【人柄重視の挑戦準備】【23卒】村田製作所の総合職 技術系の1次面接詳細 体験記No.22863（大阪府立大学大学院/男性）（2022/4/19公開）

所定の時間にzoomで待機

人柄を中心に見られていると強く感じた。四季報や就活サイトなどにあるようにチームで取り組む経験や、姿勢に関しての質問が村田製作所の選考全体を通して多かったので、その点の準備は必要であると思う。

どういう話をしても一切笑わない方だったので非常にやりにくさを感じた。質問されたことに淡々と、かつ流暢に答えることに集中した。

なし

就活会議
四季報

研究の進捗について/また今後の予定は立てられているか/

現段階では純良性の高い試料は完成していない。化学式で見ると作業工程は2段階に分かれている。理由として、作製するCoの価数は３価であり、１度の工程で作製を試みると異なる価数の不純物ができてしまうためである。そのため、１段階目に中間生成物を焼成し、2段階目で目的のCo酸化物を焼成する。作製方法は先行研究を参考にしているが、目安のため調整が必要である。反応面積の増加、焼成時間、焼成温度など考慮するべきパラメーターが多くあることもあり手探り状態。反応面積の増加に関して、油圧プレス器を用いて粉体をペレット状の固体にすることで接する面積を増やし、焼成に際して反応面積の増加を目的としている。焼成時間に関して、XRD回折実験にて、変化がなくなるまで（未反応物質がなくなるまで）を基準としている。1段階目の焼成温度に関して、1000 ℃から10 ℃ずつ温度を下げて調整し、800 ℃まで実験を行った結果、910 ℃で最も純良性が上がることがわかった。先日、先行研究から発見したこととして、焼成物の急冷が重要であることが可能性として挙げられた。電気炉を用いた焼成に関して、温度は1000 ℃に設定して行う。これまでの実験では室温で徐々に冷ましていく方法をとっていたが、液体窒素を用いた急冷方法で1000 ℃に焼いた直後の焼成物を-196 ℃の液体窒素の中に入れることで、物質の結晶構造が大きく変わることなく、焼成直後の状態を保てるといった理論から、今後は液体窒素を用いた急冷方法で純良性の高い試料作製に取り組んでいきたいと考えている。

部活動をしていて自身の新しい発見はあったか/どうやって気がつけたか

部活動では主将を務めていた。その活動を通して自信がどういうタイプのリーダー的性があるのかということが分かった。リーダーには大きく分けて2種類あると思う。１つ目は圧倒的な実力を持ち、背中で引っ張っていくタイプ。２つ目は周りと同じ視点に立つことができ、親しみやすさなどからついてきてもらうタイプ。私は後者で決して何かに秀でているわけではないが、チーム一丸となって一つの目標に向かっていくことにやりがいを感じる。人と話すことは好きで、主将になる前から学年にこだわらず（特に後輩）部員全員と話すようにしていた。このような親しみやすさが功をきしたのだと考えられる。これに気がつけたのは後輩のおかげである。食事中にこの内容の会話になり、自分はそういう人間なのだ、ある程度信頼されているのだということに気が付けた。