【未経験者も安心、楽しく学べる】【21卒】シンプレクスの夏インターン体験記（文系/コンサルタント）No.13532（東京大学/男性）（2021/4/7公開）

とにかくコンサルティング会社のインターンに行きたかったのが1番の参加理由である。当時、コンサルタント会社の内定を得ることができれば、他の業種の就職活動にも有利になると友人から聞いたことがあった。コンサルティング会社のインターン選考の倍率はかなり高いということを聞いていたが、シンプレクスは事前選考が無く早いもの勝ちで参加できたため、ひとまず参加できるというのも魅力だった。

事前選考は無かったため、対策はしなかった。ただし、参加日程は早いもの順で埋まっていくので予約開始日には忘れず予約をするように意識していた。特段、コンサルティング会社についての知識もなく、ITコンサルがどういうことを行なっているのかも分からずに参加した。

事前選考が無いため、もちろんコンサルティング会社の選考で有名なケース面接も無い。故にコンサルティング会社のインターンに参加したいという気持ちのみがあれば十分だと思う。

午前中にグループでコンサルティング業務体験とその発表。午後はプログラミング体験。

まずはコンサルティング業務体験という名目のグループワークを行う。その後、各グループ発表を行い、解説を受ける。昼は各グループごとに昼食を取る。そして午後にはプログラミング体験。プログラミング体験はグループ関係なく、個人のペースで行っていく。

コンサルティング業務を行う上で必要な思考の仕方。またプログラミングの基礎知識や雰囲気。

コンサルティング業務体験・プログラミング体験

1日目にやったこと

コンサルティング体験のグループワークを最初に行い、その後グループ発表と解説があった。昼はグループのメンバーと一緒に昼食を取りながら談笑。午後にはプログラミング体験。一人一人に一冊プログラミングの参考書が渡され、それを見ながら各自進めていく。コードの書き方が分からない時は随時社員さんに質問できる。余力のある人は取り組んで欲しいと言った応用課題まで用意されていた（理系の大学院生や、プログラミングの経験がある人でないと応用問題は解ききれていないようだった）。

通常の社員（おそらく人事部）

なし

コンサルティングワークでの解説で、水平思考と論理思考という２つの思考方法を教わったことが印象深い。水平思考とは、自由に発案し思考の出発点を考えること。論理思考とは、ゴールに向かって構造的に思考を重ねること。グループワークではしばしばメンバーによってこれらが混在してしまい、議論が噛み合わないことが多い。まずは水平思考で良いアイデアを決める。そして、論理思考でその案を詰めていくというふうにすればグループワークが円滑にいくと理解でき、今後のためになると思った。

正直そこまで大変では無かったが、プログラミング体験ワークでは経験者との差が大きく、自分が置いていかれるのではないのかという不安は感じた。結果的には経験者はむしろ少数派であり、社員さんも質問に答えてくれるのでそこまで困らなかった。ただ、普段の働いている様子や業界について社員の方に質問する時間はあまり無かったため、自分の頭を整理して質問するのは難しかった。

お昼をグループごとに食べることが出来、そこで多く話すことが出来たのは良かった。他の学生もまだ就活を始めたばかりという感じで、どういう業界も見ているかなどを聞くことができ、就活における視野が広がった。

プログラミングの体験をできたことが非常に良かった。短期でかつ文系学生が申し込めるインターンシップでプログラミングの体験ができる機会はなかなか無い。大学生活で一回も触れたことがない人も多そうなので、それを経験できるのは貴重である。また、本インターンシップを機に私自身はプログラミングを面白いと思い、その後独学で勉強したりした。プログラミングの知識やイメージを持つことは就活に生きるかは分からないが、少なくとも入社後にエンジニアの人々の仕事がわかるという点では生きてくると思うので、プログラミングを体験でき非常に良かった。

ワークが中心のインターンシップのため、事前にITコンサルティング業界やシンプレクスについて調べておくと短い時間の中でも質問でき良かったと思う。

コンサルティング業務、プログラミング体験とITコンサルに重要な両方の面を学ぶことは出来たが、その２つの結びつきはあまり感ることが出来なかった。だから、実際に行う業務内容を想像するのは難しかった。また、社員さんとの交流も少なく、社員さんの雰囲気を感じることが出来なかったのも働く姿を想像できなかった要因ではある。

どういう人を企業が求めているか分からなかったため、内定をもらえるという考えには至らなかった。企業としても、自社に合うかどうかはその後の面接で見ていくという考えのようなので、選考に参加していけば内定を自分がもらえるかどうかは感じることができると思う。ただ、体験した業務自体は個人的には面白かったので、自分に適していたのかもしれない。

コンサルティング会社のインターンに参加したのは初めてであったが、学生や社員さんも温かい感じがして自分が抱いていたコンサルティング業界の勝手なイメージとは違くて良かった。また、今後求められるIT人材についての話もあり、そういうところまで考えて、人材育成を行っているのだなと感じることが出来た点も志望度が上がった要因である。

インターン参加者はプログラミングに関する試験が免除される分、選考には有利になると思う。しかし事前選考のないインターンシップであり、日程も多くあることから参加学生も多いと考えられるので、大きなアドバンテージにはならないと思う。

参加前は志望業界は決まっていなかったが日系大手に行くことを志望しており、日系大手の選考に有利になるための内定の実績としてコンサルティング会社のインターンに参加していた。参加後も日系大手の企業に進みたいという気持ちは変わらなかった。コンサルティング会社の仕事は面白いと思う反面、まだそこまで働く姿をイメージできなかったため、日系大手から志望が変化しなく、またコンサルティング会社が第一志望にならなかった。コンサルティングの日系大手があれば気持ちは変わっていたかもしれない。

コンサルティング業界は入社後の仕事内容が厳しく残業も多いというイメージはあったが、それを拭うことは出来なかった。それが結果としてコンサルティング会社が第一志望にならなかった要因の一つになった。ただ、コンサルティング業界の人はすごくカチッとした人が多いのかと思っていたが、そうでは無いとも感じた。このことから、就職活動においては社員の方の雰囲気を重視するようになった。