17卒 本選考ES
総合職
17卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
- Q. あなたの研究内容について教えてください。また、現在の状況と将来的なゴールについて教えてください。(400字以内) ※学部生の方は、最も関心があるテーマ(研究として取り組みたい分野)を教えてください。
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A.
路面凹凸による自動車車体の振動を抑制するための、サスペンション機構の制御に関する研究を行っている。従来手法は大きく二つあり、一つはアクチュエーターを用いて強制的に振動を減衰させるアクティブ制御である。この制御は高い効果が期待できる一方、多大な電力を要する欠点がある。二つ目は、ばね等の受動部品のみを用いたパッシブ制御である。これは電力が不要であるが、制御性能が低い。そこで、これら二つの折衷、つまりゼロに近い電力で大きな制御性能を持つ、セミアクティブ制御が注目されている。私は、微小の供給電流で減衰係数を可変にできるMRダンパーという装置を用いて、少ない電力で自動車車体の振動を大幅に抑制し、乗り心地を向上させるセミアクティブ制御の実現を目指している。現在はモデルベースの数値シミュレーションにより提案手法の妥当性を検証しており、将来的には簡易装置による実機実験を行い実用性の実証を行う予定である。 続きを読む
- Q. あなたが最も熱心に取り組んだ事柄とその成果について教えてください。(400文字以内)
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A.
私は大学院での研究に力を入れて取り組んでいる。所属研究室では、研究テーマ決めの際、卒業した先輩の研究を引き継ぐことが慣習となっていた。私は、大学院は主体性を持って学問に取り組む場であるべきだと考え、新しい分野を自ら開拓し挑戦することを決意した。半年がかりで最新の英語文献を読み漁り、論理性をもって教授を説得し承認を得ることができた。しかし、すべてがゼロベースでのスタートであったため、実験装置を自分で作り上げる必要があった。装置の作成には、教授とベンダーとの密な連携が不可欠であると考え、教授と何度もコンセプトをすり合わせ、予算をもらい、ベンダーの技術担当と密に連絡を取り合いながら装置の設計・製作を行った。この結果、予定通りに問題なく所望の装置を完成させることができた。研究は途中段階であるため大きな成果はないが、研究の過程において主体的な行動力に加え、人・物・金をマネジメントする力を身につけた。 続きを読む
- Q. あなたの持つ専門性や長所を活かして、日揮でできること、チャレンジしたいことを教えてください。(500文字以内)
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A.
私は、貴社のジョブローテーション制度を積極的に利用して、まずはいくつかの部門を渡り歩き、理系学生としてこれまで育んできた強い探究心を持って、プラントに関する多角的な技術を貪欲に習得したい。また現場訓練および駐在において、さまざまなバックグラウンドを持つ多くの人々の中で揉まれる過程で、自分のプレゼンスを主張しリーダーシップを身につけたい。その後プロジェクトマネージャーとして、将来受注するであろう多くのプロジェクトを、持ち前の主体性と計画性を持って総括し、成功に導きたいと考えている。私は日々の研究活動において、より良い成果を出すためには、教授に指示され与えられたことをただ行うという自主性ではなく、ゼロベースの状態から自分のすべきことや課題を自ら洗い出し、課題解決のための戦略を論理的に定め、計画通りに実行していくという主体性の重要さを強く実感している。大学院での研究活動を通して鍛えられた主体的行動力や計画性に加え、プラントに関する多くの知見および多様な人々の価値観や考え方への高い受容性を貴社で育むことで、リーダーとしての素養を磨き、多くの関係者に信頼されるプロジェクトマネージャーになりたい。 続きを読む