
23卒 本選考ES
総合職 技術系
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Q.
学業,ゼミ,研究室などで取り組んだ内容(250字以内)
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A.
銀薄膜を用いた大気中原子拡散接合法に関する研究を行っている.本接合法はウエハ等を金属薄膜を用いて室温で接合する技術である.銀は他の金属と比べ,原子拡散し易く,膜全体で原子再配列を起こすため真空中接合では高い接合性能が得られる.さらに,電気伝導性や放熱性能に優れ,比較的安価なため,電子デバイス等の量産への応用が期待できる.しかし,大気中の接合では酸化や硫化により膜が汚染され,十分な接合性能を得ることが難しい.そこで現在は成膜や接合の条件を検討し,接合性能を高めることを目標に研究を行っている. 続きを読む
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Q.
自己PR(400字以内)
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A.
私の強みは主体的に考え,行動できるところにある.大学では準硬式野球部に所属し,投手をしていた.入部当初,周囲との実力差を痛感した私は,試合に出ることを目標に部の練習に取り組んでいた.しかし,部の全体練習だけでは周囲に追いつくことは難しいと考え,全体練習の時間以外にも独自に工夫して練習に取り組むことを考えた.まず,SNSや参考書を用いて体の構造や投球動作について知識をつけ,課題を明確化できるようにし,その後,自分に適した練習を考えて取り組んだ.その結果,投球フォームの改善に成功し,三年の秋には主力としてチームのリーグ優勝に貢献した.また,普段の研究活動においても自ら課題を設定し,必要な実験を考え,得た結果をもとに追加の実験や解析を行ったことで課題の解決に成功し,国際学会での発表や論文の投稿を経験している.今後も自分の納得のいく結果を求めて,どんなことにも主体性を持って取り組むつもりである. 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと(400字以内)
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A.
準硬式野球部で投手リーダーとして練習内容を改善したことだ.私の部では投手の大量失点によって試合に負けることが多く,その原因は練習内容にあると考えた.入部当初は全体での実戦形式の練習がほとんどであったが,それでは各々が課題解決に必要な練習に取り組めていないと感じた.そこで投手リーダーに立候補し,個々の課題に応じた練習を提案した.投球に関する知識をつけた上で、各投手の投球を観察し,練習を提案した.しかし,十分に考えて提案したつもりでも納得してもらえないことがあった.そこで,提案する際に相手の意見を聞き,議論を交わしながら練習を考える方法に変えたところ,理解を得られることが増えた.この取り組みの結果、4失点以上する試合はほぼ無くなり,部の目標であった全国大会出場を実現した.この経験から,目標達成のために主体的に考え行動することの重要性や,相手の考えを理解しながら議論をすることの大切さを学んだ. 続きを読む
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Q.
ムラタで成し遂げたいことを希望職種の選択理由も踏まえて記載してください(600字以内)
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A.
商品開発,プロセス開発,材料開発の職において,生活を豊かにする電子デバイスや技術の開発に携わり,社会の発展に貢献したいと考えている.私は,大学で基礎研究に多く従事する中で,研究で培った知識や経験を生かして現状の課題を解決し,生活を豊かにする製品を開発したいという思いが強くなった.私は現在,金属薄膜を用いたウエハの室温接合技術に関する研究に取り組んでいるが,この技術は貴社のSAWフィルタの量産技術にも用いられており,今後も応用の場が多く期待できる技術であると考えている,そのため,私が研究を通して培った知識や技術は,貴社で新製品の開発をする際に必ず役立たせることができると考えている.また,貴社のインターンを経験して,新しい製品の開発に必要なことは世の中の困りごとを正確に把握することと,その困りごとを解決することのできる高い技術力であると学んだ.そのため,お客様と近い距離で現状の課題や要望を聞き,自分の持つ知識や技術力を最大限に活かしてそれを解決し,世の中に必要とされる製品や技術を作り出したい.その際にも,私の主体的に考え,行動できるという長所は活かすことができると考える.ものつくりに真摯に向き合うことで,他社を圧倒する高い技術力や顧客との信頼関係を築き上げてきた貴社から多くのことを吸収し,大学の研究の経験も活かして新製品を開発することで,社会の発展に貢献したい. 続きを読む
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Q.
あなたの人柄を一言で記載し,その人柄が形成された背景を教えてください(600字以内)
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A.
私は様々な視点で課題を捉え,目標に向かって諦めずに取り組める人間である.この人柄が形成された背景には2つの経験がある.1つ目は書道を小学1年生から9年間続けたことだ.始めは簡単に階級も上がり,楽しく取り組めていたが,階級が上がったことで昇段試験に落ちることが増えた.その時に私は,結果が出ないために,自身の意欲が低下していることに気づき,取り組みへの姿勢を変える必要があると考えた.そこで,目標を「昇段試験での合格」から「楽しんで取り組むこと」に変更した,その結果,自由に書道に打ち込むことができ,表現力が身についたことで,順調に昇段できるようになった.2つ目は大学で部活引退後に軟式野球チームを創設したことだ.部活動での投手リーダーの経験から,選手としてだけでなく,選手のマネジメントを経験したい思いが強くなり,自ら創る選択をした.道具の調達や部費の徴収から,試合での采配までのすべての運営を行った.初めは一人でやり切ることが私の役割であると考え,行動していたが,徐々に立ち行かなくなった.しかし,最も重要なことは滞りなく運営することだと考え,適材適所で仲間に仕事を振るように変えたことで円滑に作業が進むようになり,2年間活動を続けることができている.以上の経験から,私は常に置かれた状況を分析し,意識や取り組みを変えることで目標に向かって最後までやり切ることができるようになったと自覚している. 続きを読む