【写真と化学の融合】【23卒】富士フイルムの夏インターン体験記（理系/技術系2days）No.23759（非公開/男性）（2022/4/21公開）

富士フイルムという名前の通り写真がメインの会社が，近年急激に素材や化学メーカーとして復活している点に非常に興味を持っていたから．また，他の化学メーカーや素材メーカーなどを見る中で，非常に興味を持ったから．

エントリーシートのみの選考であり，面接はなかった．エントリーシートでは自身のＰＲポイントや研究内容を簡潔に分かりやすく書くように心がけた．

国際的な力があるかどうか，研究を進める力があるかどうかが見られているように感じた．

生産工程を考えるグループワーク

ある工程を設計せよというお題が与えられ，グループで考えていく．

機械や化学の知識を融合させて協力して物事を進める力．

技術系インターンシップ（生産工程を考える）

1日目にやったこと

実際に「写ルンです」や「フイルムカメラのフイルム」，「チェキのフィルム」が自宅に届けられており，それらを実際に分解して中身の仕組みがどうなっているかを体感するワーク．

2日目にやったこと

生産工程を考えるワークを複数回行った．実際に富士フイルムの生産現場で解決された問題をベースにしたものであったが，化学系の知識や機械系の考え方など班員と議論し，絵をかいて発表したりした．

技術系社員

なし

座談会を通して様々な技術系の社員との交流があった．また，グループワークにも社員の方がチームに1人ずつついており，積極的に議論をしながらワークを進めていくことができた.

オンラインでの開催だったので，議論をするのが少し難しかった．また，グループワークの生産工程を考えるお題では，考えた案を実際にイラストとしてみんな書くが，オンラインということもありなかなか共有するのに苦労した．また，発表資料を作るのにも少し苦労した．

グループワークを進める中で，絵がうまい人，資料作りがうまい人などうまく分担して行った．

富士フイルムは2000年代初期から，減衰していくカメラ事業から，新たな分野を創り出し，常に成長している会社である．その背景には，長年培ってきた高度な技術力（研究開発だけでなく，生産で必要な技術や特許）があるからこそ今日の富士フイルムがあることが非常によくわかった．

自身の頭の中で考えていることを相手にうまく伝えるためのイラスト力が必要だと感じた．特に，オンライン開催であったため，口頭のみでは伝えにくかった．

生産技術職と聞くと，単に工場のラインを管理しているだけなのかと考えていたが，実際は日々新しい製品のラインを考えたり，既存工程を改良したりと仕事がたくさんある．特に，その中で，新しい工程に関する特許を取得するなど，非常に理論的な思考が求められる仕事で興味を持ったから．

富士フイルムという人気企業であるため，受けている学生が非常に高学歴かつ論理的思考やプレゼン力に長けている印象を受けた．その中で，自身の強みや専門性を強くアピールできるのかについて少し自身を失ってしまったから．しかし，インターンに参加したことで実際に座談会などで社員の声を聴けたことは有利になると思う．

富士フイルムという誰もが知っている会社での仕事内容が実際の社員の方の声とともに，聞くことができたから．また，座談会などでは，住んでいる地域（小田原や足柄など）環境や収入に関すること，生活事情や結婚することなど，人生について様々なことを教えていただき，働くイメージがわいたから．

インターンシップ内での座談会やチームについていた社員との交流の中で，富士フイルムでの働く環境や求められることなどを実際に知ることができた．これらの情報は選考でも生かすことができると考える．

夏季インターンシップということもあり，化学メーカ－・素材ガラスメーカー，機械メーカー，電機メーカー，精密機器メーカー，インフラと幅広い業界を見てきたが，その中で自身のやりたい仕事は何なのかを考えることができた．結果として，自身は研究開発や製品・技術開発を行いたいと感じるようになり，その中でも自身の機械工学を生かせる会社を見るようになった．

多くの企業のインターンシップを参加して，その企業でも「若手から仕事・裁量を与えられる」という話をよく聞く．しかし，実際に社員の方の話を座談会などで聞くと，自身の成長のために任せてもらえている会社とそうでない会社があるように感じた．実際に志望する企業では，社員の方の話をたくさんの方から聞いて，イメージを膨らませることが重要であると感じた．