【未知の領域を切り拓く】【21卒】キヤノンの冬インターン体験記（文系/事務系）No.12348（早稲田大学/男性）（2021/1/20公開）

元々都市のスマートシティ化に興味があり、その一端に携われる会社を志望していた。そのような中、当社はメーカーというモノづくりの観点からスマートシティ化に関われることを知り、興味を抱いた。また、三日間のインターンの中で、社内見学などプログラムが豊富だったことも参加の一因である。

面接の対策として、エントリーシートをもとにした深掘りを事前に行った。また、事業内容を事前に調べ、「自分がやりたいこと」と「それ以外に興味があること」を自分の中で明確にしてから面接に臨んだ。

キヤノンの技術を用いてIR施設の新規ビジネスを創造

1日目にやったこと

午前中は、働き方や事業内容についての説明を行った。その説明会では、キヤノンという会社について深く知れる内容となっている。午後からのワークショップでは、6人グループとなり新規事業について話し合う。

2日目にやったこと

朝から1日かけて宇都宮工場の見学を行った。工場見学では普段入れない場所に入れていただいたり、実際に製造している製品を見学させてもらえた。また、最後に工場で働いている方々から働き方の説明や質疑応答の時間があった。

3日目にやったこと

朝から最終発表に向けての準備となる。午後から審査員の方を招いてワークショップの最終発表を行い、優勝チームを決める。その後、内定者や若手社員の方との質疑応答の時間が設けられる。全てのプログラム終了後には懇親会が開かれた。

人事部部長

小型カメラ

課題の具体化についてフィードバックを頂いた。学生が主導で進めると、施策ありきの案が出てきてしまうことが多く、課題を自分たちの実生活に落とし込み、具体化する重要性を教えていただいた。

IR施設に関する新規ビジネス案が課題であったため、実際の社員の方々も未知の領域に近く、独自の発想をするのが難しかった。また、二日目に工場見学があるため、時間的な制約が大きく、工場への移動中にも施策をブラッシュアップさせたり、時間外にも考えることが多かった。

メーカーで働いている人はどこか職人気質の人が多いという印象であったが、実際に三日間企画部門から工場部門の方々まで話してみると、温和で人当たりの良い人が多く、いい意味で参加前とギャップが感じられた。また、キヤノンという会社が今後どのような方向にビジョンを見据えているのかということが分かった。

フェルミ推定について学ぶ機会や発表の機会があったため、事前に学習してその場で発言できるようにしておきたかった。

本社でのインターンシップであったということもあり、三日間社員の方々と出社のタイミングや退社のタイミングが重なり、実際に働いている感覚を得やすかった。お昼休みも社内の社食を体験させていただき、入社後の生活のリアルをかなり近い精度で体験できたのではないかと思う。

後日人事面談に呼ばれ、早期選考に招待されるなど、インターンシップを通して高く評価されていると感じることが多かったため。また、OB訪問をしやすいように社員を紹介してくださるなど本選考までの数ヶ月間のサポートが手厚かった点も理由として挙げられる。

実際に働いている社員の方々の印象が良かった点が挙げられる。これまでの自分のメーカー社員の印象とは違い、話しやすくそれぞれが目標を持って仕事に取り組んでいる姿勢が伺えた。それぞれの職場を見学しても学生に対して丁寧に教えてくださり、志望度が上がった。

インターンシップで優秀だと判断された生徒のみが人事面談に呼ばれ、早期選考やOB訪問などの案内を受けるため。OB訪問に関しても特別に枠が設けられるということがあった。

インターンシップ前とインターンシップ後で志望順位に変化はあったが、志望業界や志望企業に変化は見られなかった。元々志望していた、IT通信系を軸にスマートシティにも携われるメーカ業界を志望していくというスタンスを継続した。メーカーの中の志望順位は、このインターンを通してキヤノンが上位に来るという結果になった。

インターンシップ参加後の就職活動において、メーカー業界をより幅広くみるという視野の広さを得られた。参加前は、自分が持っている知識のみで企業を見ていたが、インターンシップに参加し、自分が知らない事業やビジョンを知ることができ、他のメーカーにもそのようなことが当てはまると思い、自分の中のフィルターを外し、フラットな目で企業を見るようにした。