【具体的な技量で挑む】【20卒】アサヒビールの冬インターン体験記（理系/エンジニアリング）No.6697（京都大学大学院/男性）（2019/7/19公開）

もともと夏に飲料メーカーのインターンシップに参加してから飲料メーカーのエンジニアリング職に興味を持っていた。そして酒類では圧倒的な強さを持つアサヒビールではエンジニアリングに同様な違いがあるのかを知りたいと思い志望した。

特段特別な対策はしていない。これまで受けてきた飲料メーカーのインターンで学んできた内容を基に、まだ詳しく知らないことやアサヒビールではどのような工夫がなされているか知りたいという想いをESに盛り込んだ。

問題のあるラインが示されて、そのラインの改善策を考える。

1日目にやったこと

・社員の自己紹介
・学生の自己紹介
・アサヒビールの歴史について
・若手社員の業務内容紹介
・工場見学
・グループワーク（ラインの改善策提案）
・グループワークのフィードバック
・懇親会

人事部の社員

なし

グループワークの途中で、改善策が抽象的なものに留まっていた時に、「もっと具体的な改善策を提案できるのもエンジニアの技量のうちやで」というアドバイスをいただいた。実際そこで議論から逃げている節をみんな抱いていたようで、その後は１つ１つの改善策をより具体的なアプローチで解決していくようにできた。

グループワークでは与えられた条件の自由度が大きすぎて議論をまとめるのが大変であった。そのためある程度の仮定を置いて改善策を提案していくほうがスムーズに議論が進んだ。また、グループワークの後には全体に向けてプレゼンがあるのだが、そこで誰が話すのかなどによって印象も大きく変わった。

エンジニアとして大切なのは「他者の意見をうまく引き出す能力も重要であること」である。グループワークでは自分が思いもつかないようなアイデアがわんさか出てきた。やはり三人寄れば文殊の知恵ではないが、いろんなバックグラウンドを持つ人間の知を結集させる重要性を学べた。

特に前提知識として用意しておくことはないと感じた。当日にしっかりとメモをとり、記憶にとどめておけば大丈夫。

半日のインターンシップということもあり、工場見学などもしたが社員と関わる時間が短すぎた。これではなかなか疑問点も全て解消することもできず、不満の残るインターンシップとなった。昨年度は１日終日のインターンシップだったらしいので、そちらの方が良いと感じた。

インターンシップでは工場見学でも積極的に社員の方に割と鋭い質問をすることができ、グループワークでもグループ全体をまとめ、周囲のグループよりも深いところまで議論できたように感じた。特に早期選考などのアプローチはなかったが、印象には残ったのではないかと感じた。

インターンシップの期間が短すぎて、全くアサヒビールのエンジニアリングに強みであったりを聞くことができなかったからである。全体として質疑応答の時間も無く、相互コミュニケーションというよりはインプットメインのインターンシップであり、主体的に学ぶことが少なかった。

一次選考を通常より少し早く行えるだけであると感じた。ES優遇くらいの待遇はあるかもしれないが、特に大きなアドバンテージを感じることはなかった。通常選考と同様であると思われる。

インターンシップ参加前から食品、特に飲料メーカーを第一志望業界としていた。夏・冬に他社のインターンシップを受けていたこともあり、アサヒビールのインターンシップにも参加して、それらの比較を行いたいという思いの下、志望した。
他にはプラントエンジニアリング業界などもみており、飲料メーカーがダメであればそちらを受けようとしていた。

飲料メーカーが第一志望業界であることに代わりはなかった。しかし、アサヒビールの志望度は同業他社に比べて下がった。理由は上に述べたが、企業理解が十分にできるような内容ではなかったからである。結局本選考もアサヒビールを受けたが、志望度はそこまで高くなかったのも影響してか、内定を獲得するには至らなかった。