18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
-
Q.
大学、または大学院で現在学んでいることをわかりやすく記述して下さい。(350字以内)
-
A.
私は現在、微生物を用いた水処理技術に関する研究を行っています。微生物を用いた水処理手法は、薬品などを用いる手法より低コストであるため下水処理などの分野で広く利用されています。ただし、その効率的・安定的な運用のためには、微生物の働きを適切に制御・維持する必要があり、この過程において安全かつ簡便な手法が求められています。私はこの観点から、微生物の働きを電気的に制御・促進させるシステムの開発・検討を行っています。現在は実験室スケールのモデル実験で、汚染物質と微生物を加えた水槽に電気を流し、電圧などの条件を変更しながら汚染物質濃度の経時変化を測定して、システムの有効性を検証しています。このシステムが実用化できれば、現状の水処理システムの性能をより安全・効果的に向上させることができると考えられます。 続きを読む
-
Q.
学生生活で、あなたが一番結果や成果を出したことを具体的に記述して下さい。 (300字以内)
-
A.
農学部での卒業研究において、その成果を学術論文として投稿しました。卒業研究では、植物の放射性セシウム吸収に対する植物根中の共生菌の働きの寄与を評価し、この過程で、植物根中の菌の新規定量評価手法を考案しました。研究開始当初は従来の肉眼での顕微鏡観察による手法を用いていましたが、次第にこの手法の、熟練と手間を要し評価が主観的になるという欠点が見えてきました。学生が主体の研究では、個人の能力に依存しない、より簡便で客観的なものが必要だと考え、上記課題を全て解決するような顕微鏡画像の画像解析による評価手法を考案しました。本手法は指導教員から高い評価を受け、この提案を学会誌に投稿する機会を頂きました。 続きを読む
-
Q.
入社後5年目をイメージして、どのような役割でどのような仕事をしているか教えてください。 (350字以内)
-
A.
私は入社5年後、業務の基礎的な知識やスキルを身につけた上で、現在関心のある林業のICT化推進に関する事業開拓に挑戦していると考えています。私は学部時代、日本が世界でも有数の森林大国でありながら自国の森林資源を活用できておらず、これに伴い森林の防災などの公益的機能が低下していることを学び、国内森林資源の活用に貢献したいと考えるようになりました。現在国内林業が抱える課題には、森林資源賦存量の正確な把握や森林所有者の特定、木材搬出・流通の効率化などがありますが、これらはすべてICT活用によって解決できる面があると考えています。入社5年後は、事業開拓のノウハウを先輩社員に学びつつ、顧客開拓・折衝などを行いながら、国内森林資源の活用実現に向け、林業のICT化を牽引する存在になっていると考えています。 続きを読む
-
Q.
その他アピールしたいことを自由に記述して下さい。 (400字以内)
-
A.
学業以外では、学部2~4年生の間、高校生対象の個別指導塾でのアルバイトに力を入れていました。指導教科は主に英語と現代文で、担当していたのは、教科の基礎知識や考え方がまだ身についておらず、勉強意欲も低い、という生徒が中心でした。こうした生徒の指導のため、私は生徒に寄り添う形で勉強意欲を引き出すことを意識していました。具体的には、授業中に生徒と共に課題を解きながら予習復習の仕方を教えて自習のハードルを下げ、雑談も交え生徒の学校や家での生活を把握して課題の適切な分量を両者で設定し、課題を達成できたら積極的に褒めることを繰り返して、生徒にできる範囲のことから始めさせて達成感を感じてもらい、意欲を引き出す工夫をしていました。こうした指導で生徒の姿勢を変えることができた経験を通じて、人に動いてもらうためには、その意義を説くだけでなく、相手の立場を理解し信頼関係を構築することが重要であると学びました。 続きを読む