【未知なるビジネスの探求】【22卒】住友商事の夏インターン体験記（理系/NextLeader'sCamp）No.17487（東京大学大学院/男性）（2021/9/27公開）

就職活動で人気とされる総合商社のビジネスについて一度現場の人から勉強してみたかった。ビジネスとは何かというレベルから住友商事の事業投資の現状まで教えていただける貴重な機会だと考えて参加することにした。

就活サイトで総合商社ビジネスに関する研究まとめ記事には目を通しておいた。選考はESだけのため、これといった対策はしていない。

他の人と一風変わった考え方、多くのESから抜きん出ることができるように異なる角度から書くことは意識した。

情報をもとに事業を分析して実施すべき施策を立案する事前課題をチャット欄に書き込んで発表する

ビジネスが担う役割とは、企業が永続する仕組みとは、パネルディスカッション

事業分析の手法、施策を行う上での検討事項の整理

現代社会においてビジネスが担う役割とは/企業が永続する仕組みとは

1日目にやったこと

ビジネスが担う役割とは、企業が永続する仕組みとは、という2つのテーマについてのディスカッションをチャット上で行う。事前課題の発表を含む。最後に社員のパネルディスカッション。

なし

司会進行の方、パネルディスカッションに出てくる方のみ。司会進行の人事の方は多くの意見を拾ってくれるが、全てのワークがチャット上で完結するため、関わっていた実感はない。

個人の意見提示や事前課題の発表を含む全てのワークがチャット上で完結するため、誰もが意見を言い放題で、時に重要な示唆が埋もれてしまう。また、学生のビジネスへの理解度はまばらで、総合商社の業務やビジネス上の立ち位置を理解できていない意見を堂々と発表してしまう学生もいた。

個人の意見提示や事前課題の発表を含む全てのワークがチャット上で完結する。

総合商社が自社のビジネスを通して社会にどのような価値をもたらすかの理解、特に実際の住友商事のビジネスケースをお題にした事業分析および経営戦略について学んだ。また、同業他社比較での住友商事の雰囲気や社員・他の学生のレベル感も掴むことができた。

本イベント事前課題への準備・取り組み次第では、他者の意見を活用しながら、より有意義な時間にすることができたかもしれない。

総合商社のビジネスにはかねてより興味があり、扱う内容も一切難しいものではなかった。しかし、5大商社で各社120人もの採用予定人数を考慮すると、ある程度学生の質が同業他社(特に3大商社)に劣後してしまうだろう。落ち着いた方が多いカルチャー面からも、自分が働く姿は想像できなかった。

同業他社比でも入社時にそこまで多くのビジネス理解を求めておらず、なぜ総合商社のビジネスに"興味がある"かが重視されているニュアンスを人事の方の質疑応答から感じた。面接対策ではなく入社後を見据えて普段からしっかりとインプットを続けていれば内定は出ると感じた。

講義内容やプレゼンテーション資料と、社員の方々とのカルチャーフィットが大きな理由。前者に関しては大学の少し意識の高いゼミのリサーチ・ドキュメンテーションレベルに到達するかどうか、といった印象だった。石橋を叩いて渡らない、とも形容される慎重な雰囲気もネガティブに感じてしまった。

本イベントによる優遇が特にないため。総合商社は本選考開始が(表面上は)遅いことあり、夏の段階では広く学生に存在を周知して興味を持ってもらうことを目的にしている。

インターンシップ参加以前から、総合商社を志望業界としていた。志望理由は様々。従来のトレーディングビジネスに更なる付加価値を生むべく世界中に有するネットワークを駆使して新たなビジネスを生み出し、状況に応じて投資先を管理したり事業主体として継続して運営に携わったりしながら経営者スキルを獲得していくところまで広く興味を持っていた。

業務に対するイメージの変化はない。企業に対するイメージの変化としては、先述のようにプレゼンテーション資料作成のフォーマットやノウハウを共有できていないのかそもそも持ち合わせていないのかわからないが、(就社段階で業界トップ人気である)三菱商事と大きなレベル差を感じてしまった。社員に対しては、慎重な雰囲気は想像通りだった。