
23卒 本選考ES
総合職(技術)
-
Q.
研究上の課題とそれに対するご自身の貢献(課題をどのように捉え、行動したのか)について教えてください。(400文字以内)*
-
A.
私の研究は水中で安定に分散したリン酸Ca粒子を得るというものです。この研究課題を解決するためには溶媒を水に変換するために行う透析時に起こる凝集沈殿を防止する必要がありました。私の実験系は反応から粒子を得るまで4日ほど連続でかかるため、実験操作自体を増やさずにアプローチする必要があると考えました。そこで私は透析に用いる透析溶媒に着目しました。この透析溶媒側に分散作用がある水溶液を用いることで操作自体を増やさずに凝集を抑制できるのではないかと考えました。そこでリン酸Caと親和性が高く分散作用もある物質と条件について先輩や教授の方々の知見を一部お借りして、ポリリン酸の水溶液を透析溶媒として用いることで無事凝集を抑制することができました。こうした経験より、一人で頭を悩ませるのではなく、積極的に解決する課題について外部に発信し、問題解決へアプローチしていく習慣が身に付きました。 続きを読む
-
Q.
研究室におけるあなたの役割を教えてください。実務的な役割分担だけではなく、スキルや性格面も踏まえて、あなたと他のメンバーとの関わり方などをお答えください。(400文字以内)*
-
A.
私は研究室では主にサポート役をしています。視野が広くて面倒見がいい性格を活かし、実験面では自分の担当以外の後輩であっても分け隔てなく実験の相談やアドバイスを行っています。人によって持っている知見や見方が異なるため、それを積極的に交換しあうことでお互い高め合うことを意識しています。それに加えて、後輩の発表前には原稿やスライドなども積極的に相談に乗っています。研究スライドは各スライドの意味やつながりを聞き手が一回で理解できる必要があるため、今までの研究生活で得られたノウハウを伝えられるように心がけています。また、私は多数の測定機器の学内ライセンスを所有しています。これを活かし研究室メンバーに装置の正確な扱い方やデータの正しい扱い方の指導を行っています。特にごく微量な成分も検出できる感度が高い測定機器は取り扱いが難しいため、正しく測定できるコツを丁寧に教えています。 続きを読む
-
Q.
現在の関心事、世の中の出来事や社会動向など特に関心があることと、それに対する考えやポリシーがあれば教えてください。(社会問題、科学技術、経済、スポーツ、エンタメなど)(300文字以内)*
-
A.
新型コロナウイルスのワクチン接種報道について関心があります。特に最近ではコロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっています。その中で私はポリシーとして「正しい情報以外は全く信用できない」と考えています。現在報道されている例を挙げると三回目のワクチンの摂取で免疫が上がることがあります。しかしこれをはじめとする多くは査読前の論文からの情報であり、データの整合性に問題がないか不正がないかなどに関して十分に精査されていません。このように正確で確かな情報を掴むのがより一層厳しい世の中になってしまったと感じています。そのため自分自身も膨大な情報の中から正しいものを精査する力を身に着けていきたいと思います。 続きを読む
-
Q.
当社を志望した理由(300字以内)*
-
A.
私が貴社を志望した理由は以下の二つの点で惹かれたためです。一つは「研究領域」です。現在、無機微粒子に関する研究をしており、その中で得た知見を活かせる仕事をしたいと考えています。貴社の機能性材料部門は世界トップレベルの超微粒子制御技術を持っていて、強い興味を持ちました。もう一つは貴社の「研究に対する姿勢」です。貴社は長きにわたり培われてきた経験や知識に基づく高い技術力に加えて、有数の研究開発への投資に積極的です。このことから研究に専念できる環境で仕事ができると感じました。そのため私は貴社の一員として成長することで、貴社に新たな価値を提供できる人材になりたいと思い志願しました。 続きを読む
-
Q.
【現時点で希望する仕事】知識や技術、強みが活かせると思われる仕事とその理由(300字以内)*
-
A.
私は現時点で機能性材料の研究職を希望します。入社後は今まで培ってきた無機材料の微粒子に関する知見を礎にして、新たな価値をもった機能性材料を生み出していきたいと考えています。そのために最初は私の強みである絶えず努力する性格を活かし、自身が扱う研究分野のみならず他の分野であっても意欲的に知識を吸収し、これを自身の研究へとフィードバックしたいと考えています。技術的な面ではTEMやSEM、粒度分布測定などから多角的にナノ粒子の形態を検討してきた経験や知見を仕事でも活かせるのではないかと考えています。 続きを読む
-
Q.
【将来チャレンジしてみたい仕事】当社を舞台に将来取り組んでみたい仕事、または実現してみたい夢とその理由)(300字以内)*
-
A.
私は「新しい価値を世の中の人々へ提供し、社会に貢献していきたい」という夢を持っています。そこで私は将来、他社には真似できない技術で世の中の生活が一変してしまうような新規材料の開発に携わりたいと考えています。また貴社は「制度を通じて成長し、自律した個人が、部門やキャリアなどの壁を越えて協働し、さらに成長する」という社風を掲げています。このような社風のように部門の垣根を越えて積極的に挑戦し続けることで自分自身のスキルや知見を広げられると考えています。さらに将来的には、研究開発職としての業務を通して得た幅広い経験を元に新しい価値を創出できるような人材へと成長していきたいと考えています。 続きを読む
-
Q.
【本気の経験】これまでの人生で「本気になって取り組んだ」と思う経験とその理由(成果やスケールは問わず、自らが「やりたい」と感じ、「本気」をだせたもの(400字以内)*
-
A.
私が本気になって取り組んだのは、高校生の頃にボーイスカウトで初の県外活動を計画・実行したことです。私が議長になったとき、新しいことにチャレンジしたいと考え他県で活動を行えないか検討しました。しかし、ボーイスカウトは県ごとで区分が別になっており県をまたぐ活動は原則禁止でした。例外的に他県活動を行うには綿密な書類審査が必要であり、その中で緊急時の対応方法が最も重要視されていました。私たちは緊急時の連絡先をして保護者の他に活動先の県の指導者の方に連絡をとり、もし活動中に何かあった場合は対応して頂けるような手筈を整えました。このようにして大人も巻き込んで一丸となって取り組んだことで、無事に県外活動を行うことができました。私は周囲の人間も巻き込んでくじけずに目標に向かって努力を続けられる能力を持っています。 続きを読む