【22卒】ＮＥＣソリューションイノベータの夏インターン体験記（理系/総合職）No.13797（岐阜大学大学院/男性）（2021/4/16公開）

全員が発言をできるチームだったので、目立った人は特にいなかったように思えた。しかしインターン参加者の中で特別選考をもらえる学生もいたことから、発想やまとめる力などを社員はちゃんと見ていることを学んだ。

ほかのSIerのインターンもいくつか参加する中で、たいていの企業はコストを考えずに新しい技術を自分たちで考えて企画してというコンセプトだったのに対し、この企業は新しい技術にはコストがとてもかかるから、まずは既存の弊社技術を用いる、なければグループ会社の技術を用いる、なければ他企業の技術を用いる、それがなかった時に初めて開発するという優先順位を教えていただいた。

飲食店の資料はインターンシップ前から配られていたので、それを先に読んで課題を考えてどのような技術があるのかを事前に調べられていたらスムーズに進んだかもしれない。しかしグループで一緒に進めていくという意味では事前知識はないほうがいい。

クライアントの資料が忠実に再現されており、話を聞く時間もあったため、実際の業務もこういった感じなのだろうと想像ができた。また、様々な専攻の学生との話し合いでいろいろな意見を聞くことができたので、入社したらどのような話し合いが行われるのかの疑似体験ができた。

やはりSierということで技術力も多少は必要な中で、アプリケーションの開発や航空宇宙生産技術開発を積極的に行ってきた自分は内定が出やすいのではと感じた。また、インターンシップ中もチームを引っ張ってく役割をしていたので、その辺は評価されていると思う。

志望度が下がった理由は2つある。1つ目は全国転勤があるということだ。自分は一つの拠点でゆっくり過ごしたいので、全国転勤のある会社には向いていないと感じた。2つ目は新しい技術の開発があまりできなさそうという点。インターンシップ中でさえ新しい技術を考えさせてもらえないということは入社後はもっと難しくなるだろうと感じ、自分のやってきたことが生かせないと思ったため。

インターンシップ参加学生のうち、半分ほどが成績優秀者として特別選考ルートに乗れる。このルートでは研究とIT技術を用いてどのように社会に貢献するかというテーマで15分間のプレゼンを一回するだけで内定がもらえる。採用担当もインターンシップで仲良くなった社員の方だったためとてもラフな選考だった。

知りたいことや困ったことがあればofferboxからいつでも気軽に面談してもらえるという環境だった。

現在行っている工作機械メーカーからの依頼でのアプリケーション開発を経験して、プログラミングよりも人と話すことが好きだと思っていたので、開発が少なめのいわゆる上流SIerを志望していた。また、仕事を第一にしたくないので、ワークライフバランスの取れて、福利厚生がしっかりとした大きい企業に行こうと思っていた。

社会人はきっちりとしているイメージがあったが、この企業の人事社員さんはみんなとてもフランクで優しい家族のような人たちだった。
インターンシップ参加前は上流Sierを志望していた。しかし、インターンシップに参加したことで、実際に上流SIerでは技術開発がほとんどできないし、クライアントの話を聞くだけのような仕事になってしまうと感じた。そのため、開発もちゃんとできるSierか、設計から開発まで幅広く携われる企業に入社しようと考えるようになった。