し合いの場を設けることで解決に至りました。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- パートナー
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
面接自体が社員の話を聞くことがメインだった。コンサルタントに必要な要素として社員があげていた、相手の話をしっかり聞くことが評価に入っていたのかなと感じた。
面接の雰囲気
パートナーの方であり、非常に緊迫していた。しかし社員の方の話がほとんどの時間を占めており、こちらは聞くに徹していた。
最終面接で聞かれた質問と回答
コンサルタントにとって必要なことは?
コンサルタントにとって必要なことは?
自分)相手の立場に立って考えられることではないかと思う。コンサルに助言を求めに来る企業の人たちに、彼らの事業の分野における知識で勝つことは不可能であり、コンサルタントは彼らの立場に立って考え、コンサルタントの知識を用いて付加価値を提供するものだと考えている。
社員)悪くはない考え。ただ、特にコンサルの専門知識がない若手コンサルのうちは、相手の話を聞くということが一番重要。君のいった通り我々は彼らの専門分野の知識で上回ることは厳しい。そのため彼らの話を聞き、同じ立場に立って考えてくれるという意思表示が非常に重要になってくる。そうすることでむこうは滅多に出さない情報などを出してくれるようになり、これらはお互いにとって重要なこととなる。
コンサル業界は今後どうなると思うか? (逆質問:入社までに必要なことは?)
コンサル業界は今後どうなると思うか?
自分)総合コンサル、ITコンサルの壁はどんどん低くなっていくと考えている。これからの時代、ITが関与しない案件はほぼなくなりITは避けられないものとなり、ITやテクノロジーが大前提となりそれらに特化する必要性がなくなっていくと考えている。
社員)確かにその通り。ITコンサルだけでなく戦略コンサル自体も合併や吸収が進んでいる。そのため戦略コンサルだけでやっていける企業もほんの一握りになると思う。
逆質問:入社までに必要なことは?
社員)まず内定が出ると入社までにTOEIC900と簿記二級の目標が課される。(義務ではないが、ほとんど不可欠な技能)
簿記二級はこちらからも支援する。英語は絶対にやっておくべき。TOIEC900はむしろ最低ラインであり、スピーキングなどもビジネスレベルにしておくべきだと感じた。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定をいただいた後も、就活は続けさせてくれる。迷っている人には社員との面談が設けられ、そこでも親身になって話を聞いてくれた。
内定に必要なことは何だと思うか
良くも悪くも総合コンサルを代表するBIG4という括りの中の1つであるため、選考においてなんども「なぜ、デロイトなのか」を聞かれた。そのため、コンサルを志望する理由、総合コンサルを志望する理由、デロイトを志望する理由をしっかり固めていく必要がある。そのためには必然的にコンサル業界の企業研究から、戦略コンサル、ITコンサル各社などの他の分野のコンサル業界の研究、企業研究をしなくてはいけない。手間を惜しまずやるべき部分である。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
内定が出る人と内定が出ない人の違いは、志望動機をしっかり固めているかどうかだと感じる。コンサルという業界で一括りにし、戦略コンサルや総合コンサルを区別せずにあてずっぽに受けていると内定が出にくいように感じる。各コンサルの共通点や相違点をしっかりと理解し、論理的に正しい志望動機を持っているかどうかが内定の分かれ目だと感じた。
内定したからこそ分かる選考の注意点
総合コンサルといえど、ケース面接はしっかり深掘りされるので対策は必須である。また、最近コンサルの採用が業界としてもこの企業としても増えているが、それに伴う社員の質の低下を心配しているように感じた。そのため、選考ではコンサルとはどういうものか、コンサルのイメージはどうかなどの質問が繰り返された。ここでの回答が実際のコンサル像と乖離しないように注意すべきである。
内定後、社員や人事からのフォロー
就活をまだ続ける人や他社と迷っている人には社員との面談があり、そこで話を聞いてくれる。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 会社のブランド・知名度
- 社員の魅力・実力
- 成長市場で働きたい
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
入社を迷った企業
A.T.カーニー株式会社
迷った会社と比較してデロイトトーマツコンサルティング合同会社に入社を決めた理由
今後、戦略コンサルと総合コンサルの垣根は低くなり、戦略コンサルだけで生き残っていくのは厳しいように感じたことが理由の1つ。また、自分のやりたかった分野にちょうどデロイトがものすごく力を入れておりそこに大きく魅力を感じた。社員はどちらの社員も非常に人当たりがよく、話をしていてものすごく優秀であるということが伝わってくるような社員ばかりであり、そこでも非常に悩んだ。また、部活の先輩などにもコンサル各社の話を聞き、最終的にここに入社を決めた。
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デロイトトーマツコンサルティング合同会社の 会社情報
会社名 | デロイトトーマツコンサルティング合同会社 |
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フリガナ | デロイトトーマツコンサルティング |
設立日 | 1993年4月 |
資本金 | 5億円 |
従業員数 | 2,675人 |
代表者 | 佐瀬真人 |
本社所在地 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号丸の内二重橋ビルディング |
電話番号 | 03-5220-8600 |
URL | https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/dtc/dtc.html |
採用URL | https://www.dtcrecruit.tohmatsu.co.jp/ |