【挑戦と成長の軌跡】【20卒】富士フイルムの夏インターン体験記（文系/総合職）No.7281（立教大学/女性）（2019/9/25公開）

フイルムカメラの印象が強かった富士フイルムが、実はヘルスケア事業に舵を切ったことで経営危機を乗り越え、化粧品や新規事業に果敢に挑戦し続けている点に非常に興味を持ったから。興味を持ったきっかけはアスタリフトのCMを見たこと。当時は化粧品業界を見ていたこともあり、富士フイルムのインターンでの新規事業立案というやりがいのありそうなテーマに惹かれインターン志望度が上がった。

7月に受けたインターン選考での失敗を踏まえ、端的に話すことと志望度の強さを論理的に説明する練習を重ねた。具体的には、端的に話すために1分半で学生時代に頑張ったこと、志望理由の原稿を用意し、それを自然に伝える練習を行った。後者の志望度の高さをアピールという点では、なぜ富士フィルムなのか、インターンでは具体的にどんな提案をしたいかなどを話せるように準備した。

富士フイルムの強みを生かした新規事業の立案

1日目にやったこと

富士フイルムが掲げる基本的思考法see,think,plan,doのフレームワークに当てはめて、様々なワークに挑戦する。チームのディスカッションがメイン。2日目のインターンの前の中間発表の際までに「メーカーとは？」というお題に対してチームごとに回答を考えてくる、という課題が与えられた。

2日目にやったこと

Open Innovation Hubの見学。実際の製品を通じて、イノベーションを生み出し続けるのに必要なこと、現在の富士フイルムのヘルスケア事業について詳しく学ぶ。午後は、現場社員が8名ほど来てくださり現場の話を伺うことができた。

3日目にやったこと

2日目から3日目まで大分期間が空くが、その間に最終発表に向けて新規事業のプレゼンの準備をする。3日目当日は午前中に最終調整、午後から全チームの発表と講評を終えて、3位までの順位発表が行われる。

人事部門長、部長クラスの社員

アスタリフトの化粧品

人事部門長からの「仕事にオーナーシップを持ちなさい」という言葉。「自分の頭で考え、行動する」「自分事化して責任を持って目の前の仕事を完遂する事」それができる社会人にならなければいけないと痛感した言葉だった。

最終日の発表までに一度案が白紙に戻り、一から案を練り直したこと。メンバーもそれぞれが多忙な中、深夜から電話会議を始めて、まとめ上げていく過程は大変ではあったが、そこで妥協をせず考えつくす事、アウトプットイメージをしながら進める事の大切さを学べた。その学びが他のインターンでのチーム発表にも生かされたと感じている。

富士フイルムがなぜイノベーションを生み出し続けられるのかを人材、技術の持つ強みという観点から深く理解できた。社員訪問では話を聞けないような事業責任者の方々から仕事の話を聞き、将来働くイメージ、仕事を通じてどんな人間になっていきたいのかといった思考を深められたのもよかった。

事前に富士フイルムのオープンイノベーション、近年力を入れている再生医療やヘルスケア関連の取り組みについて知っておくと議論がスムーズになると感じた。

3日間（足掛け約1か月）の間に富士フイルムの多くの社員の方と話す機会を頂いたことで、毎日どのように働いているのか、キャリア形成など具体的なイメージを抱くことができたから。残業時間、駐在している人のキャリアモデル、会社に求める改善点など中々聞きずらい話までしてもらえたことで実際に近い働き方はどのようなものかを知れた。

1.インターンシップへの参加が有利に働くと周囲の先輩から聞いていたから 2.集まっていたインターンシップ生の中でも前のめりに参加し、最終発表のプレゼンテーションを見た人事から一定の評価を受けていたから　3.3月の解禁後に早期選考の案内が来たから

志望度が上がった理由は、富士フイルムのどんなに時代が変わろうと、「挑戦し社会に変化を起こし続ける姿勢」を感じ魅力を感じたからだ。事業領域の広さ、キャリアチェンジの機会が広くあること、社員の魅力をインターンを通じて強く感じて志望度が上がった。

年内にインターン参加者のみのアフターインターンシップへの招待があった。また、本選考の時期に入ってから、インターンシップ生の早期選考などの優遇もあった。また先輩からインターンシップ生は内定者の中の一定の割合を占めると聞いていた。

インターン参加前は損害保険業界に興味を持っていた。具体的には、三井住友海上火災、東京海上日動火災保険を志望していた。理由は、損害保険はグローバルに誰かの挑戦を支え、いざというときの再挑戦のきっかけになれる仕事だと感じ魅力を感じていたからだ。しかしサマーインターンシップに受からなかったため、1Dayインターンへの参加を考えていた。

インターンシップ参加後は誰かの挑戦を支える側ではなく、自分自身が仕事を通じて挑戦したり、価値提供をグローバルに行える企業で働きたいと思うようになった。なにより、富士フイルムの社員、取り組んでいる事業内容、どんなに時代が変わろうと、「挑戦し社会に変化を起こし続ける姿勢」に魅力を感じここで成長したいと思うようになった。