
23卒 本選考ES
技術職
-
Q.
オムロンでは大切にする価値観の1つとして、「絶えざるチャレンジ」をあげています。 あなたが他者を巻き込んで、共通の目的に向かってチャレンジした(取り組んだ)経験について、 あなた自身が果たした役割や取り組みの成果も含め、具体的に記してください
-
A.
自転車のパーツの製作と販売にチャレンジをした。 私の夢は「自転車の盗難を無くすこと」であり、それは「世界中の自転車にAirTagを取り付けること」で実現できると考えていた。 そのためには”AirTagを自転車に取り付けるためのマウント”が大量に必要であり、大きな企業がマウントを量産することが必須であった。ただし「マウントが販売されている市場がない」という問題があった。 なので「企業が参入できるような市場を創ること」を目標に、私個人でマウントを設計し販売することにした。 しかし、大学で学んだ知識を設計することはできるが、プロダクトの要件定義をすることは一人だけでは難しいことに気づいた。そこで、自転車を好きな友人たちに協力をしてもらい、プロダクトに求められる機能を探していった。 具体的には、大学の講義で学んだデザイン思考を活かした。具体的には、あらゆるユーザーが遭遇する場面を想定して、そのときに出てくる課題を並べ、その解決策を考え、プロトタイプを作製する。そして友人たちに協力してもらいフィードバックを得る。 これを合計12回繰り返すことで、完成度を高め、理想のマウントを完成させることができた。 その工夫もあったためか、商品は好評で、現時点で600個以上を購入して頂いている。そして市場も拡大し、エレコムなどの企業も参入してくれたので、私の取り組みは成功したと思っている。 この取り組みからは「難しそうでも、やってみれば大概できる」ことを学んだ。企画、工場と交渉、デザイン、どれも未知の世界だったが、勉強してやってみたら形にすることができた。 この学びを活かして、これからも知らないことに恐れず、様々なことに挑戦していきたい。 続きを読む
-
Q.
あなたの研究テーマや得意技術について専門外の人にも分かるように説明し、 希望する事業部でどのようにその技術を活かしたいか説明してください
-
A.
私の研究テーマは「強力な磁場がある特殊環境でも、使用できるポンプ」である。 昨今、医療分野でMRIという装置を使って、脳の仕組みを解明しようという動きがある。しかし、MRIの周りでは強力な磁場が生まれるため、通常の機械は動くことはできず、実験に必要な機械が作れないという問題があった。特に、電磁石をつかったモーターを使用できないなど、駆動源に関する問題が多い。 そこで、私は、そのような磁場のある特殊環境でも使用できる”特殊な液体を使ったポンプ”を開発することで問題を解決しようとしている。具体的には、私の所属する研究室が得意とする”特殊な液体を使ったポンプ”を磁場のある環境でも使えるようすることで、解決しようとしている。そして、その特殊環境で使用するための要件を調査することから、製作、および特殊環境下での実験までが自分の担当範囲である。 世界でも、このような「強力な磁場のある環境」と「特殊な液体を使ったポンプ」の両方に精通している人はほぼおらず、そのような意味で私には専門性があると考えられる。 もし、私の研究が上手くいけば、「強力な磁場があっても使用できる駆動源」として活躍し、あらゆる実験を支える機械が生まれるはずだ。そして、脳の仕組みに関する研究が進み、「頭で考えるだけで動かせるロボット」の誕生や、「身体障害を負い、思うように身体を動かせない人の治療」などにつながるだろう。 そして、この研究で培ったハードスキルとしては、ポンプを製作するときに得たCADやCAMを扱った経験がある。これはメカ設計にとって必須のスキルであり、役に立つはずだ。 さらに、ソフトスキルとしては「知らない分野に挑戦する力」も得たと自負している。私の研究室は工学分野の研究しかしておらず、医療分野は全く専門外であった。その中で、初めて医療分野と掛け合わせたテーマを扱ったのが私であり、研究は”知らない分野への挑戦の日々”であった。この経験以来、知らないことに挑戦することへのハードルが格段に低くなったことを実感している。貴社での商品分野は決して、私の研究テーマとは近くはないが、このソフトスキルで分野の違いも乗り越えられるはずである。 続きを読む